恋愛ワクチン 第九十九話 善と悪(3)

解離性障害という持病を抱える菜緒ちゃん。
解離性障害には四つのタイプがある。①解離性健忘(物忘れ)、②解離性遁走(失踪して別人として生活し始める)、③解離性同一障害(多重人格)、④離人症(現実感が無くなり幽体離脱しているような感覚に陥る)である。
心的外傷(トラウマ)から逃れるようと、人の心は様々な反応をする。
菜緒ちゃんの場合は「解離」といういわば現実からの逃避行動として出てしまったようだ。

混浴温泉を楽しんだマックさんは、ノブさんと別れて菜緒ちゃんと近くの別荘へと向かった。
今日のミッションは成功だ。処女の娘を、お客さんはノブさん一人しかいなかったけど、とにかく混浴温泉に入れて恥じらう姿を見て楽しんだ。
午後は3時から重要な商談があるから、早めに帰らなくてはならない。
しかしその前にちょっとだけ別荘に寄って、お茶でも飲むとしよう。
そのくらいの時間はある。
別荘に着いて、マックさんは紅茶を入れようとお湯を沸かす用意を始めた。
すると、菜緒ちゃんが後ろから抱き付いて来た。
本当に純な娘だな。
マックさんは、この別荘で同じように混浴温泉からの流れで、ユニバースで出会った二人の処女さんを卒業させている。
一般論としてだが、処女を卒業しようという女の子には二つの年齢のピークがある。
第一は19~20才、第二は27~29才。
19~20才の年齢は、周りの友達とかが卒業し始めて、自分もそろそろという気持ちになるらしい。
27~29才は、30才を前にして、いくら何でもそろそろ卒業しておかなければと焦る年齢だ。
この間の21~26才は、友達ともそういう話題は出尽くして、しかしまだ30才までには余裕がある、そんな年代なので必ずしも焦っていない。
菜緒ちゃんは20才だ。
おそらく第一の山なのだろう。
しかし何らかの倫理観で、セックスは結婚相手としかしないと固く決めている。
それでも性欲は育ってきているから、性衝動は起きる。
むしろ、貞操は絶対に守るという意識で抑えられて、逆に爆発しかけているのではないか。
このまま菜緒ちゃんを強く口説けば、大人にだって持ち込めそうだ。
そうは思ったが、今日は何より時間が無い。
3時の大事な商談に遅れるわけにはいかない。
それに、実のところ、処女を卒業させるって作業には少し飽きてきていた。
それよりも、卒業したがっている娘を焦らして、熟成させる方が楽しい。
マックさん「菜緒ちゃん、どうしちゃったの?」
菜緒ちゃん「△さん、私、△さんにもっと喜んで欲しいんです。もっともっと△さんを喜ばせたい」
マックさん「しょうがない娘だなあ」
菜緒ちゃんの方を向いて、上着のボタンを外す。
次いでスカートを引き下げ、下着も脱がせて全裸にした。
そしてソファに押し倒し、しっかりと抱きしめる。
キスは・・いや、さっき「キスはまた次回」と話したところだし、今日は唇は避けよう。
唇は避けて、首筋から耳にかけて何度もキスをした。
菜緒ちゃんはビクッと震える。
感度は良さそうだ。
処女でもときどきこういう娘はいる。
貞操を守ることに決めていても、体はしっかり求めているのだろう。
それならば、徹底的に焦らして処女を熟成させてやろう。
マックさん「硬くなってきちゃったよ」
菜緒ちゃんは手を伸ばしてズボンの上から股間を触って確認する。
菜緒ちゃん「ほんとですね。どうしたら良いですか?」
マックさん「手で触って可愛がってくれる?」
そう言って、ジッパーを下ろし、固くなったペニスを取り脱して、菜緒ちゃんの手にあてがう。
菜緒ちゃん「触り方が分かりません」
マックさん「そうか、初めてだもんね。男の人が一人エッチするときはね、こうやって右手を丸めて亀頭のカリのところがほどよく擦れるような形にして前後に動かすんだよ。こんな感じでやってみてくれる?」
菜緒ちゃんはぎこちない手つきで触り始めた。
しかしすぐに慣れてきたようだ。
リズミカルに手を動かし始める。
気持ち良い。
この娘素質あるぞ。
マックさん「菜緒ちゃん、なんか初めてと思えないよ。素質あるね。じゃあ、こんどは、しゃがんで顔を近付けてみて」
マックさんだけがソファに座って股間を広げ、菜緒ちゃんは全裸のまま床にしゃがむ。
菜緒ちゃんの目の前にペニスが付きつけられた感じだ。
マックさん「男の人はね、この亀頭の周りと、あと裏筋といってこのあたりが気持ちいんだ。菜緒ちゃん、ちょっと舐めて見てくれる?」
菜緒ちゃんは素直に言われた通り舐め始める。
ソファの向こうには太平洋が広がっている。
壁全面がガラス張りのリゾートのようなお洒落な設計の別荘だ。
青い海を見ながら股間を広げて、その間に全裸の20才の処女の娘をひざまずかせてフェラさせる。
相当に気持ちがいい。
菜緒ちゃんはときどきちらっと上目遣いにこちらを見る。
こういう風に男の反応を確認しながらフェラする子は、たいてい上手になる。
ああ幸せだ。
これも動画に撮っておこう。

その動画を今見直して、菜緒ちゃんの表情を再確認している。
上目遣いにこちらをちらっと見る、その瞳の奥に隠れているものがあるはずなのだが、読み取ることは出来ない。
深い闇の中を一人でさまよいながらフェラしていたんだね、菜緒ちゃんは。

ここで、ハイリスクな性行動を取る若い女性たちの陰にある思いについてある資料に書かれていたまとめを引用しよう。
・性被害を受けるより、自ら望んで行う行為の方がまし
・幼い頃によくわからないまま開かれた性の世界を探求したい
・過去の自分になにが起きたのか確かめたい
・相手の好意に対して自動的に反応するモードになる(加害者に応じていた頃の過去の自分に戻ってしまう)
・どうせ自分は汚れている。価値が無いからもっと汚れればいい
・加害者を象徴する存在(たとえば男性)を金銭的・社会的に困らせたい。自分なりの復讐
菜緒ちゃんに限らず、積極的にパパ活をしている若い娘たちの中には、こういう心のメカニズムが働いていることも結構ありそうだ。
(続く)

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