夫がパパ活してる間に…セックスレス妻たちの奔放な乱交サークル

昨年末に彩図社から発売された著書『ルポ パパ活』。ユニバース倶楽部さまにもインタビュー協力いただき、好評発売中です。

今回は、その本の取材の一環で、マッチングアプリに複数登録した時のお話。

ある日突然、女性からメッセージが届いたのですが、それがまさか、乱交パーティーのお誘いになるなんて…。

夫がパパ活に勤しんでいる間、セックスレスに悩む主婦が、夫に隠れて何をしているのか? 今回は、その一端をレポートします!

 

主婦が個人で主催する乱交サークル

「初めまして! 若い男性が好きなら、私のセフレちゃんと3Pしませんか? 男の子紹介もできますよ」とメッセージをくれたのは、都内で介護の仕事をしている43歳のマリさん(仮名)。

若い男の子が大好きで、アプリで20代前半のセフレを作ったり、ハプニングバーに行ったりするのが趣味だと言います。

若い男性やパパ活をしているパパの話を聞きたくてアプリに登録したので正直面食らいましたが、出会い系アプリで女性から話しかけられるのも珍しいのかな、と思い、しばらくメッセージをやり取りすることにしました。

彼女からの提案に乗り気ではない私のテンションを察知したのか、マリさんからすかさず、さらなる提案が。

「主婦が個人で主催する乱交サークルがあるんです。女性は嫌なら断ることができるハプバーみたいな集まりなんですけど、良かったら一緒に行きませんか?」

既婚者の男性にはパパ活があるけれど、果たして既婚の女性達はどうしているのだろう? 性欲を持て余したりはしていないのだろうか? というのは、パパ活に関する取材を進めていく中で、割と最初の頃から疑問に感じていたことでした。

妻側の取材もできそうだし、見学自由だと言うし、これも何かの縁かと思い、思い切って潜入してみることにしてみました。

 

平日スイートルームで昼夜2回開催

「ユアちんちんプリ〜ズ、って聞こえません?」

都内某所の駅前にある雑居ビル。見晴らしの良い和食屋で、注文したランチの焼き魚御膳を待っている間、JRのホームで流れるアナウンスについて熱弁するのは、ピンク色のラメニットをゆるっと着こなすミズキさん、既婚、39歳。普段は真面目なOLをしていると言います。

「あたし、それ聞いてからもう、ずっとそうとしか聞こえなくて、いつも駅のホームで笑っちゃうのよね」

向かい側でウンウン頷くのは、サークル主催のヒデ子さん57歳。目鼻立ちのはっきりした美人で、赤い口紅をくっきりと引いています。ずっしりとした肉感的なボディは、地元スナックのママにいそうな貫禄。バツイチで、成人した2人の息子と一緒に下町で暮らしているそう。

「元々この会は、アプリとかハプニングバーで仲良くなったメンバーが集まって、乱交というか複数で楽しむようになったのね。営利目的じゃないから、女性には交通費しか出せないけど、男性から集めたお金でスイートルームを予約して、だいたい昼と夜の2回開催するの。

人の集まり次第だけど、月に2、3日はできるかな」

ホテルからはVIP待遇

ホテルの予約はサークル主催のヒデ子さんがしていて、このご時世スイートルームを定期的に予約するので「いつもご利用ありがとうございます」なんてホテルから言われて、VIP待遇なんだそう。

「そんなにうるさくしないし、部屋も綺麗に使うから、ホテル側は女子会とか誕生日会とかしてると思ってるんじゃないかしら。7年くらい続けてるけど、今までバレたことは一度もないわね。まあ、もしバレてたとしても、見逃してくれてるのかも」

男性からの申し込みが多く、ホテル代を支払っても少し余裕があるような場合は、今日のようにチェックイン前にランチ会が催され、参加女性は無料でランチを振る舞われるそう。皆で写真を撮ったり、食事の写真を撮ったりして、アリバイ作りも万全な様子。

「子供には女子会行って来るねって出かけてるから、こういう証拠が作れるのは助かるの」とは、私を誘ってくれたマリさん。マリさんは、趣味のハプバー通いで知り合ったノリコちゃんの紹介でこの会に参加するようになったそう。

「ノリコちゃんは結婚してて旦那さんと暮らしてるから今日は来てないけど、セックスレスだからたまに参加するんだって。旦那さんはパパ活してるみたい」と教えてくれます。

参加メンバーは色々

この日集まったのは、30代から60代までの女性7名。既婚者、バツイチもいれば、彼氏持ち、特定のパートナーがいない人もいて、状況は様々。容姿に関しては、私も含め、皆、その辺のスーパーにいそうな普通の主婦、といった感じ。

「男の人とアプリとかで知り合って、ご飯食べて2時間、ホテル行って3時間、みたいなのは、正直旦那や子供がいるとかったるい。ご飯食べる2時間も、その話が面白ければまだいいけど、だいたいつまんないし。だったらサクッとラブホ行くほうが楽しいんだよね」そう息巻くのは、夫とのセックスレスからハプバー通いにハマるようになったサワコさん53歳。

「よく、乱交サークルとかって聞くと、女性2人に男10人、みたいな、女の人が相手するの大変、っていう状況を思い描く人が多いみたいだけど、それは営利目的のところ。だいたい男の主催者がいて、参加費も高くて。うちはそういうんじゃないから。男性の参加費は2万円だし。

で、男性は女性が各々見つけて来るの。女性は今12人くらいいるんだけど、それぞれハプバーとかサイトとかで気になる男性に声かけて。

ご飯とか誘われて、2人っきりで会うのはちょっと躊躇するような人でも、ここに連れて来ちゃえばみんなが品定めしてくれるし、危険な目にあうこともないでしょ」

とヒデ子さんが言えば、

「スイートルームもさ、普段自分で利用するようなことはないけど、やっぱりテンション上がるし。高層階の景色見ながら男性がお土産で持って来てくれたシャンパンとかワインとか飲んだりして。いつもよりちょっといいお店でランチして、素敵な部屋で気持ちイイことして、自分達で自分の気分を上げてるの」

とミズキさんが続きます。みんなの会話が軽妙で、和気藹々としていて、主婦の趣味のサークルとは言い得て妙です。

会の雰囲気

「参加者の男の人たちもみんな優しくて、基本、1対1。こっちが男4人に攻められたいとか言えば別だけど、基本的にはお互い気に入った人と、したいことをする感じ。嫌なことはしなくて良いし、したくないと思う男はそれとなく断ればOK。

「今はまだ賢者タイムです」「ちょっとシャワー」とか言えば、それ以上しつこくしてこないから。もちろん生禁止だし。女性が嫌がることは禁止です、ってハプバーに近い感じかな」

6名の女性達は、初参加の私が緊張しないように、入れ替わり立ち替わり話しかけに来てくれ、歓迎ムードで口々にこの会のオススメポイントを教えてくれました。

本当にこの人達がこれからシティホテルのスイートルームで乱交パーティーをしようと目論んでいるのでしょうか。

ネギが飛び出たスーパーの袋が似合いすぎる面々に囲まれ、後ろ暗さ感ゼロの女子会でお昼ご飯をご馳走になっていたら、何かの間違いじゃないのか、という気がして来ました。

ギャップがすごい…。

いよいよホテルへ。

12時15分になり、「じゃあ、そろそろ行こうか」とヒデ子さんが号令をかけ、「今日の男性参加者は7人だからちょうど良いわね」と席を立つと、みんながそれに続きます。

本日1回目のパーティーは13時から始まる予定。

最初にヒデ子さんがチェックインの手続きをするためにホテルフロントに向かい、それ以外のメンバーは時間差でグループラインに届いた部屋番号を頼りにエレベーターに乗り込みます。

部屋に着いたらテキパキと布団を剥がして床に敷く者、マットレスを移動する者、ドリンクの準備をする者、と、誰が指示するでもなく、自然と分担作業が行われます。抜群のチームワーク。

13時になると、時間差で続々と男性が部屋にやって来ました。年齢層は20代から60代まで。手にはマカロンや稲荷寿司、ワインなどをそれぞれ携え、さながらパーティーに招かれたゲストのようです。

この後は、開始の挨拶があり、それぞれがシャワーを浴びて、気になる人に声をかけて……という流れなんだそう。

『オンナ』は誰でも別の顔を持っている

隠微さはなく、あっけらかんとした空間で行われる、主婦が個人で主催する乱交サークル。

昨年は、各地で開催される乱交パーティーが数多く摘発されましたが、営利目的ではなく、純粋に趣味として楽しむ彼女達を見ていると、誰1人傷つく者がいなくて平和な集まりに見えました。

不倫や浮気は男性だけの特権ではないのだな、性に奔放な女性というのは確かにいるのだな、と感じた午後のひととき。

もしかしたら、あなたの奥様も、夫に隠れて秘密の顔があるかもしれません。

 

パパ活女子と話していると「好きでもないおじさんと我慢してする行為だから高額もらって当たり前」「セックスなんて好きじゃないしい」という声をよく耳にします。

今回、主婦が主催する乱交サークルを目の当たりにして感じたのは、「セックスが好きな女性はその行為によってお金を稼ごうとは考えないのかもしれない」ということ。

男性からすれば「そこにどれだけのお金を払う価値があるか」という、シンプルな結論だとは思いますが、もし、交際クラブで「高額すぎるお手当」「相手の反応がイマイチ」と悩んでいらっしゃる男性会員様がいらっしゃったら、お相手の女性を選ぶ際、外見的なスペックよりも「そういった行為が好きかどうか」を判断材料にしてみるのも、手かもしれません。

 

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