パパ活はそんなに甘くない…。そう学んだ、私の過去一番ショックだった体験談をお話します。
羽振りの良いパパもいれば、ケチなパパがいることも十分理解していたつもりです。面と向かってお金の交渉をするのも気が引けるので、金額の相談は会う前にするよう心掛けていました。そして会ったら前払いが基本中の基本。
それなのに…!今思い出しても心の奥がザワザワします…。
パパ活でのお金のやり取り
その日約束していたのは、初めて会うパパ。40代前半で銀行勤務と聞いたので「まあまあ優良物件?」なんて浮かれていました。メッセージのやり取りもスムーズで、ちょっと素敵な人でした。
当時の私は、びっくりするくらい低賃金の保育士。保育士がこんなイケナイことしているなんて、バレたら大変です。
でも、生活費がギリギリでパパ活に頼らないと好きなものも買えない状況だったのです。
それまでは、のらりくらりとデートしてお金をもらって。ちょっと性欲を持て余している時期は、体の関係もOKにして。気の向くままにパパ活を楽しんでいました。
正直「パパ活で騙された」なんていうのは、女の子側の準備不足だと思っていました。相手の本性を見極めて、信頼できる人だけをパパ候補にすれば防げるはず。
無理やりホテルに連れていかれたとか、デート中に逃げられたとか…。そんな経験は、ごく一部の女の子が経験するものと思っていました。
体の関係はアリ?ナシ?この人なら相場はこれくらい?次のデートではこのくらいに…。しっかり考えて、先払いしてもらえるように事前に念押しもして。
私は毎回、事前のやり取りは完璧にしていたつもりでした。騙されるなんてこれっぽっちも思っていませんでした。
デートの最後に渡された封筒の中身は…
デート当日、ちょっと遅れてきたパパ。
「ごめんごめん!完全に寝坊しちゃって」
「ひどーい♡待った分上乗せしてもらお~♡」
なんて冗談を言ってたら最初にお金もらいそびれちゃって。そんなこと今までなかったのに…。
このパパ、とっても雰囲気の良い人だったんです。笑顔が少年っぽくて、悪いことができなさそうというか…。その雰囲気に流されて、そのままデートが始まってしまいました。
食事に入ったのは、ちょっと安っぽい個人のお店。「もしかして羽振り悪い感じ?」と気になりましたが、味は美味しい隠れた名店。「支払いもしてくれたし…グルメな人なのかな?」と、まだパパを信じていました。
買い物に行って服とかバッグでもおねだりしようと思ったら、その間にパパは仕事の電話に対応。「もしかして支払いしたくないからワザと?」と、これも気になりましたが、本当に緊急っぽい電話だったのでスルー。
ちょっと疑いながらもそのままホテルへ。これがまた優しくて、ツボをついたエッチをしてくれるパパで…(笑)行為の最中は、夢中でお金のことをすっかり忘れるくらいでした。
終わったあと痺れを切らした私は、パパに催促してみました。
「今日の分まだもらってないよ…?」
「あ!最初に渡すの忘れてたね!じゃあ遅刻して待たせた分も足してから帰りに渡すね!それにしても気持ちよかったね♡」
ん~…今思えばここで疑うべきでした…。ただ、なんていうか…嘘をつきそうにない人だったんです。本当に。
お金をもらいそびれたまま音信不通
ホテルから出たデートの終盤、一緒に歩いていると急にタクシーを止めたパパ。
「今日はありがとう!ちょっと職場に戻らなきゃいけないから先乗るね!またよろしくね!」
そう言いながら封筒を手渡してくれました。ちょっとパパのこと疑ったけど、ちゃんと支払いがあったし問題ナシ!
「こちらこそありがとう♡