ユニバース倶楽部 男性会員のマックさんと申します。
5年ほど前に入会して以来、数十人にオファーさせていただきました。大人交際のお手当は一律5万円です。
そんな私が、一度だけ、宅急便で現金1千万円を送った女性がいます。
どうしてそんなことをする気になったのか?
そこを自己分析をかねてコラム記事としてまとめています。女性会員さんたちの参考になるかもしれません。よかったらお付き合いください。
1千万円を送ったのは、別れ話を切り出すためです。
性的に開発し甲斐のある女性でした。育てているうちは夢中だったのですが、ある日、その女性の人生を、私という存在が歪めてしまっているのかもしれないと気が付きました。
私は退場したほうが良さそうだ。
しかし悪者にはなりたくない。
それでまず、ゴディバのチョコと一緒に、現金で1千万円送って、私の誠意を見せたんです。
事前に「チョコ送るよ」とだけラインしておきました。
彼女から返信が来ました。
「チョコは有難く頂きますが、お金は困ります。受け取れないです」
「いや、これまで色々楽しく遊んでくれた感謝の気持ちだから、取っておいて」
「もう会っていただけないんでしょうか?」
やっぱりそう思いますよね。
「そうじゃなくて、仲良くなってからちょうど3年になるから、節目だと思ってさ。それに〇ちゃん、結婚願望が無いわけではないって言ってたよね。僕がいることで、〇ちゃんが先に進めなくなっているかもしれないと、最近ちょっと心苦しいんだ」
「でもこんな大金、見たことも無いです。怖いです」
「とにかく取っておいて。また今度会った時にゆっくり話し合おう」
このやりとりですが、もしも私が1千万円を送らずに、ただ「そろそろ婚活した方がいいと思うよ」って書いて送ったとしたら、すごく嫌味じゃないですか?
ただのやり捨てポイの糞野郎です。生きてる価値もない。
何とかして、自分はそんな人間ではないと取り繕いたい。そのための1千万円。
その後、私からは誘わず、彼女からも連絡が途絶えました。
そして3か月が経ちました。
彼女からラインが来ました。
「御無沙汰しています。あれから私も考えました。このままお別れというのはちょっとやるせないので、もしよろしければですが一度お会いして頂けないでしょうか?」
速攻返信です。
「もちろん。いつがいい?」
そして当日、いつものように彼女が最寄りの駅からタクシーに乗って、私の会社の前で私を拾いました。
まるでこの3か月間会わなかったことなんて、無かったように。
そしていつものように食事してセックスしてお泊り。
「〇ちゃん、好きだよ」
しっかりと抱き寄せて、彼女への愛情を、心の底から一滴残らず絞り切るような気持ちでささやく。
別れようとしているのに「愛情」って白々しいって?
