【交際クラブで成功するための3つのポイント 後編3~「相手のため」「自分のせい」の精神】
コラムをご覧いただきありがとうございます。冒険商人です。
前編、後編に分けて交際クラブで成功するためのポイントを書いてきました。
「後編3」の今回にて、ポイント整理について一旦完結です。
今回は、「相手のため」「自分のせい」の精神について書いていきたいと思います。
Contents
「相手のため」「自分のせい」の具体例
交際クラブで成功するためのポイントとなる、「相手のため」「自分のせい」の考え方の具体例を、まずは見ていきましょう。
〇相手のため
これは、すでにぼくの以前のコラムで書いている内容なので大幅に省略しますが、会話の内容、会った後のラインなどでの連絡の頻度などなど、「相手のため」を考えるとよいでしょう。
決して「自分が〇〇したい」という思いを優先してはいけません。
「自分が〇〇したい」ことを隠しながら「相手のため」っぽい素振りをするのは、もっとダメです。
例えば
女性からの返信がないときに、
「〇〇ちゃん。連絡ないけど、大丈夫?心配しています」
「〇〇ちゃんのためにいろいろ考えています。一度連絡ください」
などなど、「相手のため」風には書いていますが、こういうのは止めましょう。
いやいや、結局自分が相手と連絡を取りたいだけじゃん。
相手から返信を欲しいだけやん。
ということになります。
〇自分のせい
・相手が待ち合わせ時間に遅れてきたとしましょう。
そんなとき、「あぁ、自分が設定した待ち合わせ場所が分かりにくかったかな」と自然と思えるようになるとよいですね。
・相手の食事マナーができていなかったとしましょう。
そんなときは、「若い子にいきなり高級フレンチとか、こっちが張り切りすぎてしまって相手のことを考えられていなかったなぁ。悪いことをしたな」と考えるようになりましょう。
・相手が食事後のお誘いに応じなかったり、ラインやメールのやり取りが途切れてしまったりした場合。
「100%、自分に魅力がなかったせいだ」と考えるべきです。
・女性に「前借りの形でまとまったお金をサポートしてもらいたいの」と言われ、お金を渡した後、女性と音信不通になったとしましょう。
こんなとき「そんな女性と見抜けなかった自分の見る目がなかったんだ」と考えましょう。
この精神が、相手に大人としての「余裕」を感じさせ、良い出会いにつながる
たとえば、「女性の遅刻」というものを例にとった場合。
たしかに、(特に初回の)待ち合わせ時間に女性が遅れてくるというのは、男性側として印象は良くないでしょう。
しかし、その一事をとって「だらしない女性だ」と決定し、マイナス思考から入ったら、デートが楽しいものになるはずがありません。
女性はあなたとの出会いを本当に楽しみにしていて、お化粧やお洋服選びにいつもより多くの時間をかけてしまったのかもしれません。
前日にお仕事などで遅くまで忙しくしており、今日はとっても眠いのに、あなたとのデートを心待ちにしてセッティングに応じてくれたのかもしれません。
そういう可能性を考え、さりげなく
「こちらこそ、ちょっと分かりにくい場所を指定してしまってごめんね」なんて発言できたら、きっと女性はあなたの懐の大きさを感じると思いますよ。
もちろん、中には本当にだらしない人もいます(笑)。
でも、それは会った後の会話や雰囲気で「ちょっと違うな~」って分かるじゃないですか?!
交際クラブでのお付き合いでやってはいけないことは、「定型的な型に当てはめた判断を何よりも優先する」ということだと思います。
「遅刻してきた」→「はい。だらしない女性」
「ラインなどの返信が遅い」→「はい。こっちには気がないってことね」
「会話が続かない」→「はい。フィーリングが合わないってことだ」
などといった型に、当てはめるべきではありません。
これらのことは、相手女性と長く信頼関係を築けるか、フィーリングが合うどうかの「ひとつの判定要素」になることはもちろんですが、あくまで単なる一つの要因に過ぎないものであって、それをもって全部を判断するのは間違いだと思います。
ちょうど、新入社員の採用面接で
「高卒」→「はい。能力低い人」
「転職歴が多い」→「はい。仕事に真剣に向き合っていない人」
みたいに決めつけてしまうのが良くないのと一緒です。
学歴、職業、年齢、倶楽部で登録している期間の長さ、当日の表情、会話、会った後のラインやメールのやり取り、、、
そういった諸々のことが総体となって、「この人とは長く付き合える」とか「無理だ」と判断すべきであって、どこか1つの要素だけを見て「はい。ダメ~」としてしまうと、本当にもったいないですよ。
人に対する見方、好感度みたいなものは、ほんとに一瞬でガラッと変わります。
だからこそ、なるべく総合的に見る目を持つことを意識すべきなのです。
「人に対する見方がガラッと変わる」ということを理解するための小話を1つ、次に書いてみたいと思います。
ある小話を一つ ~奪われたポテチ~
どこで聴いたか、見たか、忘れましたが、ある小話がぼくの印象に強く残っています。
覚えている内容を基に、コラム風にオリジナルで書き下ろしてみました(笑)
副題はぼくが勝手につけていますが、名付けて~奪われたポテチ~の話。
・・・・・・・・・・・・
ある日、私は新幹線で新大阪から東京に向かっていた。
今日はグリーン車。
ここのところの激務で疲れていたせいもあり、ゆったりと座れるグリーン車はありがたい。
京都はもう過ぎたか、、次は名古屋だな。
うたた寝をしてしまっていたようだ。
窓側席から見える流れる夜景をボーっと眺めた。
小腹がすいてきた。
そうそう、大好きなポテチを食べよう。
新幹線に乗り込むときは、必ず買っていくコンソメ味のポテチ。
左手を伸ばして袋の中に手を入れ、一枚を口に運んだ。
いつもの味。うん、美味しい。
そして、さらにもう一枚。
ふと、気づいた。
通路側に座っている男性が、じっとこっちを見ている。
何だ?
