私が『女友達』から『ママ友』になった日

以前のコラム『私が”女”になった日』の続きです。
https://universe-club.jp/column/watasigaonna

もう彼女と始めて会ったのは3年程前でしょうか。このコラムの最後で彼女から結婚報告を受け、そしてその旦那とは既にセックスレスとの事。

その後日談として、別のコラムの最後の方にちょこっと書きましたが、その旦那が早々にアプリで浮気していたとの報告を受けました。

『とある男性会員の向こう側』
https://universe-club.jp/column/toarudansei

『交際女性への「ありがとう」』
https://universe-club.jp/column/arigatou

しかしながら彼女は来月、男の子を出産いたします。

やることやっとるんやないかい!笑
おめでとう(^^)

今までのおさらい

・アプリで彼女と出会う
・都度5で関係がスタート
・月極15に変更
・出会って1年後に求婚を受ける
・求婚を断り泣かせてしまう
・もう会わないと思ったけど、ここからただの『友人』としての関係がスタート
・わりとすぐに彼女に彼氏が出来る
・エッチが出来なくなり、食後はホテルからスタバに変わる
・スタバのポイントがどんどん貯まる
・急に呼び出され、その彼氏との結婚報告を受ける
・もう会えないね。となってお互い号泣する(笑)
・もう会わないと思ったけど、ここからは私が女になって『女友達』としての関係がスタート
・旦那の浮気報告を受ける
・旦那はカネを押さえられ、かつGPS管理を受ける
・私は旦那に同情し、なぜか旦那を応援したくなる

今回のお話はここからの続きです。

クリスマス『女子会』

私が『女友達』になってからもちょくちょくデートはしていました。

それにしてもいいのかね。クリスマスなのに。

次はいつご飯食べる?って聞いたら指定されたのがクリスマス。

いいのかね。クリスマスなのに。

いいのか。『女子会』だから(笑)

じゃあせっかくだからという事で、ホテルのクリスマスディナーに行く事にしました。

久しぶりにかしこまった場所、オシャレしてきてくれた彼女を見て、正直「かわいいな」と思いました。

その瞬間、我は男に戻りました(笑)

『クリスマス』のデートですよ?

絶対に何かあるでしょ?

期待感だけが膨らみます。

・・・美味しいディナーを食べて。

・・・プレゼント交換もして。

会計をスマートに済ませてレストランを後にします。

世間話をしながらクリスマスの街を歩きます。

私はなんとなく雰囲気で感じ取りました。

こいつ!!

・・・さてやこのまま帰るつもりだな!?

当然なんですよ(笑)

彼女にとってはただの『女子会』ですから。

ただ私はその時、勝手に男に戻ってた訳です。

(ただじゃ帰さねぇ)

しかし、あれよあれよと駅改札まで来てしまいました。

(クリスマスデートなのにこいつ、ただで帰ろうとしてやがる)

(こいつ、絶対にただじゃ帰さねぇ)

その時の私の心境はこんな感じです。

今思えば頭オカシイですね(笑)

ここからはホラー展開です。ホラーが苦手な方は飛ばして下さい。

改札前で少し世間話をしていたのですが、私はおもむろに一歩・・・ニ歩、そろりそろりと彼女との距離を詰めにかかります。

彼女が半歩ずつ後退していくのが分かります。

しかしながら、私が詰める歩幅は当然それを上回ります。

駅改札前で世間話をしながら、そろりそろりと彼女の超至近距離まで近づきました。

世間話をしながら近寄る私の顔面に困惑した彼女は、私から距離を取ろうと上体を後ろに反らそうとします。

しかしながら、私が上体を寄せるスピードは当然それを上回ります。

そしてあっという間に私の巨大な顔面が彼女に近づき、困惑する彼女に強引にキス。駅の改札前で(笑)

クリスマス、ただじゃ帰さねえ。

そんな私の執念、怨念?が彼女のガードを上回りました。

怖かったろうな(笑)
だってあきらかに逃げてたもんな。。
完全に後退してたし、上体も後ろに反らしてたもんな。。

とにもかくにも、クリスマスの自分への手土産に強引にキスだけはしておきました。
そして私はやや満足した足取りで家路に着くのでした。

世間話をしながら唐突に近寄る俺の顔面。
それはそれは怖かったろうな。。

デザートブッフェ『女子会』

後日、ホテルのデザートブッフェに行きました。これもうマジの『女子会』ですね笑

そこのホテルのデザートブッフェは昨年行きそびれたので、一年越しでようやく行くことが出来ました。

ひたすら食べまくりました(笑)

いや〜腹いっぱい。

会計を済ませてホテルを出ようとしたところ。

ホテル従業員(以下、従)
「すみません。今ご夫婦限定でお得なキャンペーンをやってまして、海外旅行の優待もあるので応募しませんか?」

彼女「応募したい!」

(もし当たったら、彼女の新婚旅行とかに使えばいいし彼女の好きにさせよう。)

