恋愛ワクチン 第五十八話 頬を叩かれたい子(その2)

(五十三話から飛びましたが、五十四~五十七話は五十三話のコメント欄内にあります。よろしければご笑覧ください)
 
前回「頬を叩かれたい子」と題して記事を書いたのは2017年12月だ。

2年半がたった。

お尻を叩かれたい子はときどきいる。

首を絞めて欲しい子は・・たぶん交際クラブに登録している女性の三分の一、いや、半分近くがそうではないだろうか?

首を絞めて欲しい子>お尻を叩かれたい子>頬を叩かれたい子、の順に多い。頬を叩かれたい子はレアキャラである。

マックさんにとっては2年半ぶりの2人目。

マックさん「○月〇日、お泊りできる?」

女の子「はい、大丈夫です。煮るなり焼くなりお好きなようにしてください」

煮るなり焼くなり・・

まだ若い。女子大生で、処女は3か月前に卒業したばかり。

性欲は強く、中学生のころから「自分はドMだ」という強い自覚があったそうだ。

2年半前の子と、今回の子、奇妙な共通点がある。

それは、海外でのボランティア活動に関心があり、将来はそういう関係に進みたい、という意思が強い点だ。

前の子は、この春、大学を卒業して、本当に海外のNGO団体に就職してユニバも退会してしまった。

ボランティアがどう関係するのか判らないが、とにかく特記事項として残しておこう。このコラム記事は、マック
さんにとって備忘録でもある。

なにしろ年だ。どんなに面白いと思っても、すぐに忘れてしまう。

あとで自分が読み直すためにも書いている。

さて、今回の子とは、出会って間もない。

Hも1回しただけ。

まだ頬を叩いてはいない。

しかしどうもそういう性癖があるらしい。自分で「頬を叩いて欲しい」と言ってくる。

マックさん、前回の記事にも書いたが、人を叩いたことなんてそれまでの人生で無かった。

前の子にせがまれて叩いた時も、おっかなびっくり、何が何だか訳も判らず叩いていた。

そんなことを考えながら、別の女の子と遊びに来たハプバーで、いつものジントニックを飲んでいると、マスターと客の男性との会話が聞こえてきた。

客「マスター、最近〇ちゃんは来てる?」

マスター「このところ見ないですね。そろそろ頬叩きたくなったんですか?」

マックさんは聞き耳を立てた。

マスター「△さんが〇ちゃんとプレイ始めると、あまりの激しさに、男たちみんな引いてチ〇コ縮んじゃうからなあ(笑)」

マックさん「すみません、その〇ちゃんって、叩かれたい子なんですか?」

マスター「そうです。だけど、△さん、思いっきりビンタするから、知らない人が見るとびっくりするんですよ」

客「いや、だって、あの子あれでないとイかないんだから」

マックさん「叩かれてイクんですか?」

マスターと△さん、二人とも頷く。

マスター「あれ、不思議ですね。なんで△さんが叩くと、女の子イクんでしょう?」

マックさん「実は僕も、今日連れてきた子とは別の子なんですが、頬叩いて欲しいって言われていて、経験まった
くないわけでもないんですが、どうもコツというか、なぜ叩いて欲しいのかが理解できなくて・・」


客「あれはねー、僕なりに調べたんだけど、女の子の脳イキっていうのは、落差によるらしいんですよ」

マックさん「落差?・・」

客「そう、精神的な緊張の落差。思いっきり叩かれると、緊張するでしょう?その直後に優しく愛撫してやると、
スイカに塩ふると甘く感じるようなもので、すごくイキやすくなるんです」

マスター「△さん、片手で頬叩きながら、もう一方の手は決してクリから離さないもんね」

眼から鱗とはこのことだ。

そうだったのか、なるほど。

ただ叩くだけじゃ無いんだ。

そういえば、お尻を叩いて欲しい子で、「お尻を叩きながら、ときどき頭を撫でて欲しいです」って言う子もいた。

勉強になるなあ。

そのとき、ハプバー奥のヤリ部屋から「マックさーん」と呼ぶ声がした。

今日連れてきた女の子が、巨根の男性と絡んでいる。

この女の子もちょっとややこしい子で、また後日別の記事でまとめようと思っているのだが、とにかくある問題の

克服のために、一緒にハプバーに来ている。

ちなみにパプワさんじゃありません。

男性は今日初めて会った人で、私のペニスもLサイズで太いのだが、彼のはさらに一回り太い。

とにかく、その男性と私が連れてきた女の子とでカップル成立となって、私がジントニックを飲みながら頬を叩く

話を拝聴している間に、一戦お願いしますという流れになった、そういう状況である。

その彼女が全裸で仰向けになったまま「マックさーん」と呼んで、手を振っておいでおいでしている。

何だろう?

