恋愛ワクチン 第九十四話 裸コートで映画館・その2
露出・撮影系のプレイに付き合ってくれる娘には、3パターンがある。
一つは真性の露出癖さん。以前会った女子大生は、高校生の頃から早朝ひそかに自宅近くの公園で全裸散歩して楽しんでいたそうだ。
だれかに指図されてではなく、まったく一人で自分の意思で。
そういう若い女性も存在するんです。
その娘に「服はどうするの?手提げに入れて持ち歩くとか?」と聞いたら、「そんなことするわけないじゃ無いですか。公園のベンチに置いておくんですよ。そこからどれだけ離れられるかで興奮するんです」とのこと。
なるほど、そういうことなのね。理解。
二番目は、前回紹介した美也ちゃんがそうなのだが、見られること、注目されることに快感を覚えるタイプ。
たぶんアイドルがステージに立つときの快感に近い。
自分の裸を、男たちが獣のような目でガン見してくるって、激辛味的に病みつきになる部分があるのだろう。
恐怖と紙一重。絶叫マシンにまた乗りたくなる気持ちにも似てるのかも。
真性の露出好きさんとの違いは、見てくれる人がその場にいないと興奮しない点である。だから一人で早朝の公園で露出徘徊なんてことはしない。
三番目は、好きな男性が興奮してくれるので、それが嬉しくて露出プレイに付き合ってくれるタイプ。
今回のお話の波留ちゃんがそうだ。
波留ちゃんは本当にこちらの言うことを何でも聞いてくれる。
ユニバースのゴールドCで、オファーは何件かあったのだが、私以外に継続パパがいない。彼氏も目下のところいない。
だから私に懐いてくれているというのもあるし、普段は真面目な公務員さんなので、地味な仕事の反動ではっちゃけたいというのもあるだろう。
とにかく私が命令することは、何でもしてくれる。
どんなことするかというと・・例えば全裸にパーカー一枚で一日連れまわし、デパートやカフェで隙を見ては前をたくしあげさせて動画撮影するとか。
波留ちゃんのようなタイプと一番目二番目との違いは、その男性が喜んでくれなければ自分も楽しくないという点だ。
まとめると、一番目は誰も見ていなくても妄想で楽しめるタイプ、二番目は不特定多数の観客がいると楽しめるタイプ、三番目は特定の男性が喜んでくれると楽しめるタイプである。
美也ちゃんとの次のデートまでの間に、波留ちゃんとのデートがあったので、件の成人映画館に連れていくことにした。
平日の夜遅い時間。
先回はお昼だったので、冴えないおじいさんがやたら多かったのだが、夜なら客層がまた変わっているのではないか。
そう目論んでのことだったが、やはり的中。
館内には10人くらいいた。おじいさんはいない。二、三組のカップルが座席でいちゃついている。
先回教えてもらったように、まずは最前列の専用席に座ることにした。ここなら変な人は寄ってこない。
斜め後ろで、40才くらいのネクタイとメガネのサラリーマン風の男性と短髪の若い女性とがくっついて何やらひそひそ話している。
波留ちゃんにコートの前を開くように促した。
書き忘れたが、波留ちゃんは裸コートだ。コートの下は全裸。下着も付けていない。
監視カメラの角度を気にしながら、iphone14proを取り出し、成人映画館での撮影であることの証拠に、まずはスクリーンに映っている濡れ場シーン、次いで波留ちゃんの裸の動画撮影を試みる。
うーん。
残念ながら、14proの機能をもってしても、映画館の暗闇での撮影は難しいようだ。
ちょっと工夫が必要だなあ。
せっかく来たので、二階に自販機と椅子が置いてある休憩コーナーがあるそうだから、そこに行ってみよう。
そう波留ちゃんに告げて移動することにした。
席を立って驚いたのだが、いつの間にかすぐ後ろの席に50才くらいの白髪のこれまたネクタイを締めたサラリーマン風の男性が張り付くように座っていた。
