宇宙倶楽部的情男⽇誌 9⽉編 前半

「⼈間失格」の中で太宰治とおぼしき「⾃分」は次のように語り始める。
恥の多い⽣涯を送ってきました。

⼈⼝に膾炙しいるこの⼀⽂を情男(ジョー)は「何⾔ってやがんだ」と思ってしまう。こういう⾃意識過剰なところが太宰の⼩説を好きになれない理由だ。本当の「恥」はたとえ⼩説形式であっても書けないものだろう。だから「恥の多い」というより、「まみれている」情 の⽇常を「恥」をキーワードに記していこうと思うが、どこまで⾃分を曝け出せるか⼼許ないことをまずは断っておく。

8⽉31⽇

毎⽉⽉末は地元の経営者仲間 5 ⼈と情報交換と称して飲み会を開催している。
持ち廻りの幹事が店を決め、⽀払いも担当する。コロナ下にあっても継続していて今⽇は 8⽉の定例会だった。
いつものように最後はエビちゃんの店で締めた。エビちゃんは地元で 飲⾷店を何軒か経営してるが、いつも最初に出店したこのクラブで締める。エビちゃんの店はどの店も⼤きくはないけれど、少なくない従業員を雇い、それなりの給料を出しているからなのかスタッフの評判もいい。なかなかのやり⼿の⼥性なのだ。

しかしながらさすがのエビちゃんも今夜は浮かない顔をしていた。リーマンショックの時にはむしろ店を拡⼤したのだが、クラブが⽬の敵にされているこのご時世ではやれることが限られているのだろう。1ヶ⽉の休業を経て店を開いても客⾜は戻っていない。常連の旦那衆は財布の紐を固く締めているし「クラブへの出⼊り禁⽌」を掲げている会社もあるらしい。出張族もめっきり減ったという。珍しく弱⾳を吐いている

 5 ⼈ともエビちゃんのファンだから彼⼥の浮かない顔を⾒るのが何より⾟い。何か応援す る⽅法はないだろうかとあれこれと案を出していた。
そして⼀番年上で会の重鎮でもあるタカさんが⼀つの提案をした。それは次のようなものである。
・⼀⼈ 20万ずつ出す
・全員痩せているとは⾔い難いからダイエットをする
・2ヶ⽉後の 10 ⽉ 31 ⽇にこの店に集合して⼀番ダイエットに成功した者が賞⾦?を総取り。
・賞⾦は 11 ⽉中に市内の飲⾷店で使い切る
・⼈数は問わないが1店舗で使えるお⾦は 10 万以下。必ずしも会のメンバーを誘う必要な し。
・⼆次会は必ずエビちゃんの店に来ること。エビちゃんの店は⾃腹でカード払い禁⽌。

得なのか損なのかよくわからなかったが、エビちゃんが元気になるならと全員賛成した。
タカさんが「エビちゃん、いい案でしょう?」と声を掛けるとエビちゃんは
「皆さんの気持ちはとっても嬉しいけど、それじゃああんまりだから私も賞品を出すわ。1位になった⼈は私とのワンナイト券を進呈します。どう?」
どうもこうもない。全員から歓声が上がる。店の奥からエビちゃんがタニタの体重計を持ってきて早速体重測定。他にお客さんがいなかったので、全員パンツ⼀丁。お腹を中⼼ に脂肪を溜め込んだおじさんたちが並ぶのだから、家族には⾒せられない光景だ。エビちゃんも⼤笑い。
⼀番重かったのはタカさんで 95キロ丁度(⾝⻑180センチ)。ジョーは 76.7 キロ(⾝⻑173センチ)。タニタの体重計はご丁寧に「やや肥満」と表⽰されている。
⾃慢じゃないけど、そして実際⾃慢じゃないのだけれど、50代に突⼊にしてから 70キロ を割ったことがない。だからたとえ1位になれなくてもダイエットの良いきっかけになる と思った。
もちろんエビちゃんとのワンナイトが⼤きな動機になったことは間違い無いけれど。
そして魅惑的な⼥性である Jasmine ⼥史に前回の逢瀬の時、腰を振っていたら
「ジョーちゃん、お腹の⾁が当たって痛い」と⾔われていて、「痩せよう」と思っていたところだったことも更なる動機となった。
善は急げとばかりその⽇はタクシーに乗らず、⾃宅まで歩いて帰った(苦笑)。

