繰り返される諸行無常 よみがえる性的衝動

繰り返される諸行無常 よみがえる性的衝動

(引用:zazen boys 向井秀徳)

 

ZAZEN BOYSはNUMBER GIRLの解散後、向井秀徳が中心となって結成したバンド。結成当初からずっと追いかけています。

まだCDも出していない時期に京都の老舗ライブハウス磔磔(酒蔵を改装して作られたライブハウス)にライブを見に行った事が懐かしい。

向井氏が歌詞で多様する代表的フレーズ。それが『繰り返される諸行無常』である。

ちなみにNUMBERGIRLおよびZAZENBOYSの楽曲の中で「繰り返される諸行無常」あるいは「繰り返される諸行は無常」というフレーズの登場回数は約50回あるそうで。

そしてその『繰り返される諸行無常』によく続くフレーズが『よみがえる性的衝動』である。

学生当時の私はただの雰囲気でその言葉を聞いてました。

それがそれから20年弱の時が経過し、これだけ自分の身に染みる言葉となるとは思いもよらず。

 

繰り返される諸行無常 よみがえる性的衝動

 

私のパパ活はこれに尽きます。

パパ活は様々な欲を叶えてくれます。楽しい経験がたくさん出来ます。しかし結局は後に何も残るものが何も無い気もします。なんか虚しい。それが分かっているのに性的衝動がムクムクと蘇り、またデートの予定を入れる。ひたすらこの繰り返しです。

何回これ続けるんだろか(笑)

 

ちなみに諸行無常とはどういう意味かご存知でしょうか。

 

諸行無常とは

『諸行無常』は仏教の三法印「諸行無常」「諸法無我」「涅槃寂静」の一つです。

『諸行無常』とは、世のすべてのものは移り変わり、また生まれては消滅する運命を繰り返し、永遠に変わらないものはないということ。つまり人生は、儚く虚しいものであるということを言います。

ちなみに「諸」は、宇宙の中の万物すべて。「行」は変転し流動していくこと。「無常」はすべて無に等しいこと、虚無(何も存せず虚しい事。空虚。)であることを言います。

物事は次々に変化していています。この『変化』というものは自分にとってプラスの変化もあればマイナスの変化もあります。変化は必要があって変化しているのであって『変化』自体に善い悪いは無いと考えます。つまり変化しないのが良くて、変化するのが悪いという固定的な見方をしていると、得たものを失うことへの恐怖心に囚われます。

私たちは失敗したら悲しくなり、成功すれば喜んだり心がコロコロと変化する。そんないわば不完全な生き物です。しかし、諸行無常を理解すれば善くも悪くもどんなことも、私に必要があって変化していると、真理のまま受け止めることが出来ます。

つまり、悪い出来事であっても自分の見方、考え方次第で捉え方が変えられます。「自分から、この状況をより良い方向へ変えて行こう」そんな力をくれるのがこの「諸行無常」の考えです。

 

せっかくなので他も解説します。

『諸法無我』とは「世の中のすべてのものごとは、つながりあっていて、個として独立しているものは一つもない」という意味です。

私たちは自分一人の力で生きているように錯覚しがちですが、自分の存在は両親や祖父母の存在無くしてそもそも存在しません。身の回りに目を移しても、食べ物から建物から食器にいたる何から何まで、その背景には一つ一つ製造者や販売者がいるからこそ、自分の目の前にそれが存在しています。

しかしそれが人間だった場合。つまり「他者と出会う」という事はいろんな矛盾や悩みを抱える事にも繋がります。それを私たちは苦しみだと感じる事があります。

しかし、そのような苦しみを抱えることは当然な事。それを無かった事にするのではなく、当たり前のように取り込んでいく「悩むのは当然。悩む事は他者と繋がるから悩む」と思う。そう思う努力をしてみると、先入観を持っている自分、固定的な狭い見方をしている自分に気づきます。

私たちは持ちつ持たれつの関係でお互いに生かし合って生きていて誰も一人では存在出来ません。つまり善い関係も悪い関係も私に必要があって関係しているのです。これが「諸法無我」の教えです。

 

そして「諸行無常」と「諸法無我」の法則が理解出来ると、今後人生にどんな変化が生じても常に希望を見い出し安らかな心で過ごせるようになります。それが『涅槃寂静』です。