私「いいよ。」

従「ありがとうございます!ちなみに当ったら誰と行きますか?」

彼女「(俺を見て)あなたと一緒にいく。」

(へっ、なんでそうなるの?いや、違うか、ただ夫婦を演じてるのか。)

私「あぁ、一緒に行こう。」

従「ちなみにお二人は既にご結婚はされてますよね?」

(俺と彼女は結婚していないけど、それぞれ結婚はしている。どう答えるべきか。)

彼女「はい。してます。」

(躊躇ねえな笑)

私「ええ。してます。」

従「ではまずアンケートにお答えください。」

 ・・・・

従「では最後に、こちらの用紙に氏名、ご住所を記入ください。相違がないかどうか、念の為本人確認書類もご提示ください。」

(むむっ!どうすべきか!)

彼女はスラスラ書いていきます。

(なぜスラスラ書ける!?笑)

(えい!もういいや。流れに任せよう。)

私も書いていきます。

すると従業員がそれぞれの用紙を見て不審な顔をします。

なぜなら目に前にいる夫婦。夫婦なのに名字と住所が違うから。当然でしょう(笑)

従「あれ?あの・・・お名前が?」


(当然か笑、ただアンケート答えたえりして応募プロセスの終盤まできている。それに彼女は応募したそうだ。なんとか押し通したい。)

私「ああ、私達夫婦じゃないんですね(笑)。」

従「えっ、じゃあダメです(笑)」

彼女「えっ・・・」

(やばい。なんとか押し通したい。こうなったらついた嘘がバレるけど仕方がない。)

私「(彼女を見て)○○ちゃんは俺じゃなくて、旦那と行けばいいじゃん?夫婦を代表して君は今、申込をしている。(従業員を見て)それじゃダメですかね?」


従「う〜ん。本来は同席での申込なんですが。。その旦那さんの了解もすぐ取れますか?」

彼女「大丈夫です。今旦那と連絡取ります。」

(よく分からない状況だけど、では、俺の存在っていったい何なんだ?笑)

とにかく無事、キャンペーン応募は終了。

ワキ汗が噴出しましたが(笑)

・・・

私「ちょっと君の意図がよく分からなくて変な汗出たんだけど、俺は最初から君の新婚旅行で使えればと思ったんだけど?」

彼女「いや、私はあなたと一緒に行ければいいと思ってたけど?」


私「いやいや、旦那と新婚旅行に行こうぜ!(苦笑)」

キスは避けようとするのに、旅行は一緒に行ける。

どういう事やねん(笑)

重い『女子会』

「相談したい事がある」
そんな連絡が来たのでその日も『女子会』に馳せ参じました。

彼女「なんか最近体調が悪いと思ってたら妊娠してた。どうしよう?悩んでる。。」

(セックスレス言うてたやないかい!)

私「今何週くらいなの?」

彼女「10週くらいだと思う。」

(ん?前にセックスレスって言ってたのが○月くらいだから、逆算すると10週前はその前かな。だからセックスレスって言ってた時からはしていないって事かな?)

というか、そんな事はどうでもいいか(笑)

ようは旦那の浮気問題が発覚したけど離婚しなかったのは、自分もまだまだ若いし子供が出来る前であれば離婚して次に行けると考えていたから。

しかし妊娠した以上、最悪離婚して中絶手術となると、妊娠周期の問題があるため離婚するかどうかを早急に決めなきゃいけない。悠長な事は言ってられない。どうしよう?
という事らしい。確かに悩む。

ひと通り悩みを聞いたうえで、最近の旦那の様子を聞いたところ、浮気の事は結構反省している様子。ハッキリ言って私なんかよりは普通の悪くない男性だと思う。これからの成長見込みも感じられる。

それに、浮気後は彼女にカネまわり押さえられたりGPS管理を受けたりしている旦那に、私はなぜか親近感を覚えてしまっている。

そもそも「そんな旦那とは離婚して俺と結婚しよう」と言えるわけもない。

結局はその旦那の『覚悟』が結論になるだろう。
残念ながら私からどうこう助言できる問題では無さそうだ。

よくよく旦那と話し合う事を勧めて、何かあれば何でも相談に乗ることを約束しました。

その後、旦那と大喧嘩した彼女は実家に帰りました。しかし、旦那が実家まで謝りに来て、なんとか離婚せずに出産する結論に至ったとの報告がありました。

旦那もよく頑張ったぞ。えらい。

なんでしょうか。
そうそう、最初から俺みたいなラクな男じゃなくて、夫婦で色々修羅場くぐって一緒に成長していくのが大事なのよ。

妊婦との『女子会』

妊婦だしコロナもあるから会えないかと思っていましたが、どうやら安定期に入ってからは食欲旺盛、そして出産したらしばらくは自由に動けないから、とにかく今のうちに美味しいものがいっぱい食べたいらしい。