9⽉1⽇

昨夜は⾃宅に帰ってからダイエット計画を⽴てた。スマホでダイエット本を検索していたら「医療貴社のダイエットー最新科学を武器に40キロやせた」がヒット。電⼦書籍なので、早速購⼊して読んでみた。著者は医学部出⾝なのに医者にならず、紆余曲折があり朝⽇新聞の医療記者になった変わり種だ。記者の⽴場を⽣かして様々な専⾨家に取材しながら⾃ら実践してダイエットに成功した。その⽅法は⾄ってシンプルだ。
・カロリーをコントロールする。そのためにカロママ(アプリ)を利⽤する。
・糖質量を 1 ⽇に 70g〜130g に制限する(いわゆる緩やかな糖質制限)。
・運動を習慣化する。
あまりにシンプル過ぎて拍⼦抜けしたが、そのシンプルさが情男をかえってやる気にさせた。
著者は、「ダイエットの仕組み?は⾮常にシンプルなのに多くの⼈が継続できないのは、⽇々の⾏動を変えてないからだ」と主張する。つまり「⽣活習慣の改善」である。
よく⾔われることなのかもしれないが、改めて腑に落ちた。そういえばと思い、書棚から 数⼗年前に読んだ本「ダイエットは⼈⽣の哲学」を取り出し斜め読みする。著者はアメリカの哲学者でダイエットを哲学的に考察している。哲学者だけに?⾊々と⼩難しいことが 書いてあるが、最も印象的だったのはオックスフォード英語⼤辞典によれば「diet」には 「⽣き⽅」という意味があるということだ。コロナ下で新しい⽣活スタイルが取り沙汰されているからさらに決意が固くなった。新しい習慣を取り⼊れるため、とりあえず⽬覚ましを4時30分にセットしてからカロママをダウンロードして床についた。

そして今朝は4 時30分起床。シャワーを浴びて 30 分ほど読書をし、新しい習慣を始めるため、近所の公園へ出発。この公園では毎朝ボランティアで早朝清掃が⾏われる。ジョーも何度か参加したことがあったが続かなかった。しかし今回は何せエビちゃんとのワンナイト券がかかっている(苦笑)。もちろん Jasmine⼥史に嫌われても困る。運動も兼ねてこのボランティアに参加することにしたのだ。⼀度挫折しているので断れられるかと思っ たが、会の代表は「とにかく無理しないこと」と⾔って、あっさり?再⼊会が許された。
9⽉に⼊っても暑い⽇が続いており、30分程度の清掃で汗だくになる。そして6時30分 からラジオ体操があり、その後解散。久ぶりに働いた気になった(苦笑)。
帰宅後シャワーを浴びて朝⾷前に体重を測り、朝⾷後、早速カロママに体重その他と朝⾷メニューを記録した。本⽇の徒歩数は既に5,000歩を超えている。
⼣⽅、マリ嬢のジムへ⾏った。マリ嬢は某社会⼈チームに所属していたアスリートだ。選⼿として全国⼤会での優勝経験もある。マイナー競技だから、有名⼈ではないけれど、経歴は華やかである。残念ながら選⼿として脂が乗っていた頃、⼤きな怪我をして引退。裏⽅としてチームに残るオファーを断り、実業家の道へと進んだ。今はジム3店舗を経営するオーナーでもあり、プロアスリートの個⼈トレーナーとしても活躍している。
マリ嬢とはエビちゃんの店で知り合った。開業資⾦を貯めるため短期間ホステスとして働いていたのだ。ちょっとしたいきさつがあって、開業するときの運転資⾦をジョーが⽤⽴てた。それほど⼤きな ⾦額ではなかったし、
(ナナ姫への資⾦提供に⽐べれば 苦笑)、たとえ返ってこなくても⽬くじら⽴てないつもりでいた。それが意に反して?3年で全額返済してもらえた。マイナー競技とはいえ、全⽇本優勝メンバーのプライドがそうさせたのだろう。その後は特に何があったわけではないけれど(実は1度だけベットインした苦笑)マリ嬢の忙しさもあって会う機会はめっきり減っていた。ただ LINEが時々きて互いの近況報告はしていて⾳信は⾟うじて続いている。時々「元気かなあ。会いたいなあ」と思うこともあった。だからという訳ではないが、昨晩ダイエットを決意した時、「マリ嬢に個⼈トレナーになってもらおう」と決意したのだ。会う理由にもなる。そして⼣⽅久しぶりにマリ嬢に会うため彼⼥のジムを訪ねた。