覗きおじさんらしい。
忍者のように気配もなく後ろを取ってくるんだね。
無視して波留ちゃんと二人で二階の休憩コーナーへと移動。
マックさん「残念だけど、暗くて撮影できなかったよ」
波留ちゃん「そうなんですね。だけど何かスリルがあって楽しかったです」
ベンチに座ってそんな話をしていたら、一組のカップルが階段を上がってきた。
さっき斜め後ろに座っていた二人のようだ。
メガネの男性がにこやかに話しかけてきた。
男性「こんにちは」
マックさん「こんにちは」
男性「この子が、お二人に興味を持って、お話したいって言うんで連れてきたんですよ。少しよろしいですか?」
マックさん「ええ、どうぞどうぞ。こちらに座られますか?」
マックさんの隣に男性が、波留ちゃんの隣に連れの子が横並びで座った。
意外なことに、このお二人、カップルでやってきたわけでは無く、館内で知り合ったばかりとのこと。
男性「この子、お分かりと思いますが実は男性で、女装なんですよ。他の人にパンツ脱がされそうになって困ってるようだったので、僕が助けてあげて、そのあと色々話を聞いていたんです」
はあ、そうだったんですか。
女装男子「はじめまして。そちらの方は本当の女性さんなんですよね?」
マックさん「ええ、僕たち、っていうより僕がですが、露出系の変態さんで、この娘は僕が喜ぶんで付き合ってくれている、そういう関係です」
男性「さっきから気になっていたんですが、そのコートの下って・・」
よくぞ聞いてくれた。
マックさん「ええ、裸コートで館内でコート脱がせて撮影しようと思ったんですが、暗くてうまく映らなくて残念でした。波留ちゃん、せっかくだからここで脱いでごらん」
波留ちゃん「えーっここでですかあ?笑」
その時、もう一人の男性が階段を上がってきた。
男性2「こんばんは」
にこやかに挨拶してきた。後ろの席に張り付いていた覗きおじさんだ。
マックさん「こんばんは、さっき後ろにいた方ですよね」
男性2「ええそうです。なんか面白いことあるのかなと思って上がってきてしまいました」
マックさん「ちょうどいい。この娘裸コートでこれから撮影するところなんですが、皆さんの顔は映さないので、観客役してもらえませんか?観客役って言うのは、波留ちゃんがそこのクリスマスツリーの前に立って今からコートを脱ぐので、皆さんはベンチに座って眺めるってシチュエーションで、その光景を僕が後ろから皆さんの顔が映らないように動画で撮影するっていうことです。ネットには絶対に上げません。あくまで個人的な趣味ですから」
男性2「いいですよ。なんなら顔映っちゃっても全然平気です」
男性1「あそこに監視カメラがあるから、女の子が映らないように僕は背中を向けて衝立やってますよ」
マックさん「ご協力ありがとうございます。じゃあ波留ちゃん、ツリーの前でコート脱いで。脱いだコートは・・そうだ、そのおじさんに預けてね。はい、もう撮ってるよ。胸隠しちゃだめだよ。両手を頭の後ろに回して脇見せポーズして。股間ももっと前に突き出してあそこの割れ目がよく見えるようにね。それでぐるっと一周回ってみて」
ということで、休憩ルームでの波留ちゃんの裸コート撮影にまずは成功しました。
本番はこれからです。美也ちゃんを館内で全裸で歩かせて動画撮影したい。乞うご期待。
(追記)
書いててちょっと不安なんですが、この記事って、露出させて撮影するのが好きな性癖の無い人から見ると、単に私がめちゃヤバい男って感じにしか読めないですか?
女性の同意、マッチングさえOKであれば、交際クラブって、特殊な性癖を満足させるには絶好の出会いの場所ですよ、っていう趣旨で書いているんで、そこは誤解しないでくださいね。嫌がる女の子を金の力でねじ伏せて楽しむなんてことは絶対にしません。私のポリシーに反します。