私が”女”になった日

ユニバース倶楽部に入会前、「パパ活」を知るきっかけとなった女性とのエピソードです
 

謎の女性との出会い

まりちゃん(仮名)と出会ったきっかけはアプリでした。

ごく普通の清楚系、同年代より落ち着いていて大人っぽくみえるそんな娘。

アプリの出会いで怖い体験もしていた私は、普通っぽい娘というだけですごくホッとした記憶があります。

条件については事前にやり取りしていたため、軽く自己紹介し、ひと通り世間話をしたら早速ホテルに移動。

その時はこの娘がこんなに長い関係になるとは思ってもいませんでした。


そもそも当時の私は、パパ活は食事だけでお手当もらう活動だと思い込んでおり、まりちゃんにお手当は払っていましたが、それが俗に言う「パパ活」だとはよく分かってなかったんです。

今思えばよく分からずにそんな事をしていた自分も怖いですね。

そんな当時の私にとって、彼女は謎の存在でした。

そもそも相手のプライベートを詮索しないので、会話の中でのキーワードを繋げていくしかないのですが

・わりと良いところの都内で一人暮らし
・今は仕事はしていない
・美容に結構お金を使ってる
・高級店をいっぱい知ってる

当時の私にとっては正直

「意味が分からない」

そんな存在でした
 

「パパ活」という存在を知った日

ただ、話していてもラクですし、セックスの相性も良かったんですね。

いつの間にか月に2〜3回は会う。

そんな関係なっていました。

なんとなく会話から、他にも私のような男性がたくさんいるのかな?

医者、士業、経営者の男性が会話の中でたまに出てくるんです


どういう事なんだろ?


気になってネットで調べたら、大人の交際込みもパパ活だという事を始めて知りました。

なんと彼女は、親からの支援はもちろんありますが、それ以外は「パパ活一本」で生活している女の子だったんですね。

そういえば彼女からは都度⑤、月⑮と提示されてたのですが、当時は月⑮で会いたい放題の方がお得だなくらいにしか思ってませんでした

ユニバースに入ってから「ああ、これが大体の相場なのか笑」と後から知りました。

彼女と会っていなかったら、私はそもそもユニバースの存在にも辿りついていなかったかもしれません。
 

「パパ活女子」も普通の女の子

なんとなく覚えているのが出会って半年頃の事です。

セックスした後、彼女が結構重めの身の上話を話しだしたんです。

話に共感してあげて、優しい言葉をかけていたんですが、その時彼女の目に涙が溢れて、ポロッと泣き始めたんです。

今までは正直、プロのパパ活女子と思っていて心は一定の距離を取っていました。

それに、他のパパ(おそらく、医者、経営者、弁護士等)よりも収入面で劣る私は、メインではなく「サブのサブのサブの…」くらいだろうな。

彼女にとって私の優先順位は低い方だろうなと、勝手に一歩引いていたんです。

やっぱり女性の涙には弱いんですかね。

まりちゃんの事を

「弱い部分もある、普通の女の子」

始めてそう感じた夜でした
 

求婚から男友達になった日

お手当を渡す以上、私は一定の距離は取っています。

ただ、前回の涙をきっかけになぜか「結婚したい」と言われるようになります。

「結婚したいんだけど」

「え?誰と?」

「あなたと」

「俺なんてダメだって(笑)」

最初は軽い会話の中での事でした。

喜ばせるだけの、ただのリップサービスかな?

最初は全く真に受けていなかったのですが、会うたびに言われるうちに、徐々に分かってきます。

「あれ、これ、本気だな」

と。

しかしながらお手当を渡している関係です。

これってどういう事なんだろ?

会ってから1年以上が経とうとする頃には、彼女からの求婚がどんどんエスカレートしてきます。

徐々に「ちゃんとした回答」を求められるようになってきました。

これ以上は関係続けるの難しいなと感じてきた私は、始めて真剣に私自身の事も含めて話をする覚悟を決めました。

「次会うときにちゃんと話そう」

と。

今まで自分の事はず〜っとはぐらかして誤魔化していたんです。

ほんと酷い男だなと自分でも思います。

事前に彼女にその旨を伝え、お手当無しでのマジな面談機会を作りました。

そこで初めて、私自身の事や気持ちを正直に伝え、お別れを告げたのです。

「そうなんだ。。うんうん。。」

と彼女は相槌を打ちながら泣き出します。

本当に申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。

お別れになると思っていたのですが、彼女は泣きながら、今後は「友人」としてでもいいから会いたい。

そうじゃないとやっていけない。

と懇願してきます。

涙に弱い私は困りながらも「友達としてなら…」としぶしぶ承諾。

私は今までお手当を渡す一方で、自分を装って素の感情は表に出して来ませんでした。

なので、これから友人として普通に向き合うためにはどうしたらいいのか。

そして、これからは「お手当なし」で友人として会う事になったのです。

結果として変な事にならなかったから良かったものの、今思えば、一歩間違えれば非常に危険な選択だったのかもしれません。。。
 

彼女からの結婚報告を受けた日

最初は今までどおりの関係が続きましたが、そのうちベッドでパンツをスルスル脱がしている最中に

「今日はダメなの」

と言われて、パンツをヒザあたりでUターン。

元にスルスル戻して履かせなおす事が増えてきました(笑)

それが何回か続くと、さすがに察して、遠慮してなかなかエッチを誘えなくなってきます。

それからはホテルじゃなくてスタバに行くようになりました。

スタバのポイントがものすごく貯まるようになりました(笑)


