「かわいいね」vs「きれいだね」vs「タイプなんだ」

ある友人のイタリア人男性と一緒に飲みに行くと、隣の卓の女性客になにげなく声をかけて、いつの間にか一緒に飲む楽しい流れになることがあります。私がトイレに行って戻る間のほんの3分ぐらいの間に、いつの間にか盛り上がっていたりします。日本人同士で飲みに行くと、若い頃はともかく、最近はそういった流れにはならないですし、私自身は割と人見知りなので声をかけることはないですし。

よく「イタリア人はすぐ女性を口説く」「くどき上手だ」と言われます。すべてのイタリア人が当てはまるのかはわかりませんが、少なくともその友人はたしかにすぐに声をかけ、とても上手に女性を褒めます。彼を見ていて、女性に対する距離感やメンタリティが日本人とは違うので、同じことは出来ないなあと思う一方、女性が喜ぶ褒め言葉の使い方には学びがありそうに思いましたので、掘り下げて考えてみようと思います。


イタリア人のほめ言葉

お酒の席で聞いている限りなので、彼が何と言っているか正確には覚えておりませんが、

「きみの瞳は本当にきれいだ 美しい」

みたいなことを言ってたのは覚えています。正直 初対面の女性に 私は言えないです(笑
女性も、初対面の日本人のおっさんに言われても、逆に面食らうだけのような気がしますし、これは 顔立ちや雰囲気を含めた、外国人男性だから出来るコミュニケーションだなと思いますので、言い回しを直接参考にするのは無理だと思った方がよさそうです。

例えば漫画家のヤマザキマリさんのエッセイのようなイタリア人、
https://italianity.jp/lifestyle/italia_men_love
無理ですもの、こういう感じにはなれない。

褒められて嫌な女性は少ないはず

このイタリア人の友人のような、ちょっと日本人の私には不向きな、照れてしまって言えないような言い回しは難しいので諦めますが、
とはいえ、自分のことを褒められて嫌な人はいないと思いますので、「きみのことを魅力的だと感じている」と、相手が好ましく受け取れる形で伝えられると良いなと思います。

・何を褒めるのか
・タイミング
・自己認識とのギャップ

何を褒めるのかについては、本来は容姿だけではないでしょうけど、まあ、一旦容姿にフォーカスします。
P活の場合は、金銭的条件が占める割合の方が多いかもしれませんが、それでも感情・心理的な面での距離感も親密になる方が楽しめると思いますし、そのためにも相手にはこころよい感情を抱いてもらいたい。
でも 目的が目的なので、ビジュアル偏差値の高い女性を必然的に選んでます。

・自分の容姿が優れていることは自覚している
・容姿は褒められ慣れている

という女性が多くなるので、はてさてどのようにコミュニケーションしていくのよいのかなと。

「かわいいね」vs「きれいだね」

こと容姿に関して。たまに会う女性2人に聞いてみました。
なるほど それぞれやはり違うようです。

1)かなめ(仮名)
・26歳
・系統的には北川景子さんのような顔立ち

2)まり(仮名)
・23歳
・童顔で「かわいい」アイドル顔

年齢とともに変化がある かなめ(仮名)

昔から大人びた顔立ちだったため、学生の頃から容姿を褒められるときは「きれいだね」と言われることが多かったそう。

嬉しい反面、年齢の割に老けて見えてるのかな、と捉えてしまうこともあり、20歳前後の頃は「きれいだね」と言われると、嬉しいような、老けてると言われてるような複雑な気持ちになってしまって、逆に「かわいいね」って言われるととても嬉しかったらしいです。
でも、年齢が25を過ぎた頃から、「四捨五入すると30だな」。大人の女性にどんどんなっていっていることから、一周回って「きれいだね」と言われることの方が嬉しく感じるようになってきたそう。

いろいろ複雑な まり(仮名)

常に昔から「かわいいね」と言われてきたので、「きれいだね」って褒められたことはほとんどないし、きれいだね、って言われるタイプじゃないのは自分が一番わかっている。逆に「きれいだね」と言ってくる男は、

・”かわいいね"って言われることに慣れているに違いない
・"きれいだね" って言われることが少ないに違いない
・あえて”きれいだね"って言うことで、「他の人と違う一面を見ている」、引きがある褒め方をしている

という男性の思惑と浅はかさが感じられて嫌だそう(複雑だ)。
「スタイルがいいね」って言われるのはあまり嬉しくはないらしい。十分、人が羨む身体をしていると思うのですが、おっぱいがコンプレックスだから身体のことに触れられたくはないのだとか。きっと「スタイル」という言葉が捉える範囲が、彼女なりにあるのでしょう。

「タイプなんだ」

かわいいね、きれいだね、とは全然別の切り口で「あなたのことがすごく好みなのだ」ということを伝えることに、嬉しさを感じるかどうか、ですが、かなめ(仮名)もまり(仮名)も共通して、

・よっぽどのイケメンなら嬉しい
・そうじゃなければあまり親しくない人に言われても嬉しくはない(逆に「その顔で、どういう立ち位置から言ってんだこいつ」ってなる)
・ある程度親しく、心理的な距離が近くなった男性から言われるのは嬉しい

人によるのでしょうが、、これはどうやらビジュアル偏差値の高いモテ強者なら成立しそうですが、なかなか難しいかもしれません。P活ならなおさらでしょう。


千差万別なので、もっと他にも色々な捉え方をする方がおられるでしょうから、あくまで2人に限ってという話ではありますが、それにしても個人によって違うだけでなく、年齢等のタイミングによっても違うのだなあと。
新世紀エヴァンゲリオンの加持リョウジのセリフですが、

彼女というのは遥か彼方の女と書く。
女性は向こう岸の存在だよ、我々にとってはね。
男と女の間には、海よりも広くて深い川があるってことさ。

誠にそのとおりだなと改めて思った次第です。
うまく女性のこころの機微を理解し、秘孔を突くがごとくコミュニケーションできるようになりたいものです。

このカテゴリーの関連記事

  • 外部ライターさん募集
  • ラブホの上野さん
  • THE SALON
  • join
  • ユニバースサポート