そんなことを言う奴に私の何が解る。
もしも今この娘に命の危険があって、私がその身代わりになれるなら、私は迷わず命を差し出す。
自分はもう充分生きた。
彼女は何も言わずに、目をつむって抱かれている。
10分ほどそうしていただろうか。
抱き寄せる力を緩めて、思い切って話し始めた。
「〇ちゃんにとって、僕っていう存在は、〇ちゃんがこれから婚活するとしたら、プラスにもマイナスにもなると思うんだ。プラスって言うのは、〇ちゃんは僕からの愛情を感じれば、自信になるし余裕になる。マイナスって言うのは、僕が存在することで、〇ちゃんが安心してしまって、婚活に積極的に取り組む気が起こらないかもしれない・・」
彼女が遮った。
「おっしゃりたいことは分かります。私もそれは考えていました。それで、目安なんですが、今年いっぱいで区切りを付けようと思うんです」
「そう!わかったよ」
12月の初めでした。クリスマスが近い。
「じゃあ、今年のクリスマスは、とびっきり豪華なホテルのスイートルーム予約するよ。」
「ありがとうございます」
そしてクリスマス。
去年までは、交際女性を何人か呼んで、サンタのコスプレをさせてリムジンで街に繰り出したり、ホテルで複数プレイをしたりして楽しんだ。
今年はこの娘一人と過ごそう。
思えば、この5年ほど、ずいぶん遊んだなあ。
来年のクリスマスは何をしていることだろうか。
ホテルの部屋から、二人で夜景を眺めていると、彼女が話し始めました。
「あのお金、やっぱりお返ししたいのですが」
「いや、そんなこと言わずに取っておいて。貰うのが気が引けるなら、預かっておいてくれないかな?」
「でも、怖いんです。紙袋に入ったまま押し入れの奥にしまってあります。見ているとだんだん自分のお金のような気がしてきそうなので、紙袋の封は閉じたままです。いつでも宅急便で返送できます」
「僕は君とこの3年間セックスしてずいぶんと楽しませてもらった。だけどそれと同時に、君のことをとても大切に思ってきた。そのことを証明するためには、僕にはお金しかない。だから受け取って欲しい。そして自分は本当に大切にされていたんだということを記憶して欲しいんだ」
「ありがとうございます。でも私はどうしたらいいんですか?私の気持ちはどう証明したらいいんでしょうか?」
「僕が君を愛したことを証明したいだけで、君の気持ちは問題じゃないよ。僕は君に好きになって欲しいんじゃなくて、僕の中から好きという感情を引き出してくれたお礼がしたいんだ。だけど、もし君が納得いかないのであれば、いつか君が本当に幸せになった時に、もうこの1千万円も、僕に愛されたという自信も不要になるほど、幸せになったら、そうしたら僕に返してくれ。それまでは何かあったの場合のために取っておいて。今は不要でも、人生どうしてもお金が必要になることはあるよ」
「わかりました。じゃあ預かりますね」
この娘、決して実家が裕福というわけではありません。1Kのアパートで独り暮らしをしているOLさんです。
ただ、自分のお金と自分のものでは無いお金とを、はっきりと区別するタイプです。
以前聞いてちょっとびっくりしたんですが、私から貰った都度5万円は、銀行に新しい口座を作って、使わずに毎回そこに振り込んでいるそうです。
「私の(貰うべき)お金ではないので、いつかお返しするときが来るかもしれないと思って」と言っていました。
もともと処女卒業のお手当ても要りませんと言っていた娘です。
人間ですから、その後気が変わって自分のものにすることにしたっておかしくはありません。しかしその言葉を発した時点では、気持ちに嘘は無かったでしょう。
だから、表題は実は間違っています。
正しくは、「パパ活で1千万円預かるには」です。
私は、彼女から「幸せになりました。もうこのお金は要りません」という手紙とともに、いつか宅急便で1千万円が送り返されてくるのを楽しみにしています。
・・・・・・・・・・
さて、これで話を終わらせれば綺麗にまとまるということは分かっています。
だけど・・
本音は、彼女と結婚したい。
静かで平凡な、私が本来歩むはずだった人生を、二人だけでやり直したい。
たとえ30才以上離れているとしても。
行かないで。
これが私の決して声には出せない気持ちです。
この四行を書いただけで、心が血を吐くようだ。
遊びだと自分に言い聞かせる。そして遊びは綺麗に終わらせる。
男だから格好は付ける。
しかし、本当の私はそんなには強くない。
彼女だけではなく、私の前に現れる、私と仲良くしてくれるパパ活女子たち。
一人ひとりに対して、実は同じような思いを抱いています。
・・・・・・・・・・
さて、これでこのシリーズ終わりです。
いかがでしたでしょうか?
コメント欄に感想書き込んでいただけたら嬉しいし、別の視点からの意見は勉強になるので、よかったらお願いしますね。
2022年3月13日
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Writer: マックさん
ユニバでの登録名も「マックさん」です。登録支店は名古屋。
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