ジムに着くとマリ嬢は指導中で、少し待ってから奥の事務所に案内された。早速昨晩の経緯を話した。もちろん?エビちゃんとのワンナイト券⽬的であることは内緒にしておいた。
「そういう訳で、ダイエットすることにしたんだよ。マリちゃん、個⼈トレーナーになって、 体重管理してくれない。ついでに射精管理も」
「ジョーさんの頼みだから喜んで!両⽅ともお任せあれ!」と嫌な顔をせず、快諾してくれた。
本当は「射精管理」だけをお願いしたいところだが、もちろんそういう訳にはいかない。 トレーナー料をいくら払えばわからなかったが週2回各1時間その他カロママデーターをマリ嬢に送って,⾷事その他のアドバイスをもらう内容で⽉5万になった。⾼いのか安いのか分からないが、某ライザップと⽐べると割安なのだろう。
そして早速トレーニング。着替えをしてストレッチ。
「まず5キロ⾛りましょう。ゆっくりで良いからね。ただし⽌まらないこと」と⾔われ、スタート。
すぐに息が上がるが、伴⾛してくれているマリ嬢の掛け声で何とか歩かずに完⾛できた。時間にして40分。時速7 ㎞くらいだから他⼈から⾒れば歩いているようにしか⾒えなかったかもしれない。この時点で汗びっしょりで、ヘロヘロ状態だった。でもそんな情男の様⼦はお構いなしに筋トレ開始。最初はベンチプレス35㎏。マリ嬢の補助なしには1回も上がらない。そこで30㎏に落として何とか10回上げる。それを3セット。その後デットリフト、ケトルスイング、スプリット、ショルダープレスと続いた。キツかったのは 20秒間の3種サーキットで、これを8本。「ジョー、それでも男か!」(事前に呼び捨てにするよ うお願いしていた苦笑)という声援(罵声?)がなければとても続けられなかった。仕上げ はサイドペントとストレッチで、本⽇のトレーニングは終了。当然フラフラだ。でもあっという間の1時間で、マリ嬢となら続けられそうだと思った。

9 ⽉×⽇

3⽇坊主で終わると思ったけれど、連⽇の4時30分起床でボランティアに参加している。メンバー登録しているのは 50⼈以上いるらしいが、いつも集まるのは 10⼈前後だ。様々な経歴の⼈たちがいて、掃除をしながら話すのはとっても楽しい。中でもNさんとは⼀番親しくなった。Nさんは齢80近いが、⽇に焼け体も締まり、精悍でとてもそんな年齢に⾒えない。経歴もとってもユニークだ。⽗親の船⼤⼯を継ぎ、その後船乗りに。最初は近海の漁業船で働いていたが、縁あって遠洋漁業で世界の海へ。寄港したスペインが気に⼊り丘に上がる。そのまま 10年以上バルセロナに住み、 現地の観光ガイドになった。スペイン⼈と結婚して永住するつもりだったのが、残念ながら奥さんに先⽴たれて帰国。語学⼒を⽣かしてしばらくフリーのツアーコンダクターで⽣計を⽴てていた。それが60歳を機に植⽊職⼈になって今でも現役だ。⼈⽣の経験値では情男などは⾜元にも及ばない。度量が⼤きくて博識でもある。それでいてそれをひけらかすこともない⼈だ。ボランティアに参加するようになってNさんの知⼰を得たことは情男にとって⼤きなことだった。まさに「早起きは三⽂の得である。

