25話 L様の留学は、、
前回まで〜
モテないチビの31歳男(寺田心に似てるのでペンネーム寺田真心)が、ユニバースの門を叩きパパ活に挑戦!金髪フリーターのL様と、彼女の留学前最後のデートとなる、渋谷スクランブルスクエアの中にある地中海・アラビア料理のジャンルのレストランで食事デートを終えた、、、
予定通りL様は韓国へと留学に行く事になり、出発の数日前、行ってらっしゃいのLINEを彼女に送ったところ、、、L様からは既読スルーされ返信はなかった。ちなみに渋谷に行った時に少し撮った写真をこちらに送ってほしいと彼女にLINEを送ったところ、、、こちらも既読スルーされL様からの返信はなかった。
(いよいよ韓国留学にかこつけて、僕との関係を自然消滅させるつもりなのか、、、?)
そんな疑問を呈することとなった。
留学中も彼女からのLINEは一切なかった。留学期間は2ヶ月と言ってたので、留学してから2ヶ月とちょっと経過したあたりでL様に「そろそろ日本に帰ってきた?」とLINEを送ってみたが、返信はなかった。
(やっぱりもう関係は断ち切られたんだ、、、)
僕は落ち込んだが、時間の経過とともにまた前を向いて過ごしていった。
しかし、留学に行ってから約6ヶ月後、彼女のことを半ば忘れていた頃に、ふいに
「真心さん、日本に帰ってきたよ〜」とLINEが来た!
(散々LINEを無視しておいて、何を急にいけしゃあしゃあと返信してきてるんだよ)
と僕は苛立ったが、感情的にL様との関係を終わらせてもメリットはないと考え、LINEのやりとりをとりあえず続けることにした。
「あれ、2ヶ月で日本に帰ってくるんじゃなかったっけ??」
とLINEを送ったところ、
「仕事が長引いて帰国が伸びたから帰れなかったんだよ」と返信が来て、
(2ヶ月から6ヶ月まで帰国が伸びるか?まぁ仮に伸びたとしても、連絡くらいよこせよ)
と、なんだかモヤモヤした、、、
彼女は帰国後、相変わらずフリーターのままとのことだったので、いつでも会えそうだったが、上記の件もあり、また、時々変わるLINEのアイコン画面は大体彼女の自撮りショットなのだが、以前会った時とは明らかに二重の幅や形が変わっており、それが自然な感じなら良かったが明らかに整形した感が出ているものだったので、僕はなんだか会うのをためらっていた。
そんな感じで1年程たったある日、僕はふと、一度も行ったことのない豊洲にあるチームラボに行ってみたいなと思い、迷った挙句L様を誘うことにした。
一人で行くよりも誰かと、まして女の子と行って写真を撮ったりしながらの方が絶対楽しいと思い、まぁ手っ取り早く誘ったらアイツは暇だから来るだろうと思って(笑)彼女を誘ったところ、案の定、L様は行けるとのことだった。
そうして予定を合わせた上で、当日、彼女と久しぶりに会ったところ、鼻、目とまさに整形したと一目でわかるような、もうサイボーグと言っていいような顔貌となっていて、僕は思わず面食らってしまった、、、
L様はそんな僕の様子を見てヤバいと思ったのか
「ウチ、実は鼻を整形して、鼻先を高くしたんだ。」
と言ってきたが、いやいや鼻だけじゃなく目も明らかに以前とは違う、まるで外国人のような不自然な幅広型二重となっており(とは言っても以前から不自然な二重であったが)、顔の不自然さをさらに際立たせていた。
さらにその日のファッションも、以前は少し流行を取り入れたおかしくないファッションだったが、今回は柄の派手なカットソーで、胸元は大きく開いていて一目で谷間やブラジャーが見えるものとなっており、まるでTHE・水商売というような服装に僕は圧倒されてしまった。
(以前の普通な感じのファッションや容姿のL様が良かったんだけどな、、、)
と落胆もしてしまった。
久しぶりに会って色々と話を聞いていると、彼女は現在は、主催者が参加者に対して謝礼金を支払い、参加者はギャラ(謝礼金)をもらえるギャラ飲みで生計を立てているとのことだが、お酒がそんなに強くないのもあり多くは参加できず、満足いく収入は得られていないとのこと。飲みの仕事も身体的に過酷でストレスもあり、以前よりも痩せてしまったとのことだった。確かに、以前は少しお臍周りがぽっちゃりしている印象だったが、今回は身体がしっかりと締まっていた。
そんなL様の変化に面くらいつつ、当日はまぁチームラボを満喫することができた!する、デジタルテクノロジーを駆使したアート作品の数々に圧倒され、カラフルでまさにインスタ映えしそうな展示についつい写真を多く撮ってしまった(笑)。
チームラボを堪能した後、豊洲で食事したりららぽーと豊洲をぶらぶらと見て回ったが、彼女との会話やデートを、もうどうしても楽しむことができず、デートを終えた後僕はどっと疲れてしまったので、その後はL様からデートしないかという誘いはあるが、適当な理由をつけて断り、もう会わずにいてしまっている。
そんな僕が、ユニバースの活動をどうしていったか、新しいお相手はできたかどうか、続きは次回のコラムにて!!