見たところ50歳前後くらいか・・・
身だしなみはキチンとしているし、イケメンとまではいかなくても、ダンディくらいなら言える感じ
でも、見た目は良くても変態はいるから気をつけなきゃ。
まだ、こっちを見てる。
ストーカーか?
そして、次の瞬間・・・・
「!!!!!」
男性の右手がスッと伸びてきて、私の、私の、、、中に入ってきた。
私の左側に置いてある袋から、彼は一枚ポテチを取り出した。
そして、何も言わずに彼はポテチを自分の口に運んだ。
なんだ?
そんなにポテチが食べたかったのか?
だったら自分で買うなり(そっか、コンソメ味はあまり売ってないからか・・・)、欲しいなら一言「ください」って言えよ!
心の中で、私は大いに動揺した。
彼に注意をしたかったけど、この隣同士の狭い空間で殴りかかられでもしたら困る。
私も無言で、ポテチに手を伸ばし、また一枚、ゆっくり味わった。
すると、彼もまた一枚取り出して食べた。
私が一枚。 次に彼が一枚。 そして、また私、彼、私、、、、
何とも奇妙なポテチのラリーがしばらく続いた。
やがて、私が取り出した一枚をもって、ポテチは無くなった。
新幹線は、名古屋に到着した。
この変な(そして、無遠慮で自分勝手な)男性はどうやら名古屋で降りるらしい。
彼は手際よく身支度をし、カラになったポテチの袋をサッと引き取った。
「ありがとうございます」私はつい発言してしまった。
「ありがとう」? いやカラの袋を捨ててくれるのは有難いけど、普通、食べさせてもらったそっち側がお礼を言うべきでしょうに・・・。
男性は、わたしのお礼の言葉を聞き、にこっと笑った。
そして、結局何も言わずに、ただ軽く会釈だけして、降りて行った。
新幹線は、また滑るように走り出した。
次は新横浜か。
それにしても、不思議な男性だった。
変な人が横にいて緊張していたのと、あと、ポテチばかり食べていたから喉が渇いちゃった。
そうだ、カバンの中にお茶が入っていたはず。
どれどれ・・・・・
「!」
「!!!!」
「あ!?」
「ある・・・」
カバンの中には、なんと新品のポテトチップ コンソメ味が入っていた。
ということは????
つまり、私が、あの男性のポテチを勝手に食べていたということか!!
うたた寝から起きた私は、男性のポテチに躊躇なく手を伸ばし、美味しそうに食べ、じっと見られても臆することなく食べ続けた。
それが真相!?
私が、変な人!
というか、あの男性、なんて優しい人なんだ。
最後まで何も言わず、カラになった袋まで捨ててくれて、爽やかな微笑みだけ残して去っていった。
また会えないかな。
間違いなく恋してしまいそう。。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
いかがだったでしょう?
人を、ある一部分のみを見て判断することがいかに危険かが分かる例ではないでしょうか(笑)。
お付き合いを断ち切るときにも必須の精神
さて、「相手のため」「自分のせい」の精神は、相手との関係を終わらせたい場合にも有効です。
男性としては非常に光栄なことですが、何人もの女性とお会いしていると、「お付き合いを続けたい」人と「もう、これで終わりでいいかな」という人とが出てきます。
これは自然なことであって、仕方がないことですよね。
女性側が男性側を気に入っていて、継続したいと考えている。
しかし、男性側は関係を終わらせたいと思っている。
こんなとき、相手のためを考えればこそ、きちんと終わってあげるべきだと思います。
自分としては明らかに熱が冷めていて、このまま女性が望むようなお付き合いを続けていくことはないだろうと自覚しているのに
「まあ、いちおうキープしとこう」という考えであいまいな対応をしていると、女性だって思い切って次に行くことができにくいです。
あなたとのデートの時間を確保するということは、必然的にその時間は他の素敵な男性とのデートの時間が奪われてしまうことになるわけですから。
そして、そのような対応がやがて相手とのトラブルを招き、自分に跳ね返ってきたりもするでしょう。
相手のことを考えるからこそ、しっかりとお断りすることが重要です。
もちろん、その断り方として「あなたの〇〇なところが良くなかったから、冷めたんだ」みたいなことを言っちゃうのは、ちょっと冷たすぎると思います
(そういう対応をした方がよい場合もあるでしょうけど、そのあたりは各自でお考えください)。
なるべく相手を傷つけないように、かつ、「終わらる」という決断をブラさないように工夫していただきたいと思います。
あなたが「もうこれ以上、会わないでいましょう」と宣言した女性から、数か月後に「やっぱりあなたが忘れられない。会いたい」と連絡が来ても、基本的には返信してはいけません。
「わ~。別にキライっていうことじゃなかったし、またメール来たし、会うだけあってみるか~」という感じで、
「久しぶりのメール嬉しいです。また会ってみましょうか」みたいな返信、しない方がよいと思いますよ。
本当にその方と、改めて関係を築こうというなら別ですが、中途半端に続けていてもたぶん楽しくないと思うし、何より、後々何らかの大きなトラブルになるリスクがどんどん高まっていくと思います。
以上、ぼくなりに交際クラブで成功するためのポイントを書いてみました。
もちろん、ぼくの意見が絶対的に正しいというわけではありません。
しかし、仕事でも交際クラブでも、人と人との関係であることを忘れるべきではありません。
一人の「個」として相手を見る努力を続けることで、あなたも、相手から「たった一人の存在」として見てもらえるようになるのではないでしょうか。
皆様が多くの素敵な出会いに恵まれますように。