2017年03月10日

あれから6年が経ちます。

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「日本の観測史上最大規模の地震」

「観測史上最大級の非常に大規模な津波」

 

東北大震災からもう少しで6年が経ちます。

 

交際クラブと関係があるのか?と書くのを迷ったのですが
場違いを承知で、私のひとりごとだと思っていただければと思います。

 

今回なぜ震災について書こうかと思ったのが私自身不思議です。

 

ご本人の大変さはご本人にしか分からず、
大きな影響もなく、今不便なく暮らしている私が震災を語っても全て軽くなるのかもしれません。
お嫌な方もいらっしゃるでしょうし、触れないほうがいいのかもしれません。
ただ私事ですが震災から6年が経ち、忘れそうになっているのも事実です。
先日ふと思いました。
また震災がおきたら…私は社会の役に立てるのかと。

 

お医者様、自衛隊の方々、たくさんの職業がある中
私は交際クラブのスタッフをしています。

 

当たり前ですが、真っ先に「そんな場合じゃない」と削がれてしまう企業で
これまで通りのお仕事はできないでしょう。

 

その時、私は社会の役に立てるのでしょうか。

 

私は仙台生まれ仙台育ち仙台が大好きで
震災当時も仙台市内におりました。

 

「午後2時46分」

 

その時、私は自宅のマンションのエレベーターに乗っていまして
ドンと揺れたかと思った瞬間、ガンと落ちエレベーターと共に揺れました。

 

150秒程度の揺れだそうです。

 

揺れが落ち着き、すぐに無理やり扉をこじ開けると
5階あたりにいたはずなのに3階のフロアが50センチほどの隙間から見えました。

 

その隙間から身体をだしてエレベーターから飛び降りました。

 

乗っていたエレベーターは斜めに大きく傾いていました。

 

震災当時、ラジオではたくさんの情報が行き交っていました。

 

本震から2日後のことです。
仙台空港の情報が私の耳にも入りました。

 

仙台空港では私の友人が働いています。
当たり前のように連絡がとれません。

 

不安で不安でどうしようもなくなり、探しに行きたくなりました。

 

ただ携帯の充電はほとんどないですし、地図も持っていないので見ることも出来ず…
車にも乗れる状況ではありません。
どちら側に進めばいいのかも分からないとき、
ふと空を見上げると自衛隊の方のヘリがたくさん飛んでいました。

 

飛んでいく方向はどうなってしまったのか。

 

ある発想が湧きました。ヘリが向かう方に向かえば海側なんだと。
海沿いにある仙台空港で働く友人を探そうと。

 

そして、リュックに3合分のおにぎりをつめて、
ママチャリを漕ぎました。

 

6時間漕ぎました。

 

仙台空港まで、あと5キロほどでしょうか。
軽装でママチャリに乗っている私ではもう前には進めない状況となりました。

 

2日後ですので、そのままだったからです。
周りはご遺体や瓦礫でいっぱいでした。

 

今思えば自己満足だったのかもしれません。
役立たずだと自分が嫌になりました。
役にたたない。
当時を思い返せば何一つ役にたつことはありません。

 

そして6年が経った今

 

なによりも普通に仕事をすることの素晴らしさを感じています。

 

「ユニバースは交際クラブの中でも、健全性を保てそうな可能性を感じる組織。」

 

役に立つ、立たない
誇れる、誇れないはさておき
今こうしてユニバースで仕事をしていること。
それはとても幸せなことなんだと思っています。

 

仙台に生まれ
仙台で育ち
仙台で働き

 

求人を見てユニバース倶楽部に入社をし、
そして仙台の支店を任される形となり、

 

いまこうして仙台の男性様と面談をしたり、
仙台の女性の面接をしたり、1日1日を楽しんでます。

 

あの時の役に立たない過去の自分が見ていたら、

 

「まぁ、頑張ってるね。」

 

と言ってくれるんじゃないかと感じています。

 

今役に立っているかどうか?

 

 

それを判断してくれるのは、

 

 

そうです。
登録をしてくれている方々です

 

((木田ではありません))
仙台支店のおかげで素敵な出会いを得られた。
仙台支店に任せて良かった。

 

今、私たち仙台のスタッフが喜ぶのはそのお言葉です。
少しもユニバースの話を交えず、呆れられてしまいそうですが

 

関係のない話。
とは思えない自分がいます。

 

私がこの仕事をしたのも、何かの運命に導かれたのかもしれません。
あの出来事があったから後悔をしない生き方を選んでいるのかもしれません。

 

今出来ることを最大限にする。
それがいまの私らしさなんだと。

 

なんであれ仕事は楽しいです。

 

あの出来事があって気付くことはたくさんありました。

 

だからこそ、
人と人の出会いに携わるコンシェルジュとして
私たち仙台スタッフは、1件を大切にしていただけるセッティングを目指して
日々頑張っているのかもしれません。

 

佐藤かよ

この記事の筆者

お仕事熱と女性熱が冷めないよう、マカ飲んでます。そりゃもうすごいです。

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