苦しみがない、悩みがない、解決された境地が「涅槃寂静」なのでは無く「より良い方向に変化するよう努力していこう」「持ちつ持たれつなんだから、みんなでより良くしていこう」という気持ちで生活することによって、矛盾や葛藤を抱えつつ、悩み深めていくことで自分の人生を前に進めていく。それが本当の幸せだとしています。

 

こういう事らしいです。

うん。心に余裕が余裕がある時はなんとなく分かるような気もする。

 

ただ、諸行無常だけはなんとなく実感で分かります。

私にとってのパパ活は諸行無常。お手当交際が順調に過ぎているのに突然虚しくなり物足りなくなる。ある時は物足りなくなる前に突然女性からフラれたりする。

パパ活。そこには『先に続く何か』があるようで全く無い。いや、お手当を渡し続ける限りは『ある』とも言える。しかし、当たり前ですがここではお手当の無い交際なんか存在しないわけで。

お金がじゃぶじゃぶ有り余ってる諸先輩方はこんな悩み自体を持たないと思います。なぜならお手当がある限りは続けて回せるので。

しかし私はいつかはお金が切れる怖さがあります。いつかはお金が無くなる、もしくは遊びにお金を使えなくなる。つまり、女性と縁が切れる状態になります。そこが前提の認識としてある私にとってこの活動は『常にリアルタイムでの思い出(過去)作り』、常に未来に繋がらない過去の思い出だけを作っているようなものでもあります。

だからこそ今の私は、お金が切れても『先に続く何か』を追い求めてしまうのだと思います。だからこの交際倶楽部の土俵の上で、うまく立ち回れない事も出てくるわけで(笑)

 

こんなモードに入ってる私ですが、さて、今日の私はユニバース倶楽部の渋谷支店に向かっています。

倶楽部から『とある女性作家さんのインタビューに協力して欲しい』と依頼があったからです。

木田社長はじめスタッフの皆様にはお世話になってますので、二つ返事で取材に応じたものの。

取材に臨むその時点の私はユニバからの交際女性は一人だけ。その一人もなんか終わりそうな気配を感じているそんな頃。ブラック女性達と順調交際で絶好調だったのはもはや過去。

こんなボロボロの状態でいいのかなと正直不安です。その作家さんも落胆するでしょう。どうせなら絶好調の時にインタビュー受けたかった。悲しいエピソードしか話せる内容が無え(笑)

そんな事を考えているうちに渋谷支店に到着。スタッフが出迎えてくれて部屋に通されます。

そしてしばらくして、その作家さんが入ってきました。立って挨拶をして、早速インタビューが開始。

「どんな交際してますか?」とか聞かれても「一人だけ。それももう、終わりそう。」とか言ったら、「なんでこいつを手配したの?笑」とか思われそうです。

雑談もそこそこにインタビューが始まります。

 

作「さてそれでは、まずは奥様との馴れ初めを教えて貰えますか?」

私「・・・え〜っと、ですね。」

 

・・・

 

いや!?質問そっちなんかい!(笑)

 

嫁との馴れ初め

嫁と初めて出会ったのは学生時代。大学の先輩から「お前と友達になりたいって言ってる女の子がいるから、○日に俺ん家に来い。」と言われて先輩の家に行った事がきっかけです。

当時の私は音楽に対して尖っているバンドマン。所属していた軽音サークル内ではそれなりの存在感を演出してはいましたが、当時はジャックナイフだったためサークル内のチャラチャラした女子達を冷ややかな目で見ていました。音楽をするつもりも無い、彼氏が欲しいだけなら他所に行ってくれ。こんな感じです。

サークル内ではPA(音楽機材)担当でしたが、キャピキャピしているガールズバンドのボーカルに「すみません。もう少し音量上げて貰えますか?」とか言われたら、「ボーカルならもっと声出して。」と冷たく返す。

女子から「一緒にバンド組みましょう!」とか言われた事も一応あって、バンドを組んでみたりもしました。私は音楽に真面目なので曲を暗記して完璧な状態でスタジオ練習に臨むわけですが、誘ったその女子本人が全然曲を覚えてねえわけで。イライライライラしてたら、その女子は泣いてスタジオを出て行きました。そのままそのバンドは解散。それから二度と女とはバンド組まなくなりました(笑)

こんな対応してましたので、同じサークル内の女子達には一切モテませんでした(笑)

