文春オンラインで紹介された『ルポ パパ活』エピソード「一晩60でもベッドインしたい!」

ユニバース倶楽部の会員様にインタビュー協力いただいた著書『ルポ パパ活』(彩図社)が2022年11月29日に発売になりました。

ありがたいことに、本の中からいくつかのエピソードが文春オンラインで紹介され、高PVをマークしました。

今回は、そんなエピソードの中から、私が勤めていた某老舗交際クラブに登録していた、唯一の最高ランク女性について、と、女性のランク付けに関してお話ししたいと思います。

SSSランク、入会金50万円以上

私が勤めていた交際クラブでは、女性は5つのランクに分けられていました。

一番上のランクはSSSランクと呼ばれ、男性は、入会金50万円以上と10万円以上の紹介料を支払って『特別VIP』という会員にならないと、そのランクの女性とデートすることができません。

女優やタレント、モデルなど、芸能関係の女性も多く登録しているクラブでしたが、SSSランクの女性はただ1人だけ。

待ち合わせのホテルロビーでも特別なオーラを放ち、面接のために入ったホテルのコーヒーラウンジにいる全員が振り向いたという逸話を持つその女性は、賀川マナミさん(仮名・29歳)。

身長168センチ、バスト96、ウエスト60、ヒップ89。とある企業の受付嬢で、趣味はゴルフで彼氏はパイロットという、佐々木希さん似の女性です。

引く手あまたの彼女ですが、交際クラブに登録して5年間でデートが実現した回数はわずか2回……。

 

ドタキャンが多い

なぜかというと、彼女、ドタキャンや連絡が取れないことが多いんです。

問い合わせはそれなりにあるものの、いかんせんメールの返事も遅いし、電話に出ることも滅多にない。

面接時に「メールや電話での連絡が1週間取れないと、お誘いは流れてしまうので、長期の海外旅行などの際は、あらかじめ倶楽部に届け出てください」というのは、全ての女性にお伝えしているので、マナミさんも理解しているはず。

1週間連絡が取れないとセッティングを白紙に戻すことになっているので、男性会員に「申し訳ありません、彼女と連絡が取れなくて……」とお伝えしても、「あと1週間くらいなら待つから、なんとかセッティングしてほしい!」と言われてしまっては、従うしかありません。

 

お小遣いの希望は30

マナミさんのお小遣いの希望は30だから、彼女とデートをし、もしもその日にベッドインできたら、それだけで40以上。それにホテル代や食事代、ワインなんかも飲んでしまえば一晩で5、60は飛ぶ計算です。

入会金や紹介料を足せば、トータルで120ほど……。

彼女をデートに誘うとする男性は、そのくらいの余裕がある方なので、倶楽部としては、何としても逃したくない、特上のお客様です。

「申し訳ありません、やはり彼女と連絡が取れなくて……」とお伝えすると「後2週間くらい待つから!」とおっしゃる。

結局、2ヶ月経って彼女から「その日は無理です」とそっけないメールが来て、じゃあいつならいいのか、と尋ねると「パーティーやイベント続きで忙しいから、来月以降で」とのこと。

男性に会う気が無いなら退会するかと勧めると、「それは嫌だ」と言う。

さすがに男性も、そこまでは待てない、と言うことで、セッティングは流れたのですが、そこからが大変でした。

相手は数少ない特別VIPのお客様ですから、先にお支払いいただいていたセッティング料はお返しし、SSランクの女性を2名、セッティング料無しで紹介することでお許しいただいたのでした。

 

SSランクの女性は?

SSSランクの女性はマナミさん1人でしたが、SSランクの女性は15名ほど在籍していました。

SSランクの女性は、全員が振り向く、とまではいかなくとも、誰が見ても美人と認めるくらいの外見です。

イメージとしては、銀座を歩けば日給8万円でホステスのスカウトをされそうなレベル。働かなくても男性からの貢物で生活できるのではないかと思われるくらいの外見、とお伝えすれば、遊び慣れた男性なら想像しやすいでしょうか?

SSランクの女性は、交際クラブに登録しなくても、家賃を払ってくれる男性くらいなら、日常生活で見つかりそう、というのが正直な感想です。

CAさんはやっぱり人気

唯一職業でランクが上がるのがCAで、会社のカレンダーに登場したことがあるとなるとSSランク確定。

ただし、このレベルになると、CAマニアなるものが存在して「何年のカレンダーに載ったのか」「どこの航空会社なのか」「本当にCAなのか、国際線か国内線か」と、本人を特定しようと躍起になり、スタッフや本人とのデートの際にもしつこく聞いてくるので、だんだんCAということを明かしたがらなくなります。

その結果、SSランクの女性は、ほとんどが『職業:OL』とプロフィールに記載するようになるのでした……。

 

ーーーこんな、交際クラブスタッフの苦労話や裏側が覗ける『ルポ パパ活』、1章は私が実際に働いていた交際クラブでの出来事を中心に書いています。

第2章では、男女会員へのインタビュー。総勢14名へのインタビューのうち、半数以上をユニバース倶楽部の会員様にご協力いただきました。

よろしかったらご覧ください。

このカテゴリーの関連記事

  • 外部ライターさん募集
  • ラブホの上野さん
  • THE SALON
  • join
  • ユニバースサポート