恋愛ワクチン 第七十六話 ラブドール

 

八月のある日、マックさんは女子大生3人を連れて、会員制リゾートホテルのプールにいた。

女の子の一人が人生初のビキニを買ったので、どこかに連れて行って欲しいと言ったのが発端だ。

 

別の女子大生にその話をしたら、「私もビキニって着たことが無いです」という。

それで、水着ショップに行って、先の娘とかぶらないように選んで買ってあげた。

さらに、もう一人別の娘も同じことを言いだした。ちょっと忙しかったので、前の二人のビキニ写真を見せて、自分で気に入ったのを買いに行かせた。

 

ホテルの屋外プールを予約した当日、今年のお盆は雨が多かったが、曇りながらもなんとかプールには入れそうな天気だ。

ミラー号のキャビンは定員3人なので、女の子は二人しか乗せられない。もう一人とは現地集合。

ここはちょっと重要なところで、ミラー号は後部座席にソファベッドが設えてあるが、車検は貨物車で通している。

だから走行中に後部に人を載せるわけにはいかない。道路交通法違反となる。

貨物車で後部に人を載せて良いのは、荷物の見張りをする場合と、自衛隊車両だけだ。

 

さて、キャビンに乗った二人は初顔合わせである。

年齢が同じなのですぐに女子トークが始まり、笑い声が混じって車内が賑やかになる。

内容には付いていけなくても、小鳥のさえずりのようで聞いていて心地良い。

ホテルに着いて三人目の娘と合流するとさらに話が弾んだ。三人目の娘は、二人それぞれと既に面識があるからだ。

これは楽しい一日になるな。

そしてプールでビキニ。

三人三様、綺麗で可愛くてセクシー。

スマホで写真や動画をたくさん撮って、マックさんはご満悦だ。

 

さて、話はここからである。

あとで判ったことだが、どうも更衣室で、3人でいろいろ話をしたり情報交換をしたらしい。

A子ちゃん「ねえ、着替える前に、お互いの水着の色の当てっこしない?」

B子ちゃんC子ちゃん「え?A子ちゃんの水着の色なら知ってるよ。マックさんに写真で見せてもらったもん」

A子ちゃん「そうなの?マックさん、あの写真見せちゃったんだ・・私、見せていいって言ってないのに」

A子ちゃんは女の子同士で水着の色当てをするのを、とても楽しみにしていたのだった。

そこから話が弾んで、それぞれこれまでにどんな写真撮られた?とか、私なんか野外で全裸の動画撮られた、とか、それ私もやった!とかって方向に進んでいった。

B子ちゃん「じゃあ、今まで撮られた写真や動画って、マックさん他で見せたり、ひょっとしたらネットにあげたりしてるかもしれないよね?A子ちゃんの水着写真を無断で私たちに見せたんだもん!」

いや、そんなことは絶対しないんだけど・・

確かにA子ちゃんのビキニの写真に関しては「他の娘に見せてもいい?」と確認はしなかった。

だけど、あくまで、購入する水着がかぶらないようにというマックさんの配慮からである。

推論で飛躍しないで欲しい。

しかしB子ちゃんの不安は消えない。

A子ちゃんC子ちゃんも、とくに露出癖があるわけではないので、これ幸いにB子ちゃんの不安に乗っかって、これからはHな写真や動画を撮影しないでください、と申し入れようということになったらしい。

労働組合の結成である。

 

いや、これはまったく予想外だった。

マックさんとしては、若く華やかで可愛い娘たちをキャッキャッとはべらせて、束の間の王様気分を味わいたかっただけなのだが。

まさかこういう展開になってしまうとは。

 

もっともこの話にはオチもある。

後日、それぞれと一対一での通常デートをしたときのこと。

一人の子が(あえてABCの誰とは言わない)、「二人だけの秘密にして、絶対に誰にも見せないし撮影したことも言わない、そう約束してくれるなら、私は撮影いいですよ」と言ってきた。

別の子は、写真や動画は、
①絶対に他人に見せてはいけないもの、②本人がいるときであれば了解の上、限定した人に見せてよいというもの、③ネットにさえ上げなければ、どこでだれに見せても構わないというもの、に分けていること、
とくに①については、業務用の暗号化機能付き外付けポータブルSSDに格納しているので、仮に私が死んだら誰にも開封することは出来ないこと、などをマックさんが熱心に説明すると、