そうなってくると、美味しいものを奢ってくれる私に出番がまわってくる。

彼女は末っ子、そして彼女のご両親にとってはこれが初孫。子供がいる友達もまわりにはいない。つまり、最新の子育て情報を知ってるのは身近では私だけという事になる。

そうなってくると、子供関係の相談事についても私に出番がまわってくる。

その日も彼女が行きたい店のリクエストを受け、そこで食事をする事になりました。

彼女は出産前の準備で大忙し。
ベビーシートの選び方、哺乳瓶はどのメーカーが使いやすいのか、粉ミルクはどのメーカーがいいのか?色々と相談を受けます。

もうこれ、私は『女友達』じゃなくてもはや『ママ友』ですな。

相談事も美味しい食事も終了。会計を済ませたところで年配の女性店員さんに話しかけられました。

お店の女性(以下、店)
「あら〜、もうお腹大きいわね。もう来月くらい?」

私「そうなんですよ。」


彼女「はい。だから美味しいものいっぱい食べたくて(笑)」

店「ご主人、ちゃんといたわってやんなきゃダメよ〜。」

(夫婦と間違えてるな。当然か笑)

私「はい!いたわってって、優しくします!」

彼女「ありがと(笑)」

妊婦をそんな遅くまで連れ回しても良くないので、その日も早めにお別れして帰路につきます。

帰路にて

帰り道でイヤホンで音楽を聞いていると、なぜか急に感傷的な気分になってきました。

彼女は出産でしばらく遠方の実家に帰ります。
そして、実は先ほど『旦那が地方に転勤になった』との報告もありました。子供が落ち着いたら、彼女は当然そっちに行きます。

来月からは、しばらく(永遠に?)会う事が難しい状況になります。
なんとなく、それを話題に出さない空気感が漂っていました。いや違うか。もしかしたら私にもっと動揺して狼狽えて欲しかったのかもしれません。

私はめっちゃ動揺していたのに、なぜか動揺する感情を押し殺してしまいました。

その反動か、じわじわ感傷的な気分になってきました。

妻よりも圧倒的に穏やかな彼女。
もし彼女と一緒に生活したとしても、たぶん普通に穏やかな生活が送れると思う。モメる事も無いように思う。

彼女と結婚して子供が出来る。そんな道もあったのかな。と、ふとそんな考えが頭をよぎります。

しかし私は感情では無い部分も含め、決めている『大切なものの優先順位』というものがあり、それは崩す事が出来ません。その優先順位が高い順から、私の行動と優しさが消費されていきます。

もう、誰にでも100%優しくなれるわけでは無いんです。

それに私の優しさにも『容量の限界』があります。年を取るとともに省エネ的な優しさは上手になってきますが、その『容量』自体は少なくなってる気がします。

ついつい優しくしちゃう私は、自分で制限をかけないとすぐに優しさのキャパオーバーを迎えて、自滅します。

なので私は、私が決めた人にしか優しく出来ません。それに使える優しさの『量』にも限界があります。

結構勘違いされるのですが、私は決して優しい人間ではありません。場合によっては冷たい対応を取ります。期待されてももう、私の優しさはキャパオーバーだから。そんな時は冷たい対応を取るしかありません。

我が家の就寝は早く、すでに寝静まった家に帰り玄関の電気を着けます。

外から帰った私はバイ菌扱いのため、指でボタンを押す事は禁止されています。ヒジで電気のボタンを押します。
ちなみにコロナ前からです。

手洗いは2回以上を義務付けれています。
コロナ前からです。

風呂に入って体をキレイにしないとリビングには入れて貰えません。
コロナ前からです。

風呂に入った私は、物音を立てないようにリビングに入り、そ~っと水を飲みます。

そして寝室に行きます。

寝室では妻と娘が寝息を立てています。

二人を起こさないよう、その端っこにそ~っと寝そべります。

なんか小腹が減ってきました。

しかし、勝手に冷蔵庫の中身を食べる事も禁止されているので我慢するしかありません。

明日の朝ごはんは何だろう?
たぶん、ご飯と納豆とインスタント味噌汁だろう。まあ納豆は好きだから別にいいけど。

娘が寝返りをうって、私のお腹に強烈なキックが入ります。

(ホウッ!!)

イタタタ。。

娘の足が私のお腹に乗っかったままです。

ちょっと重い。。

なんとなく、私はその足をどける気にならず、

そのまま寝る事にしました。

おやすみなさい。

※現在『パパ活お悩み相談室』を受付中。気軽にご応募ください。

【応募方法】
・以下メールアドレスあてに、①〜⑤までの内容を記載したメールを送付ください。

[ onayami@aol.com ]

①ユニバース倶楽部の会員番号・クラブネーム
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③相談内容の概要
④相談方法の希望(非面談or面談)
⑤面談相談の場合、女性会員同席希望の有無

詳細はコラムご参照ください。
https://universe-club.jp/column/onayamisoudan

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