2021年3月30日
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18歳の時、60歳の男性とお付き合いしていた

私がユニバース俱楽部に入ったのは確か20歳の時。
実は18歳の時に60歳の男性とお付き合いというか、恋人のような関係になっていたことがある。2年ほど関係は続いたと記憶している。

今回はその話を書こうと思う。
いつものごとく長文になりそうなので、泣く泣く余談は排する。

出会い

出会いについては、これもまた書くと長くなるので割愛。
一目見た時から、この人タイプだな、と感じていて、まさに一目惚れ状態だった。
のちに若い頃の写真もいくつか見せてもらうことになるのだが、これは若い時の姿で出会っていても普通に好きになっていたなと思った。
顔は、ヒロミと浜田雅功を足して2で割った感じ。パプワの大大大好きな童顔男子ですお( ^ω^)
お会いした折に名刺を頂いていたので、その週末にめちゃくちゃドキドキしながら電話を掛けたのを、今でも鮮明に覚えている。
そして、ちょうど近いうちに金沢に行く用事があるんだ、という会話。もちろん食事の約束をした。

一度目の食事

百貨店の中のレストランとはいえ別に高級でも何でもないレストランだったんだけれども、緊張しっぱなしだった。どんな会話をしたのかもう記憶にないが、彼がつけていた香水の香りだけはしっかり覚えている。そしてその日の夜、自宅の風呂に浸かりながらその香りを思い出して、またドキドキしたことも。

二度目、立山旅行

これは今思えば本当に思い切ったなあと感じるが、二度目の逢瀬は旅行だった。一泊二日の立山旅行。前日にLINEに送られてきた旅館の予約内容には「部屋数:2」とあって、何だ一緒の部屋ではないのかと大層がっかりしたのを覚えている。
旅行当日の夜はノーブラに浴衣で彼の部屋に行き、小娘ながらに必死に誘惑した、気がする(;^_^A
そして朝になるまで同じ布団で寝た。
肝心の男性としての機能はどうだったかというと、彼は弱いほうでした。某小室が謎会見を行ったときも、彼の気持ちがよくわかると言っていた。

その後

こんな感じで恋人でも愛人でもない歪な関係がなんとなくスタートして(彼は既婚者ではない。離婚経験者でもないし子供も勿論いない。ずっと独身)、LINEでのやり取りはほぼ毎日した。電話も1か月に1回はしていたか?
今は全くそんなことないが当時の自分はやはり好きな人とはしょっちゅう連絡を取りたいというタイプで、数日でもやり取りが途切れれば寂しいと駄々をこねた。
恐らくそんなことされたら冷めるのが世の男性の常であるが、彼は寛容な性格と経験からだろうか、寂しさからあたるのを決して邪険には扱わず可愛がってくれた。しかしこれはいわば「甘やかし」であって、これがのちのちの自分にとっては良くなかったのかもしれないと思うこともあったり。

彼は営業マンで全国を飛び回っていた。よく行っていたのは、北海道、新潟、富山、福井、沖縄。当時「Timetree」で2人の予定を共有していたんだけれども、今週は北海道で来週は沖縄、なんていうこともざらにあった。
金沢はメインの営業地ではなかったようでそんなしょっちゅうは会えず、だいたい1,2か月に1回とか、多くて1か月に2回。会えた時は駅前のビジネスホテルに2人で泊まる。予定の変更も往々にしてあり、楽しみにしていた温泉旅行が出張の変更の関係で前日にキャンセルになったこともあった。その時は本当に悲しくて一日中泣いていた。
そんなことがありつつもやはり色んな場所のことを知っている彼との食事や旅行は楽しかった。
横浜のナントカってホテルと沖縄のナントカってホテル以外は、特に高級ということはありませんでしたが、当時の自分にとってはそんな年上の男性とのお付き合いそのものが新鮮でした。
 

