恋愛ワクチン 第五十一話 スキャム(scam、詐欺)
ウイルス→スキャム
ジョーさんとのしりとりコラム。
最近会った女の子が、二人続けて、アプリで詐欺の被害にあった話をしてくれた。
1人は30万円。
男性に、
「自分はFXなど投資で儲けている。関心があるなら、教えてあげるから、それと交換でホテル行かないか?」
と提案されたそうだ。
その女の子はたまたまFXや投資に興味があった。
しかし、ホテルに行くのにお金無しというのは、どうしても納得がいかない、だからそれはお断り。
次に男は、こう言ってきた。
「それなら、僕に30万円はらえば、体の関係なしで教えてあげるよ」
それに納得して30万円振り込んでしまったとのこと。
当然、そのあと、連絡は途絶えて、アカウントも削除された。
もう一人は5万円。
ちょっと細かくは聞きそびれたが、新幹線のチケットを買って送るように言われたそうだ。
その後無しのつぶて。
以前にも、仮想通貨詐欺などにあっている女の子はいた。
しかしそれは、実際に会ったことのある顔見知りの男からであった。
アプリなどパパ活の男ではなかった。
こんな風にアプリで、交際女子が狙われるというのは最近のことではないだろうか?
アプリが身近になってきて、悪い人が参入してきたのかもしれない。
こういう話、読んでいると、なんて浅はかな、と思うでしょうが、詐欺って、本当に気が付かないものだ。
上の二人の女の子も、大卒でOLをしている。
決して頭の悪い子たちではない。
実はマックさんも、ビジネスで詐欺の被害にあいかけたことがある。
まったく気が付かなかった。
後から考えると、いくらでも思い当たる点はあるのだけれど。
なぜ、未遂に終わったかというと、マックさんが契約する予定の、ちょうどその当日に、相手が写真入りで新聞に載ったからだ。
前日に、マックさんの部下が先方の事務所に行って、話を詰めて、では明日はよろしくと退室した後で、入れ替わりに数名の警官が入って行ったとのこと。
地方銀行相手の別件の詐欺事件で逮捕されたのだった。
あぶないあぶない。
あの契約していたら、マックさんもたぶん巻き込まれて、一緒にお縄になっていただろう。
だから、冒頭の女の子たちが騙されたのを、マックさんは同情や共感こそすれ、全然不思議には思わない。
マックさんですら気が付かないのだ。
二十歳そこそこの娘が騙されるのも無理はない。
しかし、少々お高い一種のアトラクションだと思って、人生一度くらいは、詐欺というものにあってみるのもいいと思う。
ほんと不思議な経験だからだ。
若いうちに、できれば少額にこしたことは無い。
女の子たちにもそう言って慰めてあげた。
さて、ジョーさんとのしりとり、「す」をscamって英語でつないだついでに、海外ではどうなんだろうと思って、sugar daddy scamでググってみた。
出てくる出てくる。やっぱりね。
「パパ活女子急募。最初1500ドルでそのあと毎週800ドル。正直で忠実なこと。セックス無し」
詐欺師は英語でscammerである。
Scanner(超能力者)みたいでちょっとかっこいい(笑)
このあとの展開は、だいたい以下のようになるらしい。
「君にお金を送る前に、君の決意を試すために、私のPayPal口座に100ドル送ってくれ。これまで何人もの女性が、僕がお金を送った直後にSNSをブロックするんで懲りてるんだ」
ほかには、ギフトカードを送るように指示されることもある。
ギフトカードっていうのは、amazonやappleのものだ。
カードを買って、裏面のコードを相手に伝えれば、相手が使えるから、送金手段になる。
なるほど。
小切手を使う手口もある。
男が「1000ドルの小切手を入金するから銀行口座を教えてくれ」といい、実際に小切手が入金される。
次に男が
「ギフトカードを400ドル分買ってコードを送ってくれないか?」
と言ってくる。
そうしてくれたら、また来週小切手を送るから、とも。
女性は既に小切手を受け取って信用しているので、差し引き600ドルでも、お手当としては十分と考え、ギフトカードを買って男にコードを教える。
後日、銀行から連絡があり、偽造小切手なので換金できない、と言われてしまう。
留学やワーホリで海外いく交際女性さん、くれぐれも気をつけてくださいね。
まあ、そういう若くて忙しい女性は、あまり男性コラムなんて読んでないだろうけど(^^;
「僕が君にお手当てを送る寸前だっていうのが分るかい?君の名前も読めるだろ?君が本気なら、今から送るよ。それともキャンセルしちゃおうかな?」
「欲しいわ・・私は何をすればいいの?」
「他の娘たちみたいに、送金したとたんに消えてしまわないようにちょっとテストしてみたいんだ」
お手当は英語でallowanceというようです。覚えておきましょう。
きっといつか役に立ちます(笑)。
蛇足ですが、面白いもの見つけました。
Sugar Baby(パパ活女子)Tシャツ(笑)。
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ネットで購入できます。
若い女の子が、これ着て、外人の多い東京のバーやホテルのラウンジにいたら、日本に出張で来ている外人パパさんから声かけられるかもしれません。
外人パパを探してますがどうすればいいでしょう?っていう質問が、前に質問箱にありましたが、勇気のある方、試してみてください。
男性用もありました。
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いいなあ。
ちょっと着てみたいです。
フラグメーカーさんあたりと、二人でこれ着て、外国のバーに行ってみたい。女の子に声かけてもらえるかな?(笑)。
だけど女の子にはむしられそうだし、治安の悪いエリアでは間違いなくカツアゲのターゲットですね。
さて、もうひとつおまけです。
詐欺ではないけれど、最近当エリアで頻発している、ヤリ逃げの手口もひとつ。
ボロボロの車に乗ってきて、しかし、自分は社長で、ホリエモンとも知り合いだ、と言う。
女の子は信じてしまう。
なぜかというと、相手が詐欺師だから。
「この車はボロだが、本当はベンツを持っている。いま修理に出していて、このあと取りに行くから、その前にホテルに行こう」
と言われてエッチする。
そのあと、銀行の駐車場のようなところに車を停めて
「ここで待っててくれ、ベンツを取ってくるから」
と言って男がどこかに消えてしまう。
車は残したままなのだが、いつまで待っても男は戻ってこない。
ラインで連絡しても応答がない。
3時間くらい待って、仕方がないので、女の子は諦めて、お金貰わず帰ってしまう。
マックさんの知る限りで3人の娘が同じ被害にあっている。
同一犯のようです。
ていうか、こんな手口、ほかの人は思いつかないでしょう(笑)。
まあしかし、お金盗られる詐欺で無かっただけ、まだ良かったよ。