イベントで知り合った長い綺麗な黒髪のアジアンビューティー

今の様にコロナが蔓延する前、人々は集まって自由に飲食をしていた古き良き頃の話です。

ユニバースでは男女会員とその友人を集めて定期的にマッチングイベントを開催してくれてました。

私の参加したイベントは15時から始まり、ケーキとお茶をいただきながら出会いを探すというものでした。

参加人気は男女合わせて20名位だったと思います。

開始時間より少し前に指定された会場のお店に着くと、身体のラインがクッキリとわかる黒のタイトニットを着て、長い黒髪の可愛い娘が所在なげにひとりでポツンと立っていました。

初参加で、お声かけのルールも分からずどうしたものかと迷ってました。

周りにはおじさんばかりで、当たり前ですがおじさんの友達を作りに来ているわけでもないので、そのアジアンビューティーに「こんにちは」とファーストコンタクトをとりました。

突然の声かけにびっくりさせてしまいました。恥ずかしそうに俯いた横顔がとても初々しく、伏し目がちの目に伸びる長いまつげがよく似合うとても可愛い娘さんでした。

ユニバースに入会したものの、デートのオファーもまだしてない時で、毎日登録女性会員の写真ばかり見ていた頃でしたので、実際の女性会員をみて、余りのレベルの高さに驚きました。

たまたま、そのアジアンビューティーさんも友達と一緒に思い切って登録したものの一度もオファーもないのと、ユニバースのスタッフさんの強い勧めで、勇気をを出してイベントに参加したと言ってました。

色々と話かけするものの緊張してるのか小さな声で俯きながらハイ、イイエを繰り返すばかりで、会話が全く成立しませんでした。きっとこれは、嫌われたのだと思ってました。

そうこうしているうちに男女共に参加者も増えていき、私は他の女性会員さんとも会話してました。

アジアンビューティーは参加者のなかで断トツに可愛いくて、多分一番人気だと思いました。常に数名に囲まれてましたが、いつも恥ずかしそうに俯いて時々首を縦や横に振ってました。

私は気になって仕方なかったのでチラチラ様子を盗み見ると遠くから何回か目が合ってときめいてしまいました。

こんな胸キュン体験は中学生時代に片思いのクラスメイトと目が合って喜んでいた時以来です。

はっきり言っておっさんキモいです。

イベントも終わりの時間が近づき数人と連絡先の交換をしました。

そして、念願の1番人気のアジアンビューティーさんとも連絡先の交換をすることができて、またしてもドキドキした嬉しさを味わいました。

ちなみに連絡先交換はお互いが了解したら何人とでもする事ができ、参加費は数万円の一回を払えばいいので、ひとりづつオファーしてセッティング料を払うのと比べると実際の人物も見れますし、ゴールドやブラックなどの会員種別のオファーできるクラス分けも関係ないので、このイベントに参加するとかなりお得感があります。

散開後、ユニバースの登録女性の写真を見たら確かに当該女性もいたのですが、本物のほうが断然可愛くて、写真や動画では良さが伝えきれてないなあとも思いました。

営業マンの鉄則にある通り鉄は熱いウチに打てです。早速交換したラインに連絡し、たわいも無い会話を続けていると、私のことを気に入って頂いてる事がわかり、翌週のランチデートにお誘いする事にしました。

お返事は「よろしくお願いします。楽しみにしてますね❤️」でした。久しぶりのこのドキドキはとても新鮮でユニバースのクラブ活動に感動しました。

デート当日、小さな手提げ袋にちょっとしたお菓子と共に封筒に入れた諭吉様を最初に渡し、ホテルの中にあるイタリアンの軽いコースのランチを食べながら色々とお話しをしました。

ラインのやり取りではかなり大胆になっていたのですが、実際に会って話するとやはり恥ずかしがり屋なのか表情も固く、あいかわらずはい、いいえの会話が続きました。

それでもわかった事があります。

1.私の人生の半分も生きていないお若い娘さんである事。

2.あの時の男性会員の中では私が一番ましに見えた事。

3.デートしたのは、私が初めてである事。

4. ユニバースに登録した理由はネイリストの上級資格取得を目指していていづれは自分のネイルサロンを持つという夢があるという事。

透明感のある目の前の可愛い娘は向こうの壁が透けて見えるほど純粋さに満ち溢れ本当に大人のクラブ活動が分かっているのか心配になるほどでした。

お相手がそんな感じだったのと、私自身もクラブ活動初心者だったので、なかなか大事な要件を言い出し難く、ランチデートを数回重ねまてしまいました。もちろん手提げ袋お菓子と諭吉様は毎回持参です。

やがて、ずいぶん打ち解けて普通に会話のキャッチボールは出来るし素敵な可愛い笑顔を沢山見せてくれる様になっていた、4回目のランチデートの時、コース料理も終盤となり、デザートが出る頃合いで、思い切って大人のお付き合いを申し出ました。

「あの…この後もっと仲良くなりたいので…あの…どうですか?」やっと言えました。

彼女は初めなんの話しか分からずポカンとしてましたがやがて、私の真剣な表情を見て、言葉の意味がわかったみたいです。ハッとした顔で目を見開いてびっくりした表情になりました。

そして、しばらく、テーブルの上の食べかけのケーキを見つめていました。

返事を待つ間、私はこんな若い娘さんをおっさんの昏い欲望の餌食に染めてはいけないのではないかと罪悪感のほうが強かったのを覚えています。

多分、顔はひきつってたと思います。

そして、心の中では「私が傷つかない様に上手く断ってくれ」と思ってたのも本当です。

やがて、彼女は決心したようにゆっくりと顔を上げ、緊張した笑顔で聞き取れるギリギリの小さな声で言いました。

「〇〇さんなら…いいですよ。よろしくお願いします…」と。

一気に血流が頭と下半身に巡り、嬉しさと少しの後悔が入り混じった気持ちになりました。

ユニバースのクラブ活動の真骨頂をここに見た気がしました。

この後、アジアンビューティーさんとのラブラブな付き合いが続くのですがその話は次の記事にします。

ありがとうございました。

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