マックさん、傍に行く。

マックさん「どうしたの?」

女の子「太くて怖いの、手を握っててもらっていい?」

マックさん「ああそうか、分かったよ。これでいい?」

女の子「ありがとう」

(注 ここ、オチです。笑う所です)

いや、本当に、変な関係。

ちなみにマックさん、今日はこの子の付き添いで来ているだけなので、この子とHはしていない。

したがってお手当ては無い。ご飯おごっただけ。

あ、彼女も今年になってからユニバでオファーした子です。

もちろん最初はHしました。H無しのデートは今日が初めて。

巨根が挿入された。

まさにドッキングだ。

ついで男性がゆっくりと腰を振り始める。

マックさんは両手で女の子の右手を握っていたのだが、女の子、喘ぎながら黙って、左手でマックさんの片手を握ってきた。

そしてそれを、自身の首へと誘導する。

首を締めろ、ということだろう。

親指と人差し指とで、左右の頸動脈を押す。ゆっくりと頬がピンク色になる。

ここで容赦してはいけない。

マックさん、女の子の頭の後ろに回り、左右の手を使って首の後ろからも押さえる。

女の子「あ、あ、気持ちいい」

マックさん「イけ!そーらイけ!」

何やってるんだろ?(笑)

帰りのタクシーの中でふと思った。

DVで、暴力を振るう男性っていうのは、その後で泣きながら土下座して謝るそうだ。

そして、女性は、その姿を見て「この人は私がいなければ駄目なんだ」と思って洗脳されていく。

マックさんは、こういう問題の専門家では無いが、その程度の知識は、ネットで読んだことがある。

「頬を叩く」ことによる落差の話に似ている。

ひょっとしたら、DVの男性っていうのは、この落差を利用して、女性のセックスの快感を高めているのかもしれない。

そして、女性自身、そのことに気が付かないまま、その男性とのHが最高だと思い込んでいる可能性もある。

この視点は、ネットで読んだことが無い。

変態話を書き連ねているようだが、いや、それを否定はしないが、今回のコラムで書きたかったこと、とくに若い女性たちに伝えたいと思ったことは、この点だ。

DV男とのセックス、それが、どんなに良いものだと貴女が感じていたとしても、それは実は「落差」を使ったただのテクニックに過ぎないのかもしれない。

「この男からは離れられない」のではない。

そういうテクニックを知って、身に付けている男と出会えばいいだけのことだ。

男性たちも理解して欲しい。

女性にも、男性と同じように、あるいは、男性のそれをはるかに凌ぐ性欲がある。

いや、この場合、性欲というよりも、女性には男性よりもはるかに強い性的快感がある、といったほうが適切かもしれない。

女性の中に存在する、そういう潜在的欲求を直視してあげてください。

「マックの野郎、また変態話書きやがって」と眉をひそめないで欲しい。

まず、男性が認めなければ、女性は、彼氏にも夫にも、告白することが出来ないじゃないですか。

いや、全部の女性がそうだという訳では無いですよ。

さりげなく彼女や奥さんにそういう話を振って、そういう願望のある女性であれば、そこを見逃さないようにっていうことです。

交際クラブに入ってくる女性の中には、そういう不満をくすぶらせた人が間違いなくいる。

年齢は関係ない。

私に「煮るなり焼くなりしてください。頬叩いてください」と言ってきた子は、まだ未成年だし、ハプバーでマックさんの手を導いて首絞めをねだった子は、大学卒業して間もないOLだ。

男性は、自分の勝手な思込みで、この子は清純だとか、型に嵌めないほうがいいと思う。

女性が不幸になる。

ところでマックさん、これは誰に言っているのだろうか?若い男性たち?

なんだか遺言みたいになってきましたが、もう少しだけ元気に遊びたいと思います(笑)。

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