「そこまでしてくれているのなら、また撮影されてもいいかなあ」

とも言い出した。

労働組合破り、抜け駆けである。

ちょっと意地悪く表現し過ぎかもしれない。

とにかく20才前後で、経験値も少ない娘っていうのは、好奇心と慎重さとが相まって、許容範囲の振り幅が大きい。

気持ちがころころ変わる。

結果、こちらが振り回されるようにも感じるのだが、この刺激が魅力でもある。

 

もうひとつ、更衣室では、重要な情報交換が行われていた。

マックさん自身が三人を引き合わせたので、自業自得といえばそうなのだが、この年代の若い娘たちを交流させると、必ずしも良い結果にはならないのかもしれない。

B子ちゃんは、マックさんと交際するに当たって、

「パパっていうのはお金持ってて遊ぶ人だから、他に何人女性がいても私は構わないです。だけど、私はお付き合いするのは一人だけにしたいです」

そう言って、ユニバを自主退会した。

マックさんは、女性に対する独占欲は希薄だ。

そんな資格は自分には無い、そう自戒しているからだ。

しかし、上記のように言われて、悪い気はしない。

ましてB子ちゃんは、マックさんに処女を捧げてくれた娘なのだ。

以前のコラムで書いた「さくらちゃん」である。

ところがB子ちゃん、更衣室でA子ちゃんC子ちゃんから、他のパパさんたちの話をいろいろ聞いてしまった。

A子ちゃんC子ちゃんにしたって女だから、自分がどんなに良いパパさんと巡り合って素敵なデートをしてもらったかを、多少は見栄を張りたくなる。

パパ活の話を出来る女友達なんてなかなかいない。

それを聞いてB子ちゃん、二人が羨ましくなってしまったらしい。

自分の恥ずかしい写真や動画を、ひょっとしたらマックさんが自慢げにあちこちで見せているのじゃないかという疑念で、B子ちゃんの中でのマックさんの株が急落したタイミングでもある。

B子ちゃんの羨ましそうな様子を察したA子ちゃんが、こう語った。

「マックさんは女の子が複数パパ持つのに理解があるから、もしB子ちゃんが再登録するなら、あらかじめマックさんにそう伝えておいた方がいいよ。特定非表示っていう仕組みもあるけど、バレたときのリスクが大きすぎるから、お勧めは出来ないし」

 

家に帰ってからB子ちゃんは、ユニバの支店にラインした。

「再登録お願いします。いまマックさんという方とお付き合いしているので、マックさんを特定非表示でお願いします」

そう言って面接を予約してしまった。

面接は半月後である。

その間に、B子ちゃん、マックさんと一対一のデートを二回した。

写真動画疑惑事件で、B子ちゃんの中でのマックさんの株は下がってしまった。

会った直後はなんとなくぎこちなかったが、男女っていうのは体を重ねていると打ち解けるものだ。

B子ちゃんとのセックスは通算10回くらいだろうか?

前戯でクリいきもするようになったし、自分から腰を振ることも覚えた。

気持ちの良いSEXでマックさんの株はすっかり回復した。

B子ちゃんはマックさんの腕に抱かれながら、唐突に語り出した。

「実は再登録も考えていました。だけど、マックさんと二人だけでデートして、やっぱりマックさんだけでいいや、っていう気持ちになってきました。だから再登録はやめます!」

ああ、そうなの。

だけど、なんか不自然で気になった。

それで数日後、知人の男性会員にお願いして、B子ちゃんがひょっとして再登録していないか確認してもらった。

結果はクロ。

マジかよ・・

勘弁してくれ。

性病検査で陽性の判定を受けるとこんな気分になるのだろうか?

 

B子ちゃんとは次のデートの日時も決まっていたのだが、マックさんはB子ちゃんにラインを入れた。

「ちょっと哀しい出来事があって、立ち直るのに時間がかかりそうです。また連絡します」

いっそ、このままB子ちゃんとの関係を切ってしまおうか?

