「日本穴埋め棒協会」について③
今回の内容は倶楽部に関係無いうえに、
「日本穴埋め棒協会」今までのあらすじ
※詳細はコラム「日本穴埋め棒協会について①②」ご参照ください
当時彼氏持ちのあやちゃん(仮名)と関係を持った際、
しかしながら、彼女の「スッキリしました!
そして、決して気持ちでは繋がってはいけない、
規約3ヶ条を作る。
一つ、相手に何も求めない事
二つ、コンドームは必ず着ける事
三つ、決して本気にならない事
しばらくは「穴埋め棒」として彼女に応じていたものの、
結果、上記3ヶ条を自ら全て破る事に。
当然、日本穴埋め棒協会は強制退会処分。
そのうえ、結局「穴埋め棒」
その後、彼女は元彼と復縁。
しばらくすると突然、彼女から「エッチしたい」と求められる。
それには当然応じるものの前回の反省があるため、
そして無事、協会への再入会を果たす。
ただし、末席会員として。
一方で彼女はゴタゴタの彼氏と別れて、
しばらくして、彼女から新しい彼氏との結婚報告を受ける。
そして今回に繋がります。
「日本穴埋め棒協会」の定例会
ここは都内のとある場所にあるマンションの一室。
「
ある日の定例会の出来事です。
ピンポーン
私「失礼しま〜す」
私はいつもの定例会に出席するために、
正直言って憂鬱である。
「日本穴埋め棒協会」へ再入会を果たせたものの、
以前は仲間であり後輩であったメンバーからも蔑んだ目で見られ、
特に現在の会長は私にやたら厳しい。
一度は仲間を裏切って強制退会となった身、
くわえて最近は、
今日の定例会も嫌だな。。
早く終わって欲しい。
既に今日のメンバーはリビングに揃っていた。
私「お疲れさまです!」
※日本穴埋め棒協会の発足人で元会長。
「より無難なセックス。
会長の頃は「70点のセックスってさすが会長!深いっすね〜!」
A氏「おう、お疲れ。」
※日本穴埋め棒協会の現会長、通称「道具使い」。
「
筋肉質。
B氏「お疲れさま。」
※日本穴埋め棒協会の副会長、通称「ジョッキーさん」
「
優男風なイケメンで髪の毛はサラサラ。
いわゆるドS。
C氏「お疲れ様です!」
※一番の若手会員だか序列は私より上。
通称「ビンタメン」
いわゆるドM。
A氏「お前おせーよ。座れや。」
私「はい、申し訳ございません!」
私は買ってきたペットボトルのお茶とお菓子、
A氏はさっそくペットボトルのキャップに手をかけ、
A氏「お前最近どーなの?反省してんの?」
・・・また始まった。。
私「はい!反省しています!
A氏「いやいや、謝って欲しいんじゃねーよ。
私「はい、いや、、それが最近は特に成果も無い次第で。。」
A氏「じゃ、何もしてねーのかよ!!」
私「はい、いや、、何もしてないわけじゃないのですが。。」
A氏「だから何の努力してんだよ!」
私「はい、なかなか報告できる成果が無いので、
A氏「ユニバース倶楽部?何それ?どんなのか教えろよ?」
私「いや、これは会員以外には教えられないものでして。。」
A氏「ゴチャゴチャ言ってねーで、いいからさっさと教えろよッ!
私「はぃぃ〜!」
詳しくユニバース倶楽部の仕組みを説明し、
A氏「ちげーよそれ!お前が埋めてるのはただ”お金”
A氏「”お金”じゃねーよ!”穴埋め棒”
私「はぃぃ〜!」
B氏「まあまあまあ。会長。」
B氏「元会長も反省されて、
B氏「私も次のアポもありますし、
A氏「はあ〜、仕方ねーな。。」
会長は椅子に深く腰を下ろしため息をつく。
一方で、副会長B氏からの冷たい目線が私に突き刺さる。
・・・早く帰りたい。。
定例会の司会は副会長B氏が担当だ。
定例会ではそれぞれの活動結果を報告し、
B氏「起立。唱和お願いします。」
B氏「日本穴埋め棒協会 規約3ヶ条!」
全員「日本穴埋め棒協会 規約3ヶ条!」
B氏「一つ、相手に何も求めない事」
全員「一つ、相手に何も求めない事」
B氏「二つ、コンドームは必ず着ける事」
全員「二つ、コンドームは必ず着ける事」
B氏「三つ、決して本気にならない事」
全員「三つ、決して本気にならない事」
B氏「ではご着席ください。
まずは会長からの報告である。
A氏「この前の穴埋めでは〜…」
会長の報告内容は、さすがとしか言いようが無い。
続いてB氏の報告。
B氏「昨日穴埋めに行って来たのですが、
ふと会長の足元に目線を落とすと、
この中にはいくつもの色違いの袋が入っており、
会長いわく、女性毎に新品を揃えるのがマナーなんだそうだ。
ところで会長は、道具はどこで洗ってるんだろうか?洗面所?
