ブラッククラスを科学する その 1
愛しのサクラちゃんに振られてからコラムを書く気力もオファーを出す気力もすっかりなくなってしまった、ジョー。
入会したての頃(昨年9月)のあの情熱はなんだったろうというくらい引きこもり?の日々。
という愚痴をコンシェルジェの景子姫にこぼしたら
「女の問題は女で解決するしかないですね、じゃんじゃんオファー出しましょうよ」
と自分のパソコンを立ち上げ女性を紹介し出す。
しかも「ジョー様が振られたのはユニバース倶楽部にとって吉報ですから」とのたまいながら。おいおい、それを言っちゃあ、おしまいだろうよ、
景子姫、可愛いお顔に似合わずなかなかの腹黒ですな(景子姫、読んでる?褒め言葉だからね)。
「ブラッククラス」問題
というわけで景子姫に励まされ?オファーを再開したジョー。
サクラちゃんの交際クラスはプラチナだったから何の根拠もないけれどブラッククラスには彼女以上の女性がいるに違いないと思い、5 人のブラック女性にオファーを出してみました。
その顛末記を数回に分けて綴り「ブラッククラス」問題(そんな問題あるのか?)にジョーなりの解答を出したいと思います。
先に「ブラッッククラス問題」と書いたけれど、ユニバース倶楽部のブラッククラスの女性は男性会員にあまり評判がよろしくないと思う。曰く「ブラッククラスを乱発しすぎ」「ブラッククラスに相応しい女性が少ない」などの意見をよく目にする。
そしてこのコラムのコーナで交流?させてもらっているマックさんや A さん(閑話休題。思うところがあって今回から「さん」付にさせて頂きます。お許しください)はブラック会員ではない。
よってユニバース倶楽部ではブラック女性のオファー経験はないということだった。
しかしながら二人とも交際倶楽部の達人で経験も豊富であることはご存知の通り。
ブラッククラスじゃなくても美女と逢瀬を楽しめるということだからわざわざ大枚をはたく必要はないだろう。
ジョーはまあまあケチだからお手当はともかくとして(両手ダブルでも OK なのは景子姫だけよん。イヤ〜ン)セッテング料金がリズナブルなことに越したことはない。
だいたいユニバース倶楽部のブラック女性であっても他の交際倶楽部と掛け持ちしている場合、そしてその女性がモデルとかキャビンアテンダントなどのようにそれだけで多くの男性が股間を熱くする女性でないような場合は格安?でオファーできるらしい(A さんによると3枚)。
それを知って以来、ブラッククラスにオファーするのを躊躇していたが、この時のジョーは失恋の傷心で金銭感覚が狂っていたし、景子姫が背中を押したこともあって正常な判断ができないでいた。
芋焼酎好きに悪い人はいない
まずはアリス嬢。ホテルのロビーで待ち合わせた。初ブラック女性のオファーだったからどんな絶世の美女が来るんだろうと期待していたが、初対面の印象はそれほど良くない。
仕事帰りで少しお疲れモード。挨拶もそこそこ、近くの高級?和食屋に移動した。その間 3 分ほどだったがほぼ無言で少し怒っているようにも見えた。
「俺何か、粗相したかなあ?」と心の中で呟くジョー。
この辺りの自分の立ち振る舞いには自信がない。
店に入るとお酒は強いということだったのでまずは乾杯。ジョーはビールを、アリス嬢は芋焼酎を注文。(いきなり芋焼酎かよ)と思わないわけではなかったけれど(どっちやねん)ジョーは何だか嬉しくなった。
亡くなった祖父が「芋焼酎好きに悪い人はいない」と言っていたような気がする(言ってなかったかも)。
少しアルコールが入るとアリス嬢は先ほどとはうって変わって表情も和らぎ話も弾む。最初はどうなることかと思ったけれどホッと一安心するジョーであった。
アリス嬢の魅力はスルメのように噛めば噛むほど泌みだしくる。前述したように絶世の美女というわけではないが、エキゾチックな顔立ちで瞬間、瞬間の表情はとってもエロチックでジョーの心と股間をくすぐる。自分の見せ方をよく知っている女性だ。
地獄へと続く道はいつも甘美な花で飾られている。
話の引き出しも多く、経験に裏打ちされた知識も豊富だ。
それもそのはずかなり若い時分からジョーも知っている某富豪に囲われていたという。
その後も常にパパがいたようで愛人歴は長く色々と仕込まれている。
最初のパパからは高級マンションを充てがわれお手当も相当な額だったという。
恐る恐るその額を聞いてみたがジョーにはとても真似できない金額だった。鼻からビールを吹き出しそうになった。ただアリス嬢の名誉のために一言添えると、だからと言ってアリス嬢はブランド品で身を固めるような女性ではない。
持っているバックが素敵だったのでジョーが褒めるとブランド名を教えてくれたが、知らないブランドだった。
「自分が良いと思ったものをブランド名にこだわらず持ちたいんですよねえ」とアリス嬢。
「審美眼を磨け」
というのが最初のパパの教えだったようだ。
時間はあっという間に過ぎて話もかなり盛り上がり、バーをはしごした後、さらにホテルの部屋で飲み直すことになった。この場に及んでだけれど念のためアリス嬢の交際条件を聞いてみた。
「その都度なら・・・」と言いながら両手をパーに。
ジョーにはできないけれどまあこれは想定内だ。
さらに「その他に条件ある?」とジョーが尋ねると
「プライベートには立ち入らないこと」とアリス嬢。
お手当の点で既にアウトだけれどジョーが求める方向性とは違うことがはっきりした。
もちろんプライベートを詮索するつもりはさらさらないけれどジョーが求めているものは心だからだ。
こういうのを世間では「割り切った交際」と言うのだろう。
というわけで規定の交通費の他、多めのタクシー代を渡し解散。
タクシー乗り場まで見送る時ハグをしたのが唯一の肉体的な接触。
とっても良い匂いがした。そしてタクシーの窓を下ろしてジョーに手を振るアリス嬢。いつか見た光景だ。
地獄へと続く道はいつも甘美な花で飾られている。
サクラちゃんで散々学習したので、同じテツは踏まない。偉いぞ、ジョー!(号泣)
理想の女性を求める彷徨はまだまだ続きます。
ジョー