恋愛ワクチン第七十二話 処女のさくらちゃん(中編)

さくらちゃんとの二回目デートは、初回から数えて約10日後。 
その間に、さくらちゃんは二人の男性と会っているはずだ。 
自分より若いということだけは、聞いて知っている。 
ライバルに勝てるかなあ。 
せっかく初回で、交際タイプBの良さに気付かせてくれたし、もしさくらちゃんさえ良かったら、別のパパで卒業することになったとしても、記念に一回は大人デートさせてね。 
そう言って、先回は別れた。 
本心である。 
マックさんはさくらちゃんが気に入った。 
二回目デートは観覧車だ。 
他の娘とのデートでもよく使う。 
向かいのビルの5階にカフェがあって、その高さが観覧車の90度くらい。 
それを越えると、まず外から中は見えない。 
中から外の景色はよく見えるのだが。 
近くのドンキでコスプレ衣装を買って、観覧車の中で全裸着替えをさせて、ハプニングバーに突撃するなんて遊びを何度もしてきた。 
しかし今日はさくらちゃんとのプラトニックデート。 
先回と同じように、くっついて抱き合うところまでだ。 
ところが、マックさん、これがとても楽しみだ。 
実際、前夜からワクワクしていた。 
気持ちまで中高生に戻っている。 
その前にご飯。 
近くのうなぎ屋でさくらちゃんと待ち合わせて蒲焼ランチを食べた。 
肝吸いの肝を見て「これ何ですか?」と不思議そうに聞く。 
初心だなあ。 
胸がキュンとする。 
こんな気持ち、何十年ぶりだろう。 
この10日間に会った、二人の男性がどうだったかを、恐る恐る尋ねる。 
さくらちゃんが、自分よりもその男性のどちらかに惹かれてしまっていたら、夢は終わる。 
そのときは、有難うさくらちゃん。 
短かったけど楽しい夢だったよ。 
しかし、話を聞くと、良い人たちではあったが、まだ十分マックさんにもチャンスがあると感じた。 
それなら観覧車だ。 
食事を終えてレッツゴー! 
観覧車に乗りこむ。 

マックさん「こちら側に並んで座ろう。そのほうが景色が良いよ」 

さくらちゃんは隣に座った。そしてすぐにくっついて来た。 
観覧車はまだ5度も上がっていない。 

マックさん「まだだめだよ、周りのビルから見えるでしょ?」 
さくらちゃん「だって、マックさんと早くくっつきたいから・・」 

読者の皆さん、そろそろお気付きになったでしょうか? 
そうです。この記事は、実はただのお惚気話です(笑) 
なんか、さくらちゃんとのデートがあんまり気持ち良かったんで、誰かに話したくて仕方が無い。 
うちの女子社員たちにはもう話したし、仲良くしているパパ活女子たちにも聞かせた。 
もうあと残っているのは、コラム記事にして皆さんに読んで頂くしか無いんです。 
還暦過ぎのじいさんが頑張っている話です。滑稽でしょうが、微笑ましいと思って、良かったら続きも読んで下さい。 
どうせ読者の皆さんより先にくたばるし、きっと碌な死に方しません。
こんなことしていて天が許すわけがない。 
さて、マックさんとさくらちゃんは、先回のミラー号のときと同じように、横並びで抱き合おうと試みた。 
しかし、観覧車の座席はベンチシートではない。 
間仕切りこそないものの、腰と腰とがくっつかなくてもどかしい。 

マックさん「さくらちゃん、僕の方に来て、跨ってごらん」 

対面座位の恰好だ。 
背中とお尻を両手で抱くと、胸が頬に触れる。 
お尻のふくらみと、中心の割れ目の曲線が気持ち良くて、いつまでも撫でていたい。 
例によって勃起してしまった。 
さくらちゃんの股間にもろに当たるが、さくらちゃんも決して嫌そうではない。 

マックさん「当たってるよ」 
さくらちゃん「はい、わかります」 

そのままじっとして抱き合う。
幸せな時間。 
これまでで一番短く感じた観覧車だったかもしれない。 

マックさん「次は何しよう。そうだ、近くのドンキでコスプレ衣装買って、近くにスタジオがあるから、そこでスマホで撮影して遊ぼうか?」 

さくらちゃん「はい」 

道を歩いていると、さくらちゃんの方から手を繋いできた。 

マックさん「繁華街だし、お友達に見られないかなあ?」 
さくらちゃん「いないと思いますよ」 

全然気にしていない。 
もっともっとくっついていたい、って気持ちが伝わってくる。 
まとわりついてくる猫みたいで可愛い。 
マックさんはさくらちゃんの手を取って、マックさんの上腕に絡ませた。 
この方がよりぴったりと体と体が密着する。 
絡ませている肘から先が自由になって、ちょうどさくらちゃんの股間の前に手が来るので、スカートの上から恥丘を触ることが出来る。 
膨らみが豊かなモリマンっぽい。 
いつか直に触れるかも知れないと思うと胸がときめく。 
ドンキではメイド服のコスプレを買った。 

マックさん「さくらちゃん、コスプレってしたことある?」 
さくらちゃん「幼稚園のころにセーラームーンの衣装を着たことがあります」 

いや、それ、コスプレっていうより、ただのお遊戯だと思うよ。 
可愛い。 
スタジオに移動。 
土日はコスプレーヤーたちで賑わっているが、平日という事もあり、マックさん達しか客はいなかった。 
貸切である。 
いくつかの部屋でポーズを取らせて写真を撮った。 
だんだん慣れてきて嬉しそうだ。 
可愛い衣装を着て、素敵な背景で写真を撮ってもらうのだ。嬉しがらない女性はいない。 
学校の教室を模したジオラマ部屋で撮影したあと、誰もいなかったし、どちらからともなく、二人対面で抱き合った。 
そしてキスもした。 
濃厚なフレンチキス。 

マックさん「僕も勃起しているけど、さくらちゃんもきっと濡れているよ」 
さくらちゃん「そうですか?私、濡れるってまだ経験したこと無いから、よく分からないけど」 
マックさん「ちょっといいかな?」 

マックさんは、スカートをたくし上げて、さくらちゃんのパンツを下げた。 
恥毛が見える。 
その先に手を這わせて、指で割れ目をなぞった。ヌルヌルだ。 

マックさん「濡れているよ。自分で触ってごらん」 
さくらちゃん「本当だ!すごい、こうなるんですね!」 

この後、マックさんはどうしても外せない仕事があるので、会社に戻って、さくらちゃんには隣のアパートで待っていてもらうことにした。 
次回、いよいよ山場である。乞うご期待!

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