恋愛ワクチン 第三十八話 夜更けのアモーレ

リケジョ → 夜更けのアモーレ
ジョーさんとの交換日記、じゃなかったしりとりコラム、
ももいろクローバーZの百田と玉井によるデュエット曲だが、
この時間から始まるデートと言えば陽子ちゃんだ。
陽子ちゃんは一人暮らしで、お泊りデートが出来る。
夜中に目覚めたときに、
眠りの深い陽子ちゃんは、向こう横向きに動かしても目覚めない。
いつも濡れているので、寝バックでするっと挿入できる。
まどろみながらも、肩をぴくぴくっと痙攣させて気持ちよがる。
寝バックで背中側から見たときのお尻の形がまた良い。
腰から広がる逆ハート形が美しく、眺めているだけで幸せになる。
だから、夜遅くからのデートでも良いのだが、問題はその理由だ。
先日も「職場の人とご飯に行くので9時から」
9時になって
「
どうもあやしい。
「デート掛け持ちしてない?」
「えへへ、実はそう」
「やっぱり」
「なんで分かったんですか?」
「お食事デートで盛り上がって、
「ごめんなさい、今日は止めてまた今度にする?」
「いや大丈夫、待っているよ」
マックさん、こういう事態には動じない。
それに、この二時間のおあずけタイムが、なかなか味わい深い。
ジョーさんの影響である。
今頃、どんな相手にどんなことをされているのだろうか?
ジョーさんのようにお酒が好きであれば、どこかのバーで、
一人しらふで「せつない」「悔しい」「いたたまれない」
大人の珍味だ。
11時過ぎになって、陽子ちゃんがタクシーに乗ってやってきた。
マックさんはそのまま同乗して、ホテルに直行する。
タクシーの中でマックさんは陽子ちゃんに聞いた。
「相手どんな人だった?」
「アパレルの社長さんで、
「いやいや、全然いいよ。それよりも、部屋に入ってから、
それ以来、陽子ちゃんとは、
「今日はどんな人だった?」
「会計士さんなんだけど、
会計士さん、当て馬を演じてくれたようだ。
有難や、有難や。
また、別の日は、タクシーに乗り込んだ時から既に、
「どうしたの?」
「今日のおじさん・・体中を延々と舐め回すんですよ。」
「ああ、ペロちゃんね。ときどきいるらしいね」
「だけど、その割に挿入してからが短くて・・
マックさんのために前戯をしっかりして、
一緒にユニバースに入会した友人のウィンさんが、
ウィンさんは
「最後の勝利者になりたいんです」
さて、夜更けデートの娘はもう一人いる。
沙織ちゃんだ。
隣県の、少し田舎から来るので終電が遅く、
ハプニングバーにも付き合ってくれるし、乗りがいい。
初めてデートしたとき、5万円渡したら、目を丸くして
「こんなに貰えないです」
と言って、2万円返してきた。
マックさんは苦笑して受け取らなかったし、
9時の約束が、仕事で遅れて11時になったことがある。
その時も「今日は遅刻してしまったので、3でいいです」
いいからいいから、と5渡したが、
性的には奔放なのだが、根がすごく真面目で謙虚なのだろう。
そんな沙織ちゃん、お泊りの朝は6時に必ず目覚ましを鳴らす。
この音楽が・・「ラジオ体操第一」である。
マックさんも眠い目をこすりながら、「腕を前から上に挙げて、
ラジオ体操なんて、何十年ぶりだろう?すっかり忘れてたよ。
お泊りの朝は、
女の子はお泊りの時は、ほとんどの場合全裸で寝てくれる。
沙織ちゃんも同様だ。
だから朝起きてラジオ体操するときも全裸である。
向かい合わせでラジオ体操をするのだが、
マックさんも裸なので、股間がぶらぶら揺れる。
開放的で心地よい。
会員制の全裸スポーツジムって出来ないかな?
筋トレとスイミングの間に、ときどきセックス。
マックさんの知る限り、
近況報告
夏なので、マジックミラー号(もどき)で、
更衣室も兼ねて便利。空調効いて涼しいし。
3人のサーファーが近寄ってくるのを見ながら腰振っていると二人