ユニバース倶楽部 「パパ活川柳」コンテストの結果発表をいたします。
たくさんのご応募、誠にありがとうございました。
余りの素晴らしい川柳の為、選ぶ方に時間がかかってしまったことを深くお詫びいたします。
応募総数 1,459句
ユニバース倶楽部「パパ活川柳」コンテスト
金賞賞金10万円
素晴らしい川柳を1500句見ていく中で、やはり男女お相手を揶揄したような内容や「あるあるネタ」、自虐的なネタなどが多く見受けられました。
その中でこの句がどうしても心に残ってしまいました。
女性がいつもより少し薄めのメイクする状況って、どういうことなのか正直わかりませんが、ややもすると過剰になりがちな「盛り」や「金持ちアピール」。それが悪いわけではないのですが、その中で少し薄めのメイクをする姿が、昭和から続くパパ活の歴史を象徴しているように思えました。
金と性にまみれた男女のばかし合い、その中でもほんのりと、ふんわりと、温かい気持ちにさせてくれるこの句を金賞に選ばせていただきました。
20代 ぱんださん、おめでとうございます
ユニバース倶楽部「パパ活川柳」コンテスト
銀賞賞金3万円
どの句も素晴らしいのですが、やはり何度読んでも楽しく、前向きになれるような句を選定させて頂きました。
男性への辛辣なメッセージ、清楚系を皮肉る句、どれも言葉の毒は強いのですが、それでいて爽やかな、親友から言われる「しね」って言葉のような暖かさを感じました。
男はへんなやつが多い、女はカネカネばかり言ってくる、そんなパパ活の風景をただ愚痴るのではなく、もう一歩踏み込んだリアルなデートの景色が見えてくる気がします。
愛があるからこそ書ける言葉、のような気がします。 完全に私の趣味で選んでしまったので、優秀な句かどうか、は分かりません。
きっと10年後にこの句を読んでも、いまいちパッとしないでしょう。
でも今の私には10回読み返しても飽きない、楽しい句です
ユニバース倶楽部「パパ活川柳」コンテスト
優秀賞アマゾンギフト賞金1,000円
今回は第一回パパ活川柳に多くの寄稿をいただき誠にありがとうございました。
ラブアンというサイトで行っていた川柳をリスペクトしてユニバースでも開催させて頂きました。
スタッフが選ぶ句と私が選ぶ句は全くと言って良いほど違っており、結局私の独断で選ばせていただく事になりました。
昔の日本で、ニンテンドースイッチやユーチューブがなかった頃、貴族たちが夜這いをしながら「無常だぜ」とイキっていた頃、日本人は五七五のリズムに乗せたシンプルなリリックで恋の炎をともしたり焼かれたなんてライムをかましてたぜ。YoYo。
あの頃から月日は経って生活は格段に豊かになり、娯楽も溢れている今、それでも私達はこころに灯った小さな炎を消さないよう、パパ活をしています。
きっと石器時代の頃からパパ活や恋愛は存在して、少子化や晩婚化、夫婦間のセックスレスが社会問題となった現代でも同じようにいい年した大人たちが恋のかけひきで一喜一憂するのは、とっても自然なことなんじゃないか、と思えてきます。
今の法律や倫理観で不倫や売春は良くないこととされていますが、それは「一夫一婦制がとりあえず一番マシ」であるだけで、その枠組からはみ出た男性や女性の駆け引きやすったもんだは、どこか微笑ましいところもあるのではないでしょうか。
会員も関係者もみんな、決して楽しい思いだけをしているわけではありません。男と女と金と若さ、生きているあいだは99勝99敗を繰り返しています。
それは清少納言や紫式部だって同じだったでしょう。
みなさんの素晴らしい句を見すぎてちょっと意味の分からない総評となりましたが、どれも楽しい句でした。ぜひ2回目を行いたいと思います。
皆さんの人生とバラ色の日々に幸多からんことを。
木田 聡