日本穴埋め棒協会について①
ユニバース倶楽部以外での経験ですが、
質問箱でもまれに、好きになったなられた。
というニュアンスの質問や相談が見受けられます。
どんな出会いであれ、セックスをして仲良くなると、
私もまだまだ若いつもりですし、人間と人間、
私も実際に過去そのような経験があります。
これからの倶楽部での出会いでもそのような経験をするかもしれま
しかし、本気になっても何も良い事がありません。
相手も自分も傷つくだけ。
関係も壊れます。
本気で好きにならないために常日頃、
それは、
私は決して本命では無く、
いや、もはや人間ですら無い
ただの
「穴埋め棒」
なのだと。
あやちゃんとのある夜
あやちゃん(仮名)は当時付き合っている彼氏もいる、
お互いに下ネタや恋愛や交際遍歴を話せる、
私もどうこうするつもりは無く、
それに、私のよくない女性関係も普通に話していましたので、
あの夜までは…
……ある時、
話しを聞いてほしいと至急彼女を呼び出し、
変に慰めてもらうよりか
「そもそも遊ぼうとするお前が悪い」
「フラレて当たり前だ」
「最低最悪な人間だ」
と罵倒される事で、むしろスッキリしたい。
そんな心情だったんですね。
私はある意味ドMなのかもしれません(笑)
それを頼めるのは全てを知っているあやちゃんしかいないんですね
ひと通り罵倒してもらった一方で、
実はアプリ等で新たな出会いを探していて、
「キスくらいだったらそんな抵抗感無いし」
という彼女に
「そんな誰でもキスしたらダメじゃん」
「彼氏もいるのに、お前はほんっと酷い女だな!」
と私からも罵倒。
お互いに罵倒しあった事でお互いがスッキリし、
私は失恋ソングを熱唱していたのですが、そんな時にふと、
(アプリで会った男と流れでキスしちゃうんだったら、
と。
しかしながら、今までそんな気配を出して来なかったので、
一旦トイレ休憩を挟み気を落ち着かせてから、覚悟を決め、
結果はもちろん玉砕(笑)
両手できっちりガードされ
「何してんすか?(怒)」
と言われ、さらに罵倒される始末。
しかしながらちゃんと言い訳は準備しています。
「違う違う。ただのテスト。誰でもキスするわけじゃないじゃん。
と。
ほんと酷い気持ちの悪い男です。
どっちに転んでも私が傷つかないように「
その日はそのままカラオケを満喫し、
「穴埋め棒」だと認識した夜
その約一週間後の事です。
逆に急にあやちゃんから呼び出しがありました。
仕事が詰まっていた事と、
カラオケで自分は好きな歌を歌いながら、
すると突然
「……てもらえませんか?」
「うん?聞こえなかった。何だって?」
「……ハグしてキスして貰えせんか?」
「え?」
「なんか寂しいんです。。先輩にしかこういうの頼めなくて。。
驚きました。急展開です。
「俺で良ければいいよ。」
と2つ返事で承諾。
なんだか、彼氏もいるのに可哀想だなと思って、
「彼氏にこんなに優しくされた事ないです。。」
と言うので、本当に可哀想だな、不憫だなという心情になり、
結局そのままホテルに行って、
思った以上に相性が良かったのと、
そして、
行為後、ラブラブな感じになると期待していたのですが…
彼女はたばこに火をつけてふかしながら
「いや〜、良かった!スッキリした〜!」
「こんな丁寧な優しいセックス、久々だわ〜!」
「ありがとうございますッ!!」
と期待していたラブラブからは程遠く、
そこで気づいたんです。
(ああ、俺は親切で安全で金払いがいいだけの、
(いや、もはや人でもねーな。)
(俺はただの穴埋めの棒。)
(ただの「穴埋め棒」だな笑)
と。
「日本穴埋め棒協会」について
「穴埋め棒」
世の中には自分のような境遇の男性が他にもいるのではないか?
セックスはするが決して気持ちは繋がってはいけない、可哀想な「
そんな「穴埋め棒」達で情報共有をして、励ましあい高めあえる。
もしそんな協会があれば、
名前は「日本穴埋め棒協会」かな。
規約を作るとすれば以下の通り。
一つ、相手に何も求めない事
二つ、コンドームは必ず着ける事
三つ、決して本気にならない事
これからも、この三ヶ条を守って活動しようと心に誓ったのです。
「日本穴埋め棒協会」を強制退会となった夜
それからも定期的にあやちゃんと会っては自然とセックスをするよ
彼女のエッチな一面がどんどん明らかになります。
「電マ好き」
「ドM」
「開脚騎乗位が得意」
しかし、彼女には彼氏もいるので、俺はただの「穴埋め棒」
しかしながら最初の行為後とは一転。
彼女の要求はどんどんエスカレートしてきたのです。
「下の名前で呼び捨てで呼んで♡」
「愛してるといいながらして♡」
「首締めてして♡」
etc…
その度に
(ダメだダメだ)
(俺はただの「穴埋め棒」なんだ)
(規約は破っちゃいけないんだ)
と自分で言い聞かせて本気にならないようにしていたのですが…
極めつけのダメ押しは
「生でして(出して)♡」
です。
後が怖すぎて中に出しはしなかったのですが、
そもそも私は「穴埋め棒」ですし完全装着です。
そもそも今まで子作り以外は生でした事がありません。
今振り返れば、そんな私が急に生でしたもんだから、
あやちゃんを本気で好きになってしまったんです。。
結果、
一つ、相手に何も求めない事→ 彼氏と別れさせる
二つ、コンドームは必ず着ける事→ 毎回生でする
三つ、決して本気にならない事→ 本気になる
規約を全部破ってしまったんです。
日本穴埋め棒協会は、
今思えば冷静で無かったなと非常に後悔しています。。
お別れの夜
規約を破った一方で幸せなひと時がやって来れば良かったのですが
結局、離婚はしない私との未来は無いんですね。
私はどんどん求めるようになる一方で、
そうなると当然「お別れ」の時がやってきます。
「あなたの気持ちには応えられない」
「私達やっぱり会わない方がいいね」
「ごめんね」
と。
久々の失恋で、
一方でそれを見ている彼女は、いたって冷静です。
「その気持ちすごく分かるわ」
「私はそんな時この曲を聞くの」
と彼女が好きな失恋ソングを携帯で流し始めます。
それを聞かされながら、しくしく泣いている私は
(これどういう状況なの?笑)
と心の中で自分に失笑しながら、ラブホで泣くのでした。
〜次回「日本穴埋め棒協会への再入会」へつづく〜
あとがき
ここまでお読みいただきありがとうございました。
ここでの後悔があるからこそ、
結局「穴埋め棒」以上の事はそもそも求められていないのに、
それによって自分だけならまだしも、
それは倶楽部においても似たような事があると思っています。
女性と仲良くなったと錯覚し、真に受けて、浮かれてしまい、
盛り上がったのは女性の対応が原因にあるのに、女性側は「
交際って難しいですね(笑)
ちなみにこの話はこれで終わらず、
思い出しながら書いていたら長くなったので分割する事にしました。
続きは早めにアップできればと思います。