朝の活動をするようになってもう⼀つ驚いたことは、朝は独特のコミュニティーが成⽴するということだ。我々だけだけでなく、その公園は地元のランドマークであるから、ウオーキングやランニング、⽝の散歩をする⼈が⼤勢いる。そのほとんどの⼈がお互い挨拶を交わすのである。いや当たり前と⾔えば当たり前なのかもしれないが、情男には驚きだった。挨拶するだけでなく、⽴ち⽌まって会話を交わす⼈もいる。顔馴染みになっていつもなぜかヤクルトをくれるおばあちゃんもいる。当地 はオープンマインドの⼈は少ないと情男は思っていたが、朝に限ればどうやら間違いのようだ。⼀⽇中朝だったら、争い事はこの世からなくなるのにと柄にもないことを考えてしまった。

⼣⽅からは5㎞ランの後、マリ嬢のジムでトレーニング。週2回の約束なのに、3回、下⼿したら 4回⾏ってる気がする。マリ嬢も気合が⼊ってきて、それは出たちにも現れる。最初はスパッツに短 パンを履いていたが、短パンを脱いで魅惑的なお尻が⽬の前に。否が応でもテンションが上がり、ベ ンチプレス 35 ㎏が補助なしで 10 回挙げられるようになった。情男が苦悶の表情を浮かべながら、 バーベルを挙げていると、マリ嬢は上から覗き込みながら声をかけてくれる。するとスポーツブラに包まれた⼤きくはないけど、形の良い乳間が⽬の前に。そりゃあ10回ぐらい余裕で挙げられるさ(← バカ?)。70㎏が挙げられるようになったら、ベットでの射精管理をしてもらう約束なので気合が⼊る訳だ。エビちゃんの前にマリ嬢やね(苦笑)。

帰り際に⾷事のアドバイスを受けた。実は初⽇にマリ嬢から「1週間お酒をやめてみて」と提案されていた。とても無理だと思ったけど、今⽇で9⽇間の禁酒。近年にはないことで、10年前、⺟が亡くなった時、50⽇間禁酒して以来だ。当然ながら体調もすこぶる良い。お酒を飲まないと夜が暇で、読書も進む。今のところ良いことばかりだ。肝⼼の体重であるが、9⽇間で2㎏。情男としては 少し物⾜りないけれど、マリ嬢によれば「少しペースが早い」くらいだそうだ。「まずは筋⾁をつけ てから。それから絞った⽅がリバンドしない」というのがマリ嬢の主張だ。ここは⼀流アスリートであったマリ嬢に従ってみましょうかねえ。

9 ⽉△⽇

本⽇も4時30起床。ボランティアに参加した後、⼀旦⾃宅に帰り、上京した。朝早く起きてトレ ーニングしてカロリーコントロールするだけがダイエットではない。ダイエットとは⽣き⽅の問題なのだ。新しい事業に挑戦するためオサム君に会う。
彼とはこれまでもホテル事業、飲⾷事業などを共同で⼿掛けた。いずれもうまく⾏ったとは⾔い難いけれど、僅かながら利益も出たし(それにかけた労⼒を考えたら⾚字)何より⾊々と学んだ。

オサム君は副業で教育事業の会社を経営している。副業と⾔いながら、従業員は 10⼈以上雇って いるし、本業の会社に出社している時間より、こちらに掛けている時間の⽅が⻑い。収⼊もコロナ前までは本業のサラリーを上廻る勢いだったそうだ。ただこのコロナ騒動で、1ヶ⽉の休業をしてその間は従業員の雇⽤を守るため無給。その後再開したが、⽣徒は以前の7割しか戻ってないし、料⾦も値下げせざるを得なかった。そこで本格的にリモートに乗り出し、全国、世界発信を⽬論んでいる。 前から「⼀緒にやりませんか?」と⾔われていたが、オサム君は中⾼校時代の後輩だし、⼤切な友⼈でもあるから帰って躊躇していたのだ。ホテルや飲⾷の時とは出資⾦額が1 桁違うから基本チキンの情男は当初は乗る気でなかった。しかし新しい⽣き⽅を模索する時だ。ここは四の五の⾔わず、少なくとも可能性を検討することにした。地元の敬愛する経営者に相談したら、「冒険してこそ男の⼈⽣」と⾔われたのも情男の背中を押した(情男のこれまでの⼈⽣で冒険したことはほぼないですけどね)。

