往復書簡シリーズ 〜Aさんへ 京都について〜

A さん。

ご無沙汰しております。

お元気ですか?

もうお忘れかもしれませんし、今更ですが昨年末のコメントで計画していた A さんへの往復書簡?をスタート させます。

気がかりなのは、Aさんが木田さんとのやり取りの中で「自主的強制退会」の宣言をされたことです。

僕は A さんとはコメント欄のみでの交流で すから、A さんの何を知っているわけでもありません。

でも木田さんとのやり取りを拝読して A さんの振る舞いが「ああ、A さんらしいなぁ」と失礼ながら 微苦笑させられました。

と同時にあれ以来 A さんのお名前を拝見することはありませんから、本当に?自主退会されたのでしょう。

何より A さんのコメントを楽しみにしていた者としては残念でなりません。

ということでこの駄文も A さんの目に触れることがないかもしれませんし、そうであるならば「単に気持ち悪いおっさんの独白」になりかねませんが、自分の備忘録のためにもあれこれと綴ってみます。

いきなり何の告白だよと言われそうですが、僕が起業するとき、今は鬼籍に入った敬愛する経営者からおそらく僕の地声の大きさを心配して「ささやくように語り出せ」というアドバイス?を貰いました。

「えっ、今なんって言ったの?」

と聞き返されるぐらいの小さな声でと。

彼曰く「そうすれば相手は君の話に耳 を傾けてくれるだろう」とも。

当時はこのアドバイスの真意がよくわからなかったし、何より小さな声で話し出す自信もなかったので、実践しませんでした。

ところで今年の年明け早々、これまた大昔に?コメント欄でお話しした絶世の?京美人(コウミちゃん 友人の会社の秘書)と密会した折(もちろん京都 で)件のアドバイスを実践しました。

僕としてはささやいたつもりでしたがコ ウミちゃんから聞き返されることはなかったので、自分が思うほどの声量ではなかったのかもしれません。

それでもコウミちゃんからは「ジョーさんは静か に喋るからどんな話もできる」と過去に一度も言われたことのないことを言われました。

何より思いもかけず、そして心ならずも(?)コウミちゃんの大絶 叫を聞くことになったので、件の経営者のアドバイスを早く聞いていれば今頃 は吹けば飛ぶような会社ではなく、それなりの会社になったのではないかと思 います。

いや問題はコウミちゃんですね。

彼女とは祇園のホテルロビーで待ち合わせ をしました。

このホテルは密会専用としか思えないホテルで、ロビー・フロン トは半地下にあり、間接照明の中、品の良い、ソファーや椅子が並んでいます。

ホテルレベルに比しても高級感がありますし、実用的とは言い難いロビーの暗 さが忍び会う恋を包み隠し、背徳感を盛り上げてくれます。

まさに「今夜もありがとう!」ですね。

と言いながら、コウミちゃんは1ミリもそんなこと思っ ていないでしょうけど。

まずは食事ということで、比較的近くの老舗おでん屋さんにお連れしました。

タクシーで移動するつもりでしが、コウミちゃんが歩きたいと言うので、徒歩 で移動しました。

これがユニバース女子なら「歩かされた!」とクレーム?を入れられるところですね。

これだけのことでさらにコウミちゃんの評価が上がります。

自分で言うのも何ですが、おじさんを騙すのは簡単ですね(笑)。

その日は比較的暖かな日でしたが、日が落ちるとぐんと気温は下がりコート の襟を立てて祇園の古い町並みを楽しみながら鴨川を目指します。

冬の週末、夕方の鴨川沿いは若いカップルが手を繋ぎながら仲睦まじく歩いていました。

客観的に見れば僕らは完全に浮いていますし、何せコウミちゃん の美貌は圧倒的ですから、すれ違うカップル特に女性からは批判的なというより蔑んだような視線を浴びせられます。

そんな視線をコウミちゃんは感じないかのようにニコニコしながら歩いているのが救いです。

そもそもジョー自身が気分は 20 代、いや 10 代ですから高校生が好きな彼女と初デートを楽しむかのような足取りでした。

あっ、自分で書いていて「どんな足取りだよ」とツッコミたくなりましたが、それほど浮かれておりました。

京都の高校生は羨ましい ですなぁ。

程なくして老舗おでん屋に到着。

このお店は予約ができないしカウンターの みで席も少ないので、入れない心配もありましたが、運よく最後の2席が空い ていました。

店内はいて年季が入っていますが、清潔でおでんのだし汁の匂いが店内に広がっています。

手元にメニューはなく、壁にかかる板フダの中から 注文します。

「おでん」は「関東のもの」というイメージがジョーにはありますが、出汁や具材も含めて違いはありますね。

関西では定番具材であるらしい「たこ足」は関東で食べた記憶がありません。

そもそも「おでん」のことを関西では隠語で「たこ」というらしく、関西で店名が「たこ○○」とあればそれはおでん屋のこと、という店主のウンチク?をバックミュージックに素晴らしいお でんを堪能しました。

接客も付かず離れずで、チェーン店系にありがちな過剰な言葉遣いや格一的な接客とは対極にあるもので老舗の老舗たる由縁を垣間見た気がしました。

何より嬉しかったのはコウミちゃんが「美味しい、美味しい」を連発しながらたくさん食べ、かつ本来は得意じゃないはずのジョー好みのぬる燗にも付き合ってくれたこと。

兎に角いい子だったなぁ(過去形注意!)。

2軒目は A さんに教えてもらった祇園のバーへ。

A さんが危惧されていたよ うに?この日のお店は混んでいて忍び逢う雰囲気でもなかったんですが、お酒 は素晴らしかった。

コウミちゃんはウィスキー、ジョーは赤ワインをお任せで 注文しました。

適当に好みを伝えただけでしたがバーテンのチョイスは満点。

コウミちゃんのリクエストで頼んだチーズも良かった。

そしてまあまあの時間になったので、コウミちゃんを送るべくタクシーを呼んでもらいましたが、コ ウミちゃんからは「もう少しだけ飲みたい」ということで、宿泊先のホテルへ と向かいました。

信じて貰えないかもしれませんが、この時点で下心は微塵もなく(何せ友人が経営する会社の秘書だし)、ホテル併設のバーではなく、部屋 飲みに誘ったのも周りを気にせず話したかったから。

それが部屋に入るとコウミちゃんの妖艶度は120%アップでとても我慢出来ず押し倒してしまいました。

そして心ならずも(?)彼女の大絶叫を聞くことになったわけです。

いやこれ は自慢ではなく(ちょっと自慢かも)、お察しの通りこの夜が悲劇(或いは喜劇)の始まりでした。

まだ生傷状態なので、続報は少し先になりそうですが。

それにしても京都、恐るべしですね。

30 年以上前に「夏ダカラコウナッタ」という 確か化粧品会社のコピーがありましが、ジョーにとっては「京都ダカラコウナ ッタ」という気分です。
 

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