ユニバース俱楽部への入会と嘘

この男性と関係を続けていた時期と、ユニバース俱楽部への入会の時期は重なる。
私はこうした交際クラブに入ることを考えていることをある日、彼に電話で話した(ふつうは話さないだろう)。
かすかな記憶の中では、彼は少し怒っていたかに思えたが、「○○が決めたことなら俺は止めない」と言われたことは何となく覚えている。
その後のことだが、私は嘘をついた。「やっぱり交際クラブに入るのはやめた」と言ったのである。その頃には既にユニバース俱楽部にて1人目の男性との関係があったが。
「そうか~」と言って、彼は取り立てて気にしてはいないようだった。

別れ

それから半年後くらいのことだが、急に「果たしてこの男性との関係を続けるのは良いことなのだろうか」と思うようになった。男女の関係において「この関係は良いものなのだろうか」などとナンセンスなことを考える時点で冷めているというのが相場だが、まあその通りであった。
今さら時効であるから白状すると18歳、19歳の2年間はこの男性にしか抱かれなかった。
当時は「私はそれでいいの、大好きだから」と思いこそすれ、「冷静になる」と本当にそれで自分はよかったのだろうか?とまで考えるようになった。

こうした葛藤はやはりこんな極端な歳の差恋愛では今まで生まれなかったほうが不思議であるし、加えて自分自身は交際クラブで金銭という対価を頂きながら身体のお付き合いをしていたものだから、余計に悩んだ。

そんなことを考えつつも、彼が金沢に来る予定があったので、会うことにした。
3日前。やっぱり2人で宿泊するのはやめておくと連絡。食事だけ2人でしようと。
1日前。落ち合ったあとの夕食の場所をいつもの焼肉屋さんに指定するが、時はコロナ。向こうが却下してしまった。その代わりスーパーの総菜を買ってパプワの自宅で食べようと。
今度は私が断った。部屋がだいぶ散らかっていて翌日までに掃除が間に合わないというのもあったけど、一番の理由は「何となく2人きりでは過ごしたくないから」であった。
しかしこの一番の理由を口頭で伝える前に、彼は私の様子から何となく察して「彼氏でもできたか?」と聞いてきた。彼氏ではないけれども近からず遠からずということで、そうだと言った。
そう伝えても彼は特に変わらずで、いつもの明るい調子で、「お、そうか!じゃあ邪魔しちゃ悪いから俺はちょっと顔見たら帰るよ」と言った。実際、次の日はちょっと喋っただけで本当にあっさりと帰って行った。これが最後に会った時の話である。

現在

現在は半年に一度か二度くらいはLINEをしているかもしれない。向こうから来ることは基本的になく、何か節目節目のことがあった折に私から送るという感じだ。
向こうがどう感じているかは知らないが、終わってしまった男女の関係においてそれなりに心地良い関係を築いていると思う。
愛し合った男女はその関係が終わりを迎えたら、それまでのことなどなかったかのようにスパッと縁が切れるのが通常だ。おそらく交際クラブの泡沫の関係でも同様だと思う。基本的に身体の関係ありき、お金のやり取りありきで始まっているのだから。
そう考えると、男女の関係が終わってもその後アンセクシャルな関係を築けるか否かは、交際中の心のやり取りの質と量にかかっているように思う。それも、自分が想像する以上にたくさん。それと、お互い下心がなくなっていること。

交際クラブの関係はどうか

おそらく交際クラブの女性会員のほとんどは、男性との身体の関係が切れた後もなお他愛もないやり取りをしたいなんて、あまり考えていないのではないだろうか。それは私もそうだ。身体と金銭というストッパーがない宙ぶらりんの状態で、一体どこにやり取りの最終目標を置いているのかも見えない何気ないメッセージを送る。お互いに得することはないだろう。

しかし、超超超例外的にこういった例もありますよ、男女って不思議ですねという話でした。

Writer: 
羽ばたく友が落とした夢の数を 独りきりで数えた夜

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