ファッションとセンスと年齢と

先日、初めてお会いした女性が、なんというか、大変失礼ながら、ファッションセンスがイマイチでした。
他人のことより まずお前のセンスはどうなんだ、と言われそうですし、ちゃんと考えようかなと思って 今これを書いています。

一旦その女性の話に戻ります。

その方は、年の頃は３０代前半ぐらいで、とてもきれいな方ですし、スタイルも良いのですが、何がイマイチと感じたのかを改めて考えてみると、「ご自身の雰囲気」に合っていない、ということだったように思います。ファッションの方向性に対しての、私との好みの違い、みたいな 趣味の話ではありませんし、極端に変な格好をされていたわけではありません。

何が雰囲気と合っていなかったのか。これも改めて振り返ると、

・年齢に対しては選ぶ服のテイストが若く感じご自身のお顔の印象と悪い意味でギャップを感じた
・かわいいというよりは おきれいな方で、そのお顔の方向性と服装が合っていないような印象を受けた

そういうことな気がします。全部印象の話なので、あくまで私の主観です。
もしかすると、２０代前半のころの若さであれば、これらのギャップは感じなかったのかもしれません。
とても悩みましたが、継続的にお会いする関係にはなりませんでした。あまり意識してなかったですが、女性の服装は重要度が高いのだなあ、と感じた出来事でした。

おっさんしか着ない、おっさんくさい服を着る人になっていないかという不安

一方、その女性の服装をきっかけに、ふと思い出したのは、以前Twitterで目にしたもので

爺さんが爺さんしか着ない爺臭い服を着ている理由が「自分が若い頃の格好をずっとしているから」だと分かった1枚。昭和30年頃。

こういうことかもなと。
ファッションに対する感覚は、自分の全盛期で止まり、時代の変化に伴って陳腐化して「おっさんしか着ない、おっさんくさい服」を着ているように見える（女性もしかり）、と。
私にとって女性の外見的な見栄えは重要な要素です。言葉を選ばずに言えば、自分の虚栄心と我欲を満たすツールとして、いい女を連れて歩きたいです。
でも逆に、女性（とくにP活女性）からするとどうなのだろうと逆の立場で考えてみると、きっと、別に彼氏ではないので どんな格好でもよいでしょうが、「一緒に歩くのに恥ずかしくない格好」してた方がよいのだろうと。

「恥ずかしくない」とは、

・男女間の服装ギャップから、明らかにP活感て悪目立ちする
・歳不相応・ださい・似合わないな格好で一緒にいるのがつらい

みたいな状態を避けたい、ということかなと。

前者については、そもそも２０代の女性と４０、５０代の男性が歩いていたら、親子に見えない限りは高確率でP活だと思われるのでしょうから、服装で埋められないギャップは諦めるか、ひと目に付かないデートをするかのいずれかだろうと思いますけども、後者について自分はどうなのでしょう。

自分の服装を振り返る

私現在４０代ですが、無節操でポリシーが無い方でしたので、学生の頃はその時の流行りに出来るだけ乗っかる形で生きておりました。なぜなら出来るだけ女子にモテたいから（モテたかは知りませんけど）。どんな格好をしていたのかを振り返ってみると、同年代男性で同じような方は多いんじゃないでしょうか（たぶん）。

１） 高校生 前半
b-boyファッションが流行ってました。なのでそういう格好してました。
ダンスなんかしませんし、できませんけど。オーバーサイズな服装で、ゴツめのNIKEのバッシュとかを履いていました。右見ても左見てもルーズソックス履いた黒いギャルばっかりの時代で、ギャルうけのいい格好を選んでいたのだろうと思います。

２）高校生 後半
きれいめファッションが流行ってましたので、そういう格好してました。
ハイブランドのパンツやシャツ、ローファー、ロン毛、肌黒め、冬はロングコート。キムタクが雑誌で着てる服がとにかく流行っていましたので、それっぽい格好でクラブでナンパしてた記憶があります。

３）大学生
サーファーブームがありました。
一転してカジュアル路線で、サーフィンなんて全くやらないのにそれ系の格好してました。

今思えば全般的にかなり恥ずかしいですが、諸々若気の至りです。

社会人になってからは、時間的余裕がなくなってきて服装に頓着しないようになり、そのため、当時どんなファッションが流行っていたのか、ここ二十数年、全く記憶がありませんし、自分がどんな格好をしていたのかも、あまり記憶にありません。

そしていま

じゃあ最近どんな格好してるんだろう、と 今日の格好を見てみると、

・色はあまり派手じゃないアースカラーのタイトなパンツ
・アウトドアブランドの長袖T
・スニーカー。足元は逆に派手な色
・アクセサリーはしないので時計だけ

仕事柄スーツを着ないことと、ジャケットが苦手なのでこういう格好になっていることに加え、昨今のアウトドアブランドの流行りに乗っている感じがしなくもありませんので、「流行りに乗りがち」な部分は本質的には変わらず、かつ大学生で止まっているファッション感覚（カジュアル路線）がそうさせているのだろうという気がします。これが２０代のころなら、まあ良いのかもしれませんが、４０を過ぎた今、若干、ちょっと、やはり、年相応ではなく、やや時が止まっている感じが しなくもなくもない（動揺）

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P活女性から見たおっさんとしての体裁を最低限整えておきたいな、という話はではあるのですが、捉え方によっては 若い女性と接点を持つ中で、自分自身ではなかなか気付きにくいことに気付くきっかけを得られているということでもあるので、年齢と見た目に合っているチョイスをしつつ、でもダサくて痛い見栄えにはならず、おっさんしか着ない、おっさんくさい服を着る人にならないようにしていこうと、改めて思いました。