何が悲しいって、裏切られたことではなく、B子ちゃんに対する特別な思いが覚めてしまうのが悲しい。

還暦過ぎた男の心にせっかく芽生えた恋心だ。

できることなら育てたかった。

 

質問箱で、この話を書いたとき、回答の中に「マックさんの中にも、自分だけを愛して欲しいという独占欲が、あったのではないか?」というものがあったが、そういうのは本当に無いんです。

自分がB子ちゃんを嫌いになってしまうかもしれないことに対する怯え・残念さです。

 

もう一点ある。

大人として、まだ若いB子ちゃんに対して、しっかりと叱らなければならない局面だということだ。

ここで甘やかすのは簡単である。

しかしそれでは、B子ちゃんが将来、本当の彼氏や旦那さんになる人と巡り合ったとき、同じように安易な嘘をついて、痛い目に合うかもしれない。

嘘をつくのは必ずしも悪くはない。バレる嘘をついたという点が問題なのだ。

B子ちゃんのことを思うならば、ここは鬼になってあげなければ。

B子ちゃんは、マックさんからのラインに何か不穏なものを感じたのだろう、C子ちゃんにラインで相談した。

それでC子ちゃんからマックさんに、「B子ちゃんと何かあったんですか?」とラインが来た。

マックさんは、B子ちゃんが自分を特定非表示にしてB子ちゃんが再登録していたことを知ってしまってショックを受けたことを、C子ちゃんに伝えた。

C子ちゃんがB子ちゃんに連絡したのだろう、B子ちゃんから謝罪と弁明のラインが来た。

B子ちゃんの言い分はこうである。

最後に会ったときに、再登録を止めようと思ったのは本当で、しかし、自分の流されやすく、八方美人的な性格が災いして、クラブの支店の人にせっかく再撮影の予約までしてもらったのを断れなかった。一人くらいお食事デートして、お世話になったユニバの人に再撮影の手間くらいの売り上げの貢献をしたら退会しようと考えていた。

とりあえず放置して返信は打たず、マックさんも少し時間をかけて考えることにした。

他のひとの意見も聞いてみたいと考えて、

https://universe-club.jp/help/questions/view/8306

を質問箱に投稿したりもした。

 

その間に、A子ちゃんとC子ちゃんとで、対策会議が行われたらしい。

C子ちゃん「このままだと、最悪、私たちがB子ちゃんに再登録や特定非表示を勧めた悪者じゃないかって、マックさんが誤解しちゃうかもしれないよ、どうしよう?」

A子ちゃん「特定非表示教えたのは私だからなあ・・ちょっとB子ちゃんに気持ちを確認してみる!」

A子ちゃんはB子ちゃんにこうラインした。

「B子ちゃん、これまで通り、マックさんのそばにいたいの?」

B子ちゃんは即答した。

「いたいよ!・・だけど、一度失った信用は取り戻せないから、ほぼ諦めてる」

B子ちゃんは返信した。

「わかった。それなら、私とC子ちゃんとで、出来る限りのことはやってみる。だけど、あまり期待はしないでね」

 

A子ちゃんはC子ちゃんにラインした。

「ここは私が悪者になって、B子ちゃんを救ってあげようと思う。決めたのはB子ちゃんだけど、選択肢を与えてしまったという責任は私にあるから。その結果、私自身がマックさんに切られたとしても仕方ない」

A子ちゃんはクリスチャンの家で育った。

たぶん、自己犠牲を美徳として教えられて育ったのだろう。

C子ちゃんは、その決意文を読んで慌てた。

A子ちゃんとマックさんの次のデートは明日のお昼だと、A子ちゃん自身から聞いて知っていたからだ。

C子ちゃんはマックさんにラインをした。

「突然でごめんなさい。今晩って会えませんか?遅い時間でも構いません」

C子ちゃんは、A子ちゃんが自らが悪者になってマックさんとB子ちゃんとの仲を回復させようとしていることをマックさんに伝えた。

その一方で、こうも訴えた。

B子ちゃんも決して悪い子じゃないです。いろいろ未経験で、本当に流されやすい性格で、こういう結果になってしまったけれど、弁明文に書いてあることは本当です。B子ちゃんの現在の気持ちは、本当にマックさんだけとのお付き合いに戻りたいっていうことです、B子ちゃんとのラインでちゃんと確認もしました」

