【実録】「パパ活」デビュー戦①──清楚な銀行員、杏奈さん
こんにちは。浦野けいすけです。
今回は、僕がパパ活で最初に出会った女性の話を書こうと思います。
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パパ活を始めたきっかけ
僕がパパ活を始めたのは、2021年8月半ば過ぎのことです。
ここ数年、婚外恋愛の機会もなく、セフレもできず、といって風俗も虚しくなって、すっかり「性の砂漠」に迷い込んでいました。
そのうえ、コロナ禍がありました。
1年半以上に及ぶ自粛生活でストレスを溜め込んだ私は、2回目のワクチン接種が終了したあたりから、自分の心の箍が1つ外れたように感じました。
そして、
「何かこれまでしなかったような、新しい経験がしたい!」
「これまでにない非日常感を味わいたい!」
そんな思いで、頭がいっぱいになったのです。
また、それとは別に、同じ頃、志向に関する大きな変化がありました。
突然、「すごく若い子とエッチをしてみたい!」と思うようになったのです。
これは、僕にとってはとても不思議なことでした。
これまでの僕のタイプは、「30歳以上の大人の女性」でした。
それが一気に「合法ぎりぎりまでの若い子としてみたい」と思うようになったのです。
自分でも、どういう心境の変化だろうか不思議に思ったのですが、よくよく考えてみると、生物の原始的な本能から来た、渇望のような気がします。40歳半ばで、身体的老化が進むなか、生体が「若さ」を求めている、そんな感じでした。
こんな思いや渇望が錯綜し、僕はとうとう「パパ活」という一線を越えることにしたのです。「いい大人がみっともない」、そんな思いをかなぐり捨てて、「パパ活をやってみよう!」と思い切りました。
腹を決めたからには、ある程度のお金を使う覚悟はできていました。
ちょうど、コロナ流行の直後に買った株がいくつかが倍近くの高値をつけていたので、その銘柄をいくつか売ってお金を作り、「200万円くらい使ってしまえ!」と思ったのです。
それから、これまで延べ30人近くの女性と出会い、今は4人の女性と定期的に会っています。パパ活ではいろいろなことがありましたが、すべて刺激的な経験でした。30人もの女性と会ったうえに、それぞれタイプが異なり、話していて楽しく、しかも美人な4人と継続できたことは、パパ活に踏み切らなければ叶わなかった非常の喜びです。
しかし、パパ活の最初のスタートは、ある意味、散々でした。期待が大きすぎたせいもあって、「こんなものか……」と、すっかり希望を打ち砕かれた出会いでした。しかし、その反面、とても貴重な学びのある出会いでもありました。その後のパパ活が、ある程度、うまくいったのは、彼女のお陰と言っても過言ではありません。
松岡茉優似の杏奈さん
彼女の名前は、杏奈さん。銀行員の24歳の女性です。プロフィールの写真を見ると、大手企業の受付にでもいそうな、上品で清楚な美人でした。たとえて言うなら、女優の松岡茉優さんに少し似ていたでしょうか。
オファーをしてから翌朝にはすでにマッチングが成立していて、メッセージのやり取りをすることになりました。やり取りはとんとん拍子に進み、翌週の月曜日の19時に新宿のホテルので「顔合わせ」をすることになりました。
待ち合わせ当日は、仕事が手につかず、そわそわしながら気持ち半分で仕事を流し、夕方を待ちました。そして、17時半には仕事が終わったふりをして、いそいそと新宿に向かいました。待ち合わせは新宿のホテルのラウンジ、早めに入って席のチェックや、もしそのままの流れで食事、あるいはその先(ないでしょうが、苦笑)となったことを考え、いろいろな準備をしなければなりません。
もろもろの準備を終えて、彼女に席と服装を伝え、ソファにもたれながら、彼女を静かにまったのが、18時40分。僕の胸は期待で高鳴りました。「松岡茉優」「松岡茉優」……、そう念じながら待った20分は、気が遠くなるほど長い時間でした。
そこに彼女から、「着きました」の連絡が。
僕の胸の高鳴りは最高潮です。そこに1人の女性がラウンジに入ってきました。
「あ! あの服装は杏奈さん……! いらっしゃい、松岡茉優!!! 生まれて初めて会うパパ活女子!!………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………ん?」
えーと、少なくとも、松岡茉優ではない。
似ている人がすぐに思いつかないが、強いて言えばお笑いコンビ「パーパー」の、あいなぷぅを少し美人にした感じ……。
(あいなぷぅさんも十分かわいいです。ファンの方すみません!)。
そして、なんか、全くキラキラしていない。
総じて、微妙……。
(面白ければ売れるが、仲良い方がより面白いことができる(パーパーほしのディスコさん・あいなぷぅさんインタビュー) | 笑まる。- お笑い芸人の卵を応援するWebポータル (waramaru.jp)より)
あいなぷぅ似の杏奈さん
不思議なのは、どのように写真を獲ったら、あいなぷぅが松岡茉優になるかでした。
彼女が近づくにつれ、写真は本人に違いないとは思いました。加工していた訳でもなさそうです。絶妙な計算され尽くした角度、撮影技術、そのうえに「奇跡」が加わり、松岡茉優になったのが分かりました。
撮影した人は、どなたでしょうか。著名なカメラマンだったら申し訳ありませんが、そうでなければ「あなたは、もっと世界で活躍できる!」と、自信をもって言いたいと思います。
松岡茉優改め、あいなぷぅが席に近づいてきました。驚かされたのは、写真と違う容貌だけではありませんでした。黒髪に上品なライトグレーのニット、オフホワイトのロングスカートを合わせ、ライトブルーのロエベのバッグを持った彼女は、確かに銀行員の女性らしい清楚な佇まいではありました。しかし、彼女には全身から負のオーラが出ていて、顔に生気がなく、目が暗く淀んでいました。
「けいすけさんですか? 杏奈です」
僕は一瞬、「違いますよ」と言いそうになりましたが、そこは大人なので気を取り直して、笑顔を作り、「あ、けいすけです。お会いできてうれしいです。どうぞ」と席を進めました。しかし、内心では絶望に満ちていて、「さて、約束の1時間をどう過ごすか……」と暗澹とした気持ちでした。
しかし、彼女の驚きは、これだけではなかったのです。
次回に続きます。