昼前にオサム君に⾯会。ランチを挟んであれこれ説明を受ける。その後は教室の⾒学やスタッフと話もした。そしてオサム君にも同⾏して融資の可能性を探るため、銀⾏廻り。残念ながらどの銀⾏も ⾊良い返事はもらえなかった。落ち込んでいる暇もなく、物件廻り。新しい教室をオープンしたらそこは情男に任せたいとオサム君は⾔う。おいおい、話がどんどん進んでいるよ。

⼣⽅からは筋⾁バカであるオサム君が通うジムへ。ビジター料⾦を払い、早速筋トレ。上半⾝からということで、まずはベンチプレス。40 ㎏に挑戦した。オサム君の補助もあって何とかノルマの回数を達成。姿勢のアドバイスも受けた。オサム君は 1 回だけなら120 ㎏、10回なら 85㎏を挙げる。オサム君レベルに達するにはまだまだだと痛感させられた。

夜は教室のスタッフを交えて懇親会のため気軽な居酒屋へ。明⽇は招待されたパーティがあり、そこでは飲むつもりだから本⽇は禁酒を継続。ノンアルコールビールやウーロン茶で飲み会に参加するなんて今までは考えられなかったけれど、やればできるもんやね。むしろ話がしっかり聞けて良いと思った。もしかして情男にはお酒は必要ないのか?

9 ⽉○⽇

この⽇オサム君の勤める会社の社⻑に招待されていた。某地に建てた別荘の披露パーティーだという。オサム君からは事前に「プールとジャグジーも付いていますから、⽔着を忘れずに。⽔着の美⼥が勢揃いしますよ。お楽しみに。あっ禁酒は解禁してくださいね。」というメッセージがきた。 情男は⽔着ギャルが⼤好きだから(苦笑)とっても楽しみにしていた。オサム君の運転で、⼣⽅現地⼊り。まずは社⻑に挨拶をして建物を案内された。5ベットルームでそのうち 3つがバス付き。 中⼆階がリビングで、⽬の前のテラスからは海が⼀望でき、プールとジャグジーもある。屋上にもテラス席を備える。趣味が良いとは⾔えない外観だけれど、とにかく豪華。オサム君がそっと⽿打ちする。「5 億かかったらしいですよ」

ややあって⽔着⼥⼦がマイクロバスで到着(苦笑)。半地下のドレッシングルームで⽔着に着替えてリビングに登場。男性陣8名から歓声が上がる。総勢15名の⽔着ギャルはなかなか⾒応えがある。 ドレスコード?はビキニで⼆⼈ほど、Tバックの⼦もいた。既にテンションマックスだ。社⻑の挨拶の後、まずはシャンパンで乾杯。10⽇ぶりのアルコールは⾝に染みた。やっぱり情男はアルコール が好きだ(苦笑)。キッチンでは出張してきたコックが料理を⽤意している。とりあえず情男は全員 の⼥の⼦とグラスを合わせて挨拶した(笑)。歓談は続いたが、誰も泳がないので、情男が先陣を切ってプールに⾶び込む。少し冷たいけれど、慣れれば気持ちがいい。それを合図に?⽔着ギャルも続き,プールへ。⾃然と歓声が上がり、オサム君から⼿渡された⽔鉄砲でいろんな所を攻撃。Tバックギャルの秘部を⽬掛けて発射すると
「いや〜ん、ジョーさん、そんなところに当てられたら欲しくなっちゃう」とのたまわれる。気に⼊った!サービス精神満点の⼦だ。ジャグジーの⽅を⾒るとオサム君 が⽔着ギャルから⼝移しでシャンパンを飲まさせられている。こういうのを酒池⾁林というのだろうか?でもせっかくのシャンパンがぬるくなって不味くなるようなあ。