 

20才前後の女の子たちの、こういうときの結束って強いなあ。

パパ活って言う、いろいろ不案内な世界に足を踏み入れて、慣れない中助け合っている。

健気だし、青春を感じる。

 

あとで、この話を20代後半のパパ活女子にして、意見を聞いてみた。

「若いわねえー。私たちの年齢になると、こういう踏み込んだ情報交換はせずに、一人で孤独に解決しようとするようになるからなあ」

それが大人だ。

美談ではあるが、この三人はまだ子供を心に宿しているってことでもある。

 

マックさんは、まずA子ちゃんにラインした。

A子ちゃんの気持ちはわかったよ。A子ちゃん良い子だね。だけど、自己犠牲も尊いけど、もっと自分自身を大切にしなくちゃ駄目だよ」

A子ちゃんに免じて、B子ちゃんとも仲直りすることにした。

 

質問箱を利用させてもらいました。回答者の皆さんありがとうございます。

https://universe-club.jp/help/questions/view/8306

の回答文をB子ちゃんに読ませました。

 

そんなことで、マックさんは久しぶりに、20代前後の大人の入り口、振り幅の大きい青春の甘酸っぱさのようなものを、体験させてもらった。

久しぶりの絶叫マシーンに乗った心地だ。

しかし、何だろう?このもやもや感、不完全燃焼的なストレスは。

自分が交際クラブでしたかったことは本当にこういうことだったのか?

こういうときはD子ちゃんに限る。

D子ちゃんは、マックさんと二年ほど続いている20代後半のOLさんだ。

有休をとって一日付き合ってもらい、海辺をドライブして遊ぶことにした。

D子ちゃんは、マックさんの欲望をほぼ全て受け入れてくれる。

動画撮影されるのも、露出プレイも嫌がらないし、それをどこで誰に見せても気にしない。

あの三人組のような、面倒なことは全く言わない。

マックさんは、呼び出したD子ちゃんを全裸に剥いた。

そして男物の白いTシャツ一枚だけを着せて、ミラー号の助手席に座らせた。

ドライブの先々、サービスエリアの駐車場や、景色の良い海の見える海岸沿いの道路脇、その他あらゆるところで車を停めては、D子ちゃんを後部に連れ込んでSEXした。

D子ちゃんとだけはいつも生でSEXする。

マックさんが現在、生でSEXするのはD子ちゃん一人だけだ。

ときどきD子ちゃんをドライブデートに連れ出すのだが、その都度20回くらいは挿入するので、ゴムが足りなくなり、いつの間にか生になってしまった。

D子ちゃん本人の申告によれば、現在彼氏はいないし、他にパパは一人いるが必ずゴムを付けてする。

念のために二か月に一回は性病検査も受けさせている。

生理前後は中出しもする。

「ほかの女の子には生も中出しもしないよ、D子ちゃんだけだよ」と言うと嬉しそうだ。

「お前は俺専用の生オナホだ!」と言うともっと喜ぶ。

全裸にTシャツ一枚の姿で、海辺のカフェにも入った。

傍目にはTシャツの下にショートパンツでもはいているように見えるだろう。しかし、たくし上げれば可愛いあそこが丸見えだ。

店員さんの目を盗んで、店内で胸まで自分でたくし上げさせて、こっそり写真撮影。

これこれ、マックさんはこういうデートがしたかったのだ。

D子ちゃんはマックさんの生きたラブドールである。

 

C子ちゃん曰く、

「D子ちゃんにだけは頭が上がりません。D子ちゃんがマックさんのプレイに付き合ってくれるお陰で、マックさんの欲求が発散されて、私たちの方に向かってこないこと、知っていますから」

本当にD子ちゃんありがとう。

これからもラブドール大事に大事にするからよろしくね。

 

今回の記事の主役は、最後にマックさんを身も心もすっきりさせてくれたD子ちゃんでした。

だから表題も「ラブドール」です。

このカテゴリーの関連記事

  • 外部ライターさん募集
  • ラブホの上野さん