疑似恋愛を求めて。或いは、クラブ活動の失敗談(その1)

憧れの君

まずは、かんたんな自己紹介をさせて下さい。なぜクラブに入会したのかと言いますと、「疑似恋愛を求めて」でした。男性側自己プロフィールに「交際クラブの疑似恋愛を楽しみたいか否か」という欄がありまして、この有り無しってどういう違いがあるんだろうか?と思い、クラブスタッフさんに聞いてみたところ、こんな回答が来ました:

> 自身のプロフィールの「交際タイプ」に「交際クラブの疑似恋愛を楽しみたい」を on/off できるようになっているんですが、皆さん普通は on なのではないでしょうか?ここを off とするのはどういった人になるでしょうか?
> お問い合わせを頂きまして誠にありがとうございます。疑似恋愛をご希望の方もいらっしゃいますし、割り切った気楽な愛人関係をご希望の方もいらっしゃる感じになります

思うに、疑似恋愛と割り切った関係の違いって、男女間の距離の違いなのかもしれないですね。気楽さ(距離が遠い) << 疑似恋愛(やや近い) << 恋愛、ということかな、と。小生の場合、疑似恋愛を求めている、とはっきり自覚しました。なぜなら、日常の心の隙間を埋めるために入会したからです。10代・20代の頃、「あんな恋愛してみたかった」「あんなデートしてみたかった」という思いだけは募る一方で、小生は全く叶えられなかった。米津玄師の「打ち上げ花火」の PV は、初老の小生にも突き刺さりました。そう、あんなピュアな恋愛は、当時のオタクでイケてなく勉強と趣味にだけ熱中していた(でも女の子には興味津々、でも声すらかけれない)小生には無縁の存在でした。あれから数十年、若干の経済的余裕と引き換えに10代の心の隙間はずっと尾を引きづっていて、そんなときに交際クラブというものを知った次第。

 

風俗ではだめなんです。体の満足を求めているわけではないですから。だからこその恋愛。

でも、あくまで疑似。小生に付き合っていただける女性がいるだけでもうれしいのですが、本当の恋愛にはなかなか発展できない小生にとってはこういったクラブはうってつけなのかもしれません。そもそも、イケメンで社会的地位も高いなら普通に恋愛可能ですよね。それがかなわない真逆の小生、イケてない・社会的地位もない小生にとっては、クラブはピッタリの場です。

さて、自己紹介はここまでとして、記事としてまずは失敗談を書こうと思います。というのは、こういう男の失敗談も、女性にも男性にも何らか参考になるかもしれないですから。


音楽・絵画などのアーティストって魅力的ですよね。「マツコの知らない世界」によれば、アート・芸能活動で成功できるのは1万人に一人の倍率だとか。アート活動なんて中学の部活で終わった小生にとって、芸術活動されている大人の女性は憧れの存在です。そんな方とお近づきできるのはまたとない機会。女性会員の中に、そんな芸術方面で活動されている方がおられて、ルックスも大変美しく、小生は速攻でセッティングを依頼しました。

小生のアプローチとして、女性の希望するレストランをこちらがセッティングする形としています。女性に喜んでもらいたいからですね(小生、普段はあまりレストランで食事はしないので、有名どころやおしゃれなレストランをそもそも知らない、というのもありますw)。

で、彼女のリクエストされたおしゃれで静かなレストランでお食事をし、小生は自身のなけなしの芸術知識を駆使して会話をつなげた「つもり」でした。

そんな中、どんな作品があるのか伺ったのですが、これがまさかの地雷でした。彼女の表情が一瞬険しくなったのです。

小生としては、憧れの世界で活躍されている女性。こんな形ででもサポートできるなら嬉しいな、と思い聞いてみたつもりだったのですが、身バレを警戒されていたようでした。「あー、そんなつもりで聞いたのではなかった」のですが、それも後の祭り。

一応、連絡先を交換はしましたが、まぁ、1回スルーされただけで小生も事情は察知し、これ以上連絡を取ることは控えました。

加えて、中学生レベルの鑑賞者側の芸術知識なんて、プロからしてみればお笑いレベルだったのかもしれないですね。

(言い訳をさせてください。仮に立場を変えて、小生の専門分野に関して女性から「どんなお仕事されてますか?」と聞かれるのはうれしいもので、身バレを防ぐ範囲で色々お話したい人間です、小生は。高校・大学・社会人を経てどのようにこの分野で経験を積んでいったか、そりゃ語りたいですよねw。でも、それはそれでオヤジの自慢話ほどウザがられるものはないだろう、と頭の片隅で自覚もしているつもりではありますww)

いや、そもそもそれ以前に「フィーリングとして無理」と思われたのかもしれません。「男女間のフィーリングは子孫繁栄のために本能が数秒で結論を下す」とは、クラブのサイトで得た貴重な知識でしたが、ここで改めて再認識した次第。もしそうならそれはそれでツライですがw

「交際は修行」とは金言だと痛感した次第でした。
 

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