会長ほどになると、スター・
そんな事を考えているうちに、
B氏「では報告お願いします。」
私「はい、実は特にこれといった成果は無いのですが。。先日、
最後に、入籍祝いも兼ねて食事に行きました。そこで彼女は、嬉しそうに婚約指輪を私に紹介したり、
最近は一切遊ぶ気も無く、
私は話しを”うんうん”聞いて彼女を祝い、
どうしようか?そして、一時間だけカラオケに行く事になりました。お互いカラオケ好きですし、歌の好みも似てるので、
ふと彼女を見ると、”あれ、なんか近いな”と曲選びの時の顔も近いし、なんなら座る位置も近い。いやいや、さっき婚約指輪自慢してたよね?無い無い。
彼女が立って歌を熱唱している間に、私は落ちつこうと深呼吸。
歌の途中で、
いやいや、遊ばないって言ってたよね?無い無い。
私は歌ってる彼女に気づかれないように、
タバコを吸って落ち着こう。
しかし、ひと吸いふた吸いしたところで彼女の歌が終わり、
慌ててタバコの火を消そうとすると、「残りは私が吸う」と、私のタバコを奪って吸いだします。
”あれ、なんかアダルトな間接的キスだぞこれ”いやいや、旦那となんだかんだ幸せなんでしょ?無い無い。
ドキドキしながら私が歌っていると「あと10分です」
次に彼女が歌って最後かな?と思ったら、あれ?
シ〜ン・・・
”あれ、これ、やっぱりそういう事なのか?”いやいや、来週入籍するって言ってたよね?無い無い。
と思って彼女の方を見たら、わッ!顔が近いッ!!
結局、誘惑に負けて久しぶりにハグしてキスを何回かしました。
A氏「合図だよ!!完全な!親切な!丁寧な!」
A氏「バカか!完全な合図だよそれ!
私「はぃぃ〜!」
B氏「それ完全な合図だよね?」
C氏「ですよね。。」
A氏「てめー、もうろくするにも程があんだろ!
A氏「せっかくの穴埋めニーズ、逃してんじねーよッ!!」
A氏「あ〜〜もう!イライラするし俺もう出るわ!」
A氏「今日はこれで終了!」
・・・・
B氏「ごめん。俺もアポあるし出るね。」
会長と副会長が部屋から出ていきます。
・・・・
バタン
シ〜ン・・・
・・・・
C氏「・・・先輩。あまり気にしない方がいいですよ。。」
私「いやぁ〜。。」
C氏「でも・・実は違いますよね?」
私「えっ?」
C氏「あれですよね。二人から嫉妬されるのが嫌で。」
C氏「あれですよね?わざと噓ついたんですよね?
C氏「あれでしょ?先輩。当然分かりますよね?
C氏「そうですよね・・先輩?元・・・会長?」
私「いや・・あれ・・さっきの話・・実話なんだ。。」
C氏「マジすか。。」
C氏「それ”穴埋め棒”的に・・相当ヤバいやつでしょ。。」
C氏「・・いや、ちょっと申し訳ないですが、それ、
C氏「・・俺、もう行きますね。最後先輩、
私「・・・はい。。」
・・・・
バタン
シ〜ン・・・
・・・・
私「はぁ〜〜。俺何やってんだろ。。」
静かなリビングで、
私「そうだよな。。完全な合図だったよな。。
私「はぁぁ〜〜。。」
・・・すると、
(それでええんじゃ。)
だれ!?
誰もいないはずの部屋から声が聞こえる。
(それでええんじゃ。)
錯覚か?いや、確かに聞こえる。どこから?
(それでええんじゃ。)
右後ろッ!!
バッと右後ろを振り向くと、部屋の角の上に神棚があります。
(それでええんじゃ。)
・・・棒神様!?
(それでええんじゃ。)
棒神様が私に語りかけてる!?
(それでええんじゃ。)
良いわけ無いですよ。。私なんてダメダメですよ。。
(それでええんじゃ。)
・・・いや!?
(それでええんじゃ。)
そうか!
彼女に最後の穴埋めをしたのは今回結婚する旦那との初デート3日
その旦那と付き合ってからは一度も穴埋めをしていない。
そして入籍が来週。
むしろ入籍後に穴埋めした方が、
末永く穴埋めするために、真の「穴埋め棒」になるためには、
入籍後って事ですか!?
(それでええんじゃ。)
そういえば、以前彼女にフラレた際に
「むしろ相手は独身の私より、人妻がいいんじゃない?」
(それでええんじゃ。)
そうか!そういう事ですか!?
(それでええんじゃ。)
サンキュー!ありがとう棒神様!!
部屋の鍵をつかんだ私は、
”再来週もう一度会いたいんだけど!頼むッ!お願いッ!”
次回に続く。
あとがき
こんなくだらないコラムを掲載いただけるユニバース倶楽部の懐の
最後まで読んでいただきありがとうございます。
お読みになった男性会員の皆様にもせめて「棒神様」