楽しいパーティは続き、酔いが程よく廻った頃、ビンゴゲーム。ハズレなし?で全員何かしらの商品が出るらしいが、男性1位にはスペシャルな賞だと社⻑が宣⾔。内容は明かされずゲームが始まった。情男はビンゴで良い思い出が⼀つもないがミルクボーイも⾔うように、必勝法があるはずなく、 ビンゴ様の前では皆平等である。すると思いがけず、情男が男性1位に。そして社⻑から賞品の発表。
「ジョーさん、おめでとうございます。賞品はジョーさんのお気に⼊りの⼦を⼆⼈選んでもらってト ップレスでのジャグジー⼊浴券です」 早速リナちゃんとマコちゃんを指名した。理由は⼆⼈の⽔着が Tバックだったから(笑)。シャンパングラスを⽚⼿にジャグジーへ移動。乾杯の前にグラスを傍に置いて、⼆⼈の⽔着の紐を解いた。 するとタワワなお胸が⽬の前に。リナちゃんはDカップ、マコちゃんはなんとGカップだ。でも胸の形と乳⾸の形はリナちゃんの勝ち。うむ?これってなんの勝負だ。

兎にも⾓にも乾杯。夢⼼地である。テラスの男性陣からも声が掛かる。でもこれっていつまで続き、 何をすれば良いんだろう?という情男の⼼配?察知したようにリナちゃんが⾃分のTバックを脱い で情男の頭に被せる。もちろん?マコちゃんも続く。いいように弄ばれる情男。マコちゃんが「ジョーさんも脱いじゃえ」とばかり情男の⽔着を剥ぎ取る。こんなシチュエーションで若い⼥性⼆⼈からこんなことされたらいくら反応の鈍い情男でも⾟抱堪らん状態だ。まずはマコちゃんとそしてリナちゃんとキス。⼆⼈とも交互に情男の控えめなニョイボウを刺激する。とても素⼈とは思えん(職業は⼆⼈ともスタイリスト)。気がつくとジャグジーの横にオサム君が来ていて
「情男さん、続きはお部屋でお願いします。やらないのはなしですよ」と⽿元でささやく。

3⼈で部屋に移動した後は、オサム君に⼿渡されたウーマナイザーで昇天して頂き、約束通り⼆⼈に1回ずつ発射してことなきを得た。酒池⾁林?もたまにはいいけど、いつもやっていたら飽きるんじゃないかなあ。それでもリナちゃんは好みのタイプだったので、こっそりLINE交換して次回の上京時にご飯を⾷べに⾏く約束をした。

9 ⽉◎⽇

昨夜は飲み過ぎた。禁酒後の酒は酔いが早いし、まだ酔いが完全⼈は抜けていない。しかしながらランニングのため頑張って?6時前に起床。隣のベットではリナちゃんとマコちゃんが⽣まれたままのお姿で重なり合うように寝ている。

部屋を出るとオサム君も起きていたので⼀緒にランニング。本当は⾃分のペースで⾛りたいんだろうけど、情男のペースに合わせて伴⾛しながらフォームのアドバイスもしてくれた。でも⼆⽇酔いで5 ㎞ランはきつい。何とか完⾛できたのは、海辺を⾛ったので、海⾵を感じながら⾛ったからだ。いつもと⾵景が変わると⾛りがいがありますな。

部屋に戻ってシャワーを浴びる。リナちゃんとマコちゃんはまだ寝ている。挨拶したいけど、そのままにして出発。オサム君の運転で品川まで送ってもらった。

品川ではマイちゃんとランチ。髪型が変わり、少し痩せていた。それが情男を逆にムラムラさせ、 近くのデーユースで真昼の情事。昨夜は 回放出しているから、とても無理だと思ったけれど、マイちゃんが上に乗っての魅惑の腰づかいであっという間に放出。我ながらびっくり。もう情男はマックさん並みにヤリチ○だ(マックさん、名前を出してごめんなさい)。

その後は慌ただしく、駅に戻り、列⾞に乗った。ダイエット中なので、771cal のシウマイ弁当は買わなかった。

9⽉後半は次回に続く。

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