友人として付き合いがスタートしてから数カ月後、食事中に彼女の口からサラッと「今の彼氏が〜」とのワードが。

その時は顔は平然を装っていたものの、心臓はブルブル震えるほど動揺しました(笑)

求婚からそれほど経っておらず、ヒザも震えるほどの衝撃だったので、食事終えてから、彼女の肩につかまりながらやっと。

「…さっき、…サラッと、…彼氏って。。」

て聞いたのを覚えています(笑)

それからはもう、手を繋ぐ事すらも遠慮するようになりました。


それでも月2くらいは食事で会う関係が続いたのです。

そしてその時はとうとうやって来ます。

まりちゃんに会ってからはもう、2年経過しています

ラインで急に

「ちゃんと報告したい事があるんだけど今日会えない?」

あれ、これ結婚報告だな。

雰囲気ですぐに分かりました。

本当にとうとう会えなくなるな…
 

女になった日

報告はもちろんですが、これでお別れという話しになるでしょう。

前回の涙があるので一応個室じゃないと都合が悪そうです。

ただ、急な誘いのため個室が手配できません。

かといってホテルで密室2人も、なんだかまずい気がします。

とりあえず二人でよく行く好きなお店で会う事にしました。

まわりの目もありますが「結婚するんだ」「おめでとう」くらいは普通に言い合えるはずです。

「急に呼び出してごめんね」

…ただなぜか彼女は「結婚」にはふれず、当たり障りの無い、いつもどおりの会話しかしないんです。

なんとなく私からも言い出しづらい。。。

お会計をして外に出たのですが、微妙な気まずい空気が流れます…

意を決して、私が

「…結婚おめでとね。良かったね!」

「ただ今日で最後だね…」


と言葉をかけると、今まで我慢してきたものが溢れ出すように、彼女は外でボロボロ泣き出します。

私はすでにユニバース倶楽部に登録していた頃だったので他に会える女性もいます。

正直軽い気持ちのはずでした。

はずでしたが…

私も急にボロボロ涙が溢れてきます。

こんな感情になるとは思っていませんでした。


寒い外で二人でボロボロ泣くわけにも行かないのでやむなくです。

エッチ出来るかもとか思ってないですよ(笑)

やむなく、近くのホテルに入って話をすることに。

「ほんとは今でもあなたと結婚したい」

「今でも正直迷ってる」

「あなたが離婚するのを待っててもいい」


涙ながらに久々の熱いキス…

…流れでパンツに手をかけると

「エッチはダメ」

そこはしっかりしとるな(笑)

落ち着いたところでちゃんと話し合い

「初婚同士で一度は結婚したほうがいい」

「悪くない人なら結婚していいんじゃない?」


と今の結婚の決断を後押し。

彼女は

「うん…まあ、失敗してもまだ2回目狙える年齢だし大丈夫かな?

「私が失敗したらまた結婚考えてね」


(なんとも言えないわ笑)

「今後同居するんでしょ?俺たち今後会うの難しくない?」

「…会えなくなるのは絶対にヤダ」

話をした結果、前回の繰り返しのようですが、今後も定期的に食事で会う関係を続ける事になったのです。

ここで初めて、今まで一度も聞かなかった彼女の「パパ活」活動について聞いてみました。

・たしかにパパ活だけで生活してた
・専用手帳でスケジュール管理し、誰とどこで、何を話したかをしっかりメモしてた
・「パパ活一本」も、それはそれで大変だった
・「パパ活」のなかで、酷い男性も結構いて、ツラい経験もした
・なかには執着心強い人もいて、別れるのに揉めたのがしんどかった
・全然モテなさそうな人がたくさんの美女と交際してて、お金の力って凄いなと知った
・切れたパパに支払って貰ってるままの、パパ名義のWi-Fiをこれからどうしようか悩んでる(笑)

「ちなみに俺もそんな中での出会いだけど、なんで友達としてでも継続して会ってくれるの?」

・とにかく優しいし、私の気持ちに合わせてくれる
・一緒にいて楽しいし、何より一緒に食べるご飯が美味しく感じる
・プライベートでもそんな人はなかなかいない
・これからもチャンスがあれば結婚したいから


(後半は聞かなきゃ良かったかな笑)

でもやっぱり、食事だけだとしても既婚女性と会うのはまずいよな…


旦那にバレても嫌だし何か方法は無いかな?


「ちなみに、旦那には俺と食事に行く時にどう言うの?」

「ん?普通に”友達とご飯”って言うだけだよ」

「よし!じゃあ、こうしよう」

「今までは俺は男だったけど、今日から俺は”女”になる!」

「今日から俺は君の” 女友達 ”になる!」



と、ワンピースのルフィのように宣言。

早速、ラインの名前も女の子の名前に変えて、これからは私は「ありさ」として彼女に会う。

そんな関係が始まるのでした。
 

あとがき

長文を最後まで読んでいただきありがとうございました。

たぶんユニバースに登録したのも、深層心理ではまりちゃんとのような、ある意味深い関係になれる娘を探したかったんですかね。

コラム書いてて自分の危険な心理に気づきました。

危ない危ない自制しないと。。。

ただこのように、人との出会いってどう展開するのか想像つかない事があります。

「パパ活」からこんな関係になる事もあります。

だから私は、新しい出会いが欲しくなるんでしょうね。

それにまりちゃん、既に旦那とはセックスレスらしいので、いつかこの「穴埋め棒」が役に立つ日が来るかもしれません(笑)

そろそろ出会いの春だし、しばらく少なくなっていた新規オファー増やそうかな。
 

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