第4話 コロナ禍でB様との交際は…

〜前回まで〜

モテないチビの29歳男が、ユニバースの門を叩きパパ活に挑戦!クラブで初めて出会ったB様とはチグハグな(笑)お付き合いを続けていたが、新型コロナウイルスが猛威をふるいはじめていた…

 

 

 

 

 

新型コロナウイルスが流行し始めている中、B様は
 「ラブホだとコロナかかるかもだから、私の家に来なよ〜」
「お弁当作ってあげるから、近くの公園にお花見に行こうよ〜」

と言ってくれて、4回目のデートは彼女の家に行くことになった。

 

その後、4回目のデートまで、相変わらずラインの返事があまり返ってこない中でデートの打ち合わせをし(笑)、前日にはお弁当作りのため彼女が僕に食べたいものを聞いてくれたりなんかして、いよいよ当日の日を迎えることになった。

 


彼女の住んでるマンションの前に着いたところで電話し、B様が入り口の方に迎えに来てくれて、家の中へ入った。

 

B様の家は、意外に庶民的なワンルームで、ズボラな彼女らしく(笑)物がたくさん、やや無造作に置いてあった。

キッチンでお弁当作りの仕上げを行う彼女をそばで見守った後、僕達は近くの公園にお花見をしに出かけた。
最初のデートの時とは違って、一緒に歩いてても彼女はどこかよそよそしく、それについては少し寂しさを覚えながらも、着いた公園でレジャーシートを広げてお弁当を食べた。

料理はあまりしない彼女のお弁当は正直特別美味しいというわけではなかったが、彩りなど考えられてて、なにより僕のために作ってくれた気持ちが嬉しかった。

 


しかし、桜は咲いてたがその日の天気は曇りで、気温も低くお弁当を食べ続けるには寒すぎたので、お弁当を食べるのは途中でやめて、残りはB様の自宅で食べることにした。B様の家に戻る途中、僕が彼女の手を繋ごうとすると、B様は、
「手は繋がないようにしよう」
と言って、繋ぐのを拒否してきた。

 


最初のデートではむしろB様から腕を組んで歩いてくれたのに、なんで手を繋ぐのを拒否するんだろう…
家の近くだから、僕なんかと親密に歩くのを周りの人に見られたくないのかな…などと落ち込んだ。

 

そして彼女の家に着いてから、お弁当を再び食べはじめたが、彼女から話を振られることもなく、僕が話しかけても返事が一言程度返ってくるのみで、沈黙が続いてしまうような感じであった…

 

 

 

お互いご飯を食べ終わった後、僕は思った。
「いよいよこれから情事のはずだ…。彼女の家でもやっぱり男の僕から話を切り出した方がいいのかな…どうやって切り出そう…」


そんなふうに迷っていると、彼女の方から
「このあとするんでしょ?先にシャワー浴びてきなよ!」
と切り出してきた!

 

 

なんと肝が据わっているというか…!!あっけらかんと言うんだなぁ…!!


彼女にリードされるようにして(笑)僕はシャワーをささっと浴びた。
途中トイレにも寄ったが、外に遊びに行くのが好きで家のことはあまりやらない彼女らしくトイレはあまりきれいではなく(笑)、浴室も美容品や化粧品などであふれかえっていた。

 

 

 

僕がシャワーを浴びた後、入れ替わりで彼女がシャワーを浴びた。
これまでのホテルとは違い、彼女の家で、どのように始めていけばいいのだろうと不安だったが、シャワーを浴び終えて戻ってきた彼女は、上半身裸でパンツのみの格好で近づいてきて、そのまま僕達は行為を行った。

 

 

 

 


行為を終えて、ベッド上でまったりとB様の話を聞いていたが、正規の仕事につかずフリーターとして色々行っていたが新型コロナウイルスが流行し始めたことでその仕事も減少したのだそう。キャバ嬢としてバイトもしていたが、そちらは全く仕事が無くなってしまったそうだ。そんな話を聞きながら、B様は夕方から脱毛の予約が入っているとのことで、僕はいそいそと帰ることになった。

 

 

 


その後、いよいよ緊急事態宣言が初めて出て、僕達も付き合い方について相談した結果、解除されるまでは会わないことになった…

 

 

 


会えない寂しさもあり、僕は連絡をこまめにしていたが、B様からの返信はまばらで既読スルーされるとこも増えた。僕も耐えきれなくなって返事を求めたところ、彼女から

「うーん、最近ちょっと心に余裕がない」
と返信が来た。

 


その後、彼女とテレビ電話で話す機会があり、コロナの流行でさらに収入が減るとともに精神的に落ち込んでいると言っていた。

テレビ電話後も、連絡をしていたが、全然返信が来なくなり、僕も気持ちが折れてB様との関係も終わった…

 

 


ちなみに、その後彼女とたまに連絡を取っており、お金のために医療事務として就職したがすぐ辞めて、夢だった美容サロンを借金して開いたとのこと。実は1回行ったことがあるのだが、このコロナ禍ではっきり言って経営は厳しそうな感じだった。

もしかしたら今後また付き合いがあるかもしれないが(まぁないか…)、B様とのお話はこれにておしまい。

次回は、その後に交際に発展したD様のお話を…

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