華道?茶道?書道?いえパパ道です。(Way to a daddy)第2話「面談」
パパになるには様々な難関を超えてゆかねばならない。
パパになり、パパとして成長し、楽しいパパライフを満喫し、女の子も成長することを目的としたパパへの道。しかしパパへの道は果てしなく遠いのです。
それが「パパ道」
-- 第三関門(面談) --
ユニバース倶楽部に入会する為にホームページを覗くのですが、この段階ではまだ交際クラブのシステムを理解しておりません。
ホームページで金額的なことは理解しました。
金銭的にも問題ないと判断し、入会の意思を固めたのですが、まだまだ不明点は多い状況でした。
ホームページを閲覧したところ、こういう記載があります。
「ユニバース倶楽部への入会を検討いただきまして、ありがとうございます。」
「ご入会にはクラブスタッフとの面談が必要になります。」
「面談の場所は、恵比寿駅(東京)、新宿駅(東京)、銀座駅(東京)…」
なるほど、面談をしなくてはならないみたいだね。
これはむしろ好都合、面談の際に不明点を聞けばいい。
面談は当然だよね。
面談をしないと男性の人となりもユニバース側はわからないわけですから。
血走った目のおっさんが「はよグリーン姉ちゃん(※第1話参照)紹介しろやあ!」って来られてもユニバース側も困っちゃうわけですし、面談が必要なわけですね。
しかし、私は面談前から「グリーン姉ちゃん!グリーン姉ちゃん!カモン!」と心の中で叫び、心は既に血走っているのですがね(笑)
面談依頼をフォームから送信すると、メールが返信され面談の段取りがあっさりと決まる。
メールには「面談は約一時間を要します」だとさ?
一時間?長っ!何をしゃべれば良いのか、何を要求されるのか…いやんw
面談の事は今でもはっきり覚えてます。
恵比寿の某ホテルで待ち合わせだったな。
待ち合わせをして、挨拶をすると近くの秘密基地風な喫茶店に移動。
待ち合わせのホテルでは男女2人のスタッフと顔合わせ。
緊張している女性スタッフの表情が印象的だった。
後で聞くと、この女性スタッフは男子面談が私が初めてだったらしい。
入社したての初面談が私という、何ともご愁傷様な体験だったろうね。
その節はごめんね、Iさん。
(※実はね、この女性スタッフが面談時に何も語らず、像化していたんだけど、とんでもない存在感だったんです。ひょっとしたら、この女性スタッフが影のオーナーで、男性スタッフの面談を採点しているのではないかとさえ本気で思いました。)
面談は真っ当な流れだったな。
男女が出会う場所の提供者として押さえるべき点は押さえられていたと思う。
トラブルが起こった際のリスクヘッジとしては最良の情報収集面談であったと思う。
おかげでこの面談にはとても満足・安心しました。
喫茶店に移動した意味も理解しました。
センシティブな内容を私もスタッフも交わしているわけです。
ホテルのメインダイニングでするには場違い感があるからこそ秘密基地風喫茶店での面談なんですね。
面談では身分証明書(免許証)を見せ、システムの話や注意事項を聞き、質疑応答で終了。
所要時間はきっちり一時間でした。
実はね、この時私は収入証明として確定申告の写しを持参していたんだよね。
でも収入証明は要求されなかった。
面談時は、何故収入証明が不要なんだろう?と思ったけれど、後に収入証明なんてものが必要でないことに気付きました。
だって、オファー費用+レストラン費用+女子への交通費・お小遣い+ホテル費用が初回デートで掛かるわけですから、遊ぶ金がないとムリなわけです。
小遣い制のサラリーマン時代の私が交際クラブに入会する気になるかといえば、それは難しいなと…
収入証明に記載されている「数字」はさほど重要ではなく、遊べる「数字」を持っているかが交際クラブに登録するうえでは重要で、そこはサラリーマンだろうが経営者だろうが変わらないというわけ。
まあサラリーマンだと色々と経費で落とせないわけで、それはそれで大変だろうなとは思うけど…
面接の最後に入会金を支払って無事入会できました。
数時間後、メールにて男性会員画面のIDとパスワードが届きました。
さあグリーン姉ちゃんを探す旅のスタートです。
夢の会員画面、そこには綺麗な姉ちゃんがずらりと並んでいる。
もうね壮観でした。
その日はサルのように女性会員のプロフィールを見たな。
今でも覚えてる、プロフィール画面を電車の中、カフェでの休憩中、仕事の合間にも見ていた。
沢山の女の子をお気に入りに登録もした。
お気に入りに登録した女の子はほぼ「タイプB【2回目以降】」(2回目以降のデートでお互いのフィーリングが合えば、交際に発展する可能性がある子)
そりゃこっちにも下心があるわけですから「タイプC【フィーリング次第】」(初回からフィーリングが合えば交際に発展する可能性があります)を狙えばよいのだけれど、まずはデートがしたかったからこその「タイプB」狙いだったのかな。
「タイプB」狙い。
これが後に混迷と混沌を引き起こす原因となることをこの段階では知る由もない。
-- 後日談(というか感想) --
交際クラブを知る前は、電車や街中に「いい女」が多かった。
交際クラブを知ったら、電車や街中の「いい女」が減った。
と思うようになった。
これね、手が届くか届かないかの差だと思う。
手が届かない綺麗な姉ちゃんと思ってたけど、交際クラブだと綺麗な姉ちゃんに会える。
交際クラブだと綺麗な姉ちゃんや普通だと出会えない姉ちゃんでも会えるから「いい女」が減ったように感じるのかなと思う。
少なくとも地下アイドルの子とお知り合いになる事は交際クラブを知る前では絶対にありえない。
以前オファーした子が、実は地下アイドルだった。
「イベントがあるから来てね。その後でデートしよ!」
と言われ、しぶしぶイベント会場に行った時の事、会場では、若い男子たちがギャーギャー言って応援している。
だけど応援されている女の子も悩んでパパ活している。そんなカオス。
男子とそのアイドルは一緒にポラロイド写真を撮っている。
ポラロイド写真撮影で男子は満面の笑み…ツイッターにでも載せるのかな?
しかし、イベント後はおっさんとデート。
これが交際クラブ。