バンド活動もストイックだったのですが、一方でクラブでDJもしてました。こっちも真面目にストイックにやってました。一般的にはクラブDJはチャラい印象あるかもですが、遊び主体のアゲアゲなクラブイベントだけじゃ無くて、音楽好きが集まるクラブイベントもいっぱいあるわけで。もちろん真面目なDJも存在します。

そんなバンドマンとクラブDJの顔を持つ当時の私。サークル内では近寄りがたい『違和感』を放ってたんですが、他の音楽サークルの女子達からは良く見えたりもするらしく、今回の先輩の紹介も他の音楽サークルの女子でした。

私「お疲れさまで~す。」

私が先輩の部屋に入ったら、そこには女子が二人。Aさんが私と友達になりたい女の子。BさんはAさんに付き添いで連れて来られたただの友達。

(Bさんの方がタイプやけど、どうしよっかな。)

と思ったのが最初の嫁との出会いです。

そう、そのBさんが今の嫁です。

 

当時のBさん(以下、嫁)は当時、彼氏がいるような事を言っていたのでアプローチしなかったのですが、半年程断ってから『実は彼氏がいない』という事実が判明。そこから猛アプローチをかけて、5回目の告白かな?ようやくオッケー貰って付き合ったという経緯です。

付き合ってみたら、こんな大変な女だったとは想定外でした。とにかく嫉妬深いし、怒ったら怖い。怖すぎる。マジで怖い。

大学内のキャンパスで嫁とケンカして、嫁に追いかけ回されて逃げている私をサークルの後輩に見られた事もありました。ジャックナイフの演出が台無しです。

別れ話をしても別れられんのです。ラチがあかんのです。話し合いしても別れられないので、逃げた事が何度かあります。結婚してからも何回か家出した事があるので、まあ『初めての逃亡』ですかね。

当時の私は実家住まいでしたが、嫁と付き合ってからは嫁の家に監禁状態でした。男友達との遊びとかも許されない監禁状態。外出が許されるのはバイトの時くらい。

私「バイトに行ってくる!終わったら連絡するね!」

と言って嫁の家を出た私は、その足で携帯電話を鴨川(京都)に投げ捨てて実家に逃げ帰りました。実家に嫁を連れて行った事は無かったので実家住所は知らないはずです。

携帯番号も変更。後は大学内で忍者のごとく、メタルギアソリッドのスネークのごとく嫁から隠れれば逃げ切れる。そう考えました。

キャンパス内をビクビク警戒しながら移動する。そんな数日を過ごしましたが、嫁と出くわす事は無くようやく逃げ切れたとホッとしていました。

数日後のバイト中、私の新しい携帯電話に母親から何度も何度も着信が入ります。バイトの休憩中に折り返すと・・・

 

母親「あんた。なんかややこしい事した?なんか突然女の子か訪ねて来て、あんたと連絡取りたいって言われてんねんけど。」

 

・・・なんで実家の住所知ってんの!?

 

ゾワッ。鳥肌が立ちます。

免許証を勝手に見てたのか?何なのか。

実はこれ、いまだに怖くて嫁に聞けない謎です。

せっかく携帯番号変えたのに、その新しい携帯電話から嫁に連絡を入れる事になります。初めての逃亡は失敗に終わりました。

ビクビクしながら嫁に電話を入れましたが、嫁は弱って反省している様子です。一度ちゃんと会って話し合いがしたいとの事。

指定された場所は北山の鴨川沿いにあるオシャレなカフェ。

 

今でも覚えています。その感覚を。

嫁が席に座っているのを見つけた私は、気まずい空気を感じながら正面のイスに座りました。そのイスに腰掛けて嫁を見た瞬間。

 

(あっ、こいつからは逃げられねえな。)

 

そう思って逃げる事を諦めたその感覚を。

話し合いの結果では無く、座った瞬間に諦めたその感覚を。

 

そのカフェのイスは結婚に向かう途中下車無しの特急列車の座席でした。シートベルトでガッチガチに固められて私は身動きも取れないまま、あれよあれよと『結婚』という終点に到着です。

そんなこんなで我ら夫婦も付き合ってから20周年。早いもんですな。

 

嫁の性格、それはそんなに急に変わるはずありません。

束縛。執着。それは普通に考えればしんどい事です。私もしんどくて二度、三度と逃亡した事があります。しかし一方で束縛、執着の安心感に甘えている自分もいます。

つまり嫁から別れを告げられる事は一生ありません。それはある意味安心でもあります。

 

嫁は全部の感情を私にぶつけてきます。それは普通に考えればしんどい事です。しかし一方で嫁は、私に対して感情や行動の隠し事が一切無いわけで。

つまり嫁は私に対して絶対に嘘をつきません。たとえ私が傷つく事実であってもありのままぶつけて来ます。しんどいですが、それはある意味安心でもあります。

 

・・・こんな感じで、気づいたら嫁との馴れ初めを嬉しそうに語っている自分がいました。

 

作「奥様の事は今でも好きですか?」

私「まあ、なんだかんだ今でも好きですね。」

「じゃあなんで、交際倶楽部に登録されているんですか?」

 

・・・なんでだろ?(笑)

 

何でなんだろか。何ででしょう?

せっかくの機会なので適当な返事では無く、しっかり考えてみます。

 

・学生時代、音楽が好きで始めたバンド活動。楽しくワイワイしていれば良かったのにジャックナイフを気取る。一方でクラブDJとして活動をする。

・家庭がある。仕事は堅めの業界で仕事は真面目に取り組む。職場では遊んでいる素振りは一切見せない。一方で交際倶楽部で遊んでいる。

興味がある事はまずどっぷり浸かってみる。そんな側面もありますが、その根っこの感情は『二面性を持ちたい』『人と違った事がしたい』『自分はまわりの他人と違う』そんな中二病的な感情がある事を改めて自覚します。

 

『興味』『二面性』『他人との差別化』

 

もしかしたら、私が交際倶楽部で遊んでいるのはこれが理由なのかもしれません。

『性欲』という枯渇しないエネルギーがあるからこそ続けられる『趣味の一つ』

これが私にとっての交際倶楽部の位置づけなのでしょう。

他に没頭出来る趣味が出来たら、もしかしたら私に交際倶楽部は不要なのかもしれません。

考えさせられるインタビューでした。

 

「本日はありがとうございました!」

私「いっぱい自分語りしてすみません。でも色々と整理が出来て良かったです。ありがとうございました!」

 

ユニバース倶楽部の渋谷支店を後にしたその足で私は、この後のデートで使う大人のオモチャを買いに渋谷のドンキに直行します。

大人のオモチャを真顔で吟味しながら考えます。

 

さて、今後の活動どうすっかな(笑)

 

今後の活動について

このインタビュー後すぐ、残ったブラック女性からも切られます。

慌てて新規で5オファーくらい入れたのですが、半分はしっくりこなくてお断りし、半分は交際に進む前段でフラれ。

なんかだんだん『パパ活』に興味が薄れて来た今日この頃。

どうすっかな。とか思っていた矢先に私を襲ったのは・・・

 

転勤の辞令

 

お別れをしようにも、そもそも交際してるパパ活女子が一人もいねえ(笑)

ユニバの会員資格も3月末で切れますし悩みどころです。

転勤先は大阪。『フラグメーカー 大阪編』として活動ペースを落としてゆる~く活動続けるか。いっその事退会するか。悩んでいます。

いやしかしその前に。転勤する前に私はやるべき事がある事に気づきます。退会云々を考えるのはそれをやり終えてからにしましょう。

交際しているパパ活女子は一人もいませんが、私には、

 

① 自力で関係を作ったセクシー女優さん

② ダラダラぼちぼち関係続いているダブル不倫相手

③ 過去にマジ告白された元交際相手(現在は結婚・出産済)

④ 私が割とマジで好きな元交際相手(今は飯友)

⑤ 元回答者仲間のロマネさんや可愛がってる後輩女子

 

そんな諸々の女性達と『一旦のお別れの挨拶』が必要です。

もはやここ数年で彼女達の住まいや状況もバラバラ。なのでこの3月は東北から北関東、中部地方、都内は港区まで。お別れ行脚の旅に出ます。

何かドラマがあるのか、それとも何も無いのか分かりませんが、良いも悪いも何かしら関係性の変化は生まれるでしょう。

全ては諸行無常でありつつも、全ては繋がり必要があって関係しているのです。

アポイントは一通り取れました。後は全力を尽くすのみ。どんな旅になるのか楽しみです。また次回以降のコラムで報告します。

 

ナムナム

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