南米コロンビアでパパ活もどき(準備編)

前編のあらすじ:「美人の首都」とも呼ばれるコロンビアのメデジンでパパ活できそうな大人の場所があるという怪しげな情報を発見! 不安を抱えつつも、メールで問い合わせることにしました。

《お泊まりする前のリスク管理》

素性の知れないところで予約するのですから、最低限のリスク管理はしなければなりません。当然、使い捨てのアドレスをこしらえて送信します。もう一つ必要なのは、クレジット機能が付いていないプリペイドカードへのチャージです。

今回のパパ活参加条件は、指定のゲストハウスに宿泊することとなっていました。海外で宿泊予約をする際は、一般にクレジットカードの事前提示が求められます。特にエアビー(Airbnb)系など客室数が少ない宿では、直前キャンセルのリスクを軽減するため、デポとしての提示が必須になっているところがほとんどです。だからといって、怪しげなところにカード情報を教えるのは怖いですから、プリカの出番となります。

《素っ気ないレスに拍子抜け》

けっこう身構えてしまったものの、返信されたメールの内容は拍子抜けするくらい素っ気ないものでした。

いわく、〇本館は予約でいっぱい 〇近くに別館あり 〇別館宿泊者もパーティー参加可 〇支払いは現地で現金払い 〇USドル/コロンビアペソどちらもOK 〇コロンビアについたら確認の電話が必要 〇別館の正確な場所は電話で教える。

そしてもう一つ、誰から紹介されたかを聞かれました。

某ブログを読んで問い合わせたこと、別館で了解とのこと、先にダイビングをするのでコロンビア到着直後ではなくメデジンに着いたら連絡するとレスしたら、分かった旨のあっさり回答があってそれっきり。まことに事務的なやり取り。パパ活の楽しさをアピールするんだったらもっと書きようがあるでしょうに、と思ったと同時に、事前決済しなくても済んでホッとしました。

《パパ活を前提とした準備》

正直なところ、この時点ではパパ活の見通しがまったく立たっていません。だからといって何もしないとチャンスを逃すかも知れず、出来るところから準備を始めました。

まずは自分が快適に過ごすため、そして女性に来てもらうため、部屋が広く、ディナーが楽しめそうなレストラン併設のホテルを探すところからスタートです。個人的にレストランは重要なポイントで、効率重視のプロフェッショナルタイプは外食という無駄な時間を嫌うでしょうから、普通っぽい女性を選別するふるいになると考えました。もちろん、女性に安心して来てもらうため、そしてお互いのセキュリティのため、名の知れたホテルであることも必須条件です。

小規模の洒落たホテルと外資の大手チェーン系という2択がある中、アメリカブランドの強いコロンビアだからシェラトンと最後まで迷いつつ、せっかくだからローカルな味わいのある前者を選びました。

もう一つの大切な準備はお薬。その昔、パリのシャルル・ドゴール空港が大改装される前の時代、アフリカへ向かう前に、空港内のドラッグストアでマラリア予防薬や抗生剤など一式揃えてから旅立つのが定番でした。当時は往復の航空券を見せれば、処方箋を見せなくても販売してくれたのです。この時代のクセが残っている懐古厨のわたしは、薬を揃えていないとどうも落ち着きが悪く、個人輸入で抗生物質などを注文しておきました。実際には、本館でも別館でもゲストサービスの一環として南米仕様の抗生物質を販売していて、事前に準備する必要はまったく無かったのですけど。

もちろんコンドーム装着はデフォで、万が一を想定したお薬です。

最後は検査体制、海外でも出張先でも、(滅多には無いものの)女性と大人の関係になったら、性病検査を受けることにしています。いってみれば自主検疫ですね。これについては家から自転車ですぐのところにあるクリニックを知っているので問題なし。ちなみにここ、ユニバースと提携していることを入会後に知りました。

《準備しなかったこと》

小心者のわたしでも準備しなかったもの、それは、Hotでクールなエイズ対策の決め手「PrEP(プレップ)」。PrEPはPre-exposure prophylaxisの頭文字をとったもので、大人の行為の前に抗ウイルス薬を飲む、予防的な感染防止対策です。コンドームを装着しないゲイカップルであっても、エムトリシタビンとテノホビル・ジソプロキシルフマル酸塩の配合された薬を毎日1錠飲むと、パートナー間の感染をほぼ防げるとの報告あり。日本ではツルバダ配合錠の名前で販売されていて、オンデマンドで服用しても86%の予防効果があるとなっています。

ツルバダ配合錠を準備しなかったのは、最初に服用してから数日の間、猛烈な下痢をしたとの体験ブログを読んだから。コロンビア訪問のメインはダイビングで、メデジン滞在は数日だけ、その間ずっと下痢をしてたらパパ活できなくなっちゃいます。エイズ対策はコンドームだけで十分と判断しました。

 

次回はパパ活のシステムについて紹介します。

(パパ活システム紹介編に続く)

このカテゴリーの関連記事

  • 外部ライターさん募集
  • ラブホの上野さん
  • THE SALON
  • join
  • ユニバースサポート