【実録】千円札と、コーヒーの話:ミキ③

北海道旅行の出発日、朝ミキから連絡が入ります。

 

ミキ「今日はよろしくおねがいします。羽田空港待ち合わせでよかったでしょうか?●●時には行こうと思っています。」

 

その時間が、フライトの2時間前だったので、割と早いなと感じ、ミキに返信します。

 

夜のP「いつも、だいたい30分前に行ってたから結構待たせてしまうかも。よかったらどこかで待っててもらえるかな??」

 

確かに、私も若い頃は飛行機に乗るのが楽しみなのと、荷物を預けたりなど心配なところもあったので結構早めに行っていたのを思い出しました。

 

羽田空港の国内線は、ANAとJALは別方面なのですが、ANA側はもうパソコンもタブレットもわざわざ出さなくても良いゲートがあるので、チェックインから登場までかなり早く到着が可能になっています。

 

便利な世の中になったものです。

 

空港に向かう途中、ミキから連絡がきていました。

 

ミキ「空港の●●というカフェにいます!」

 

ミキとはカフェの縁がとてもあるようです。

私はおおよその場所がわかっていたので、了解です!と一言添えて、空港に向かいました。

 

ーーーーーー

 

待ち合わせのカフェに着くと、ミキは大きなキャリーバッグを持っていました。1週間ぐらいの滞在サイズですかね。

それに比べ、私はとても少ない荷物でした。

 

夜のP「ミキさん、荷物すごいおおいね。お土産とか??」

 

ミキ「あ、実は中がスカスカで・・・キャリーバックこれしか持ってないんです。」

 

そうか、とも思いました。

上京したてなのですから、当然そんな使い勝手の良いキャリーバッグを持っているはずもなく、上京の時に持ってきたものなのでしょう。

 

夜のP「じゃあ、チェクインして荷物預けようか!」

 

ミキと一緒にチェックインし、座席を指定します。

座席は残念ながら隣にはなれませんでしたが、、まぁ仕方がないですね。

 

飛行機に乗り込む時間になると、先にミキが乗っていきました。

 

最近、東京でも明らかにP活だろ、と思うカップルが増えてきました。

 

男性側は派手なファッションの方が多いですね。

ブランドものの靴に、ブランドもののハンドバッグ、靴、そしてピチピチのデニムが定番でしょうか。

隣にはタイトなニットとスカートの女性。

 

そんな風景を見ると、P活も割と一般的になってきたのかと思うのです。

どんな目的なのかわかりませんが、それぞれ人生があるのでしょう。

 

その飛行機にも3組ぐらい、そういったカップルがいるようでした。

なんででしょうね、すぐ雰囲気からそういうカップルだとわかるのは。

 

(自分が経験者だからかもしれません)

 

飛行機は1時間ちょっとのフライト時間です。

飛行機の中では基本私は寝るので、特にミキを気にすることもなく寝ていました。

 

飛行機が到着して、空港の中でミキを待っていました。

 

ミキ「到着しましたね!夜のPさんはこの後どういう行動なんですか?」

 

夜のP「今日はこのままアポイントで、あと夜は会食だね。ミキさんは?」

 

ミキ「わたしは一度実家に荷物をおいて、友達とご飯の予定です。」

 

夜のP「わかった!じゃあ、明日連絡取り合って夜ご飯でも行こうか?」

 

ミキ「はい!そうですね!実はあまりここら辺詳しくないのですが・・・」

 

夜のP「わかるわかる笑。学生自体には飲み歩いたりしないもんね。なんか探してみよう。取引先にも聞いておくよ」

 

そういうと、ミキと別れてアポに行くことにしました。

 

ともすれば、これで最後かもな、という気持ちもありました。

突然、偶然出会った人に、帰省の飛行機のチケット代出してもらったのですから、それは儲かったと思って逃げても特に自然なことです。

 

LINEを送りましたが、返信がしばらくなかったので、そういうことかなとも思い、特に気にはしていませんでした。

 

ーーーー

 

アポイントが終わって、一度ホテルにチェックインし仕事をします。

その間、念の為次の日の夜に食事ができそうな場所を探します。

 

夜の会食は結構飲みました・・・得意先だったので、かなり飲まされました。

繁華街で、少し酔い覚ましにバーでも入ろうかとウロウロし、雰囲気の良いバーを探します。記憶もうつろで、完全に酔っ払いだったと思います。

 

ガールズバーやキャバクラのキャッチ、風俗のキャッチも何人いたかわかりません。

 

繁華街をうろうろしていたら、メッセージが届きました。

 

ミキ「夜のPさん、返信遅くなってすみません・・・会食おわりましたか?」

 

夜のP「終わったよー。酔っ払って気持ち悪くて、●●らへんをウロウロしてる笑」

 

ミキ「大丈夫ですか??私結構近くにいるので、水買っていきましょうか?」

 

夜のP「え、ほんと??でんわする・・・」

 

ーー電話ーー

 

夜のP「今●●が見える・・・」

 

ミキ「あ、わかりました!すぐいきますね!水がいいですか?」

 

夜のP「うん、水がいい。・・・」

 

ーー数分後ーー

 

目の前に、飛行機に乗った時とは違う、芋っぽい女の子が目の前に立っていました。

ミキです。

芋っぽいと表現したのですが、本当にそう思ったのです。

 

東京にいる時のファッションと、こちらにいる時のファッションは違うみたいですね。

 

夜のP「ありがとう・・・着替えた??」

 

気になって聞いてしまいました。

ミキからは帰ってきた返答は、とても自分自身を見直すような素敵な言葉でした。

このカテゴリーの関連記事

  • 外部ライターさん募集
  • ラブホの上野さん
  • THE SALON
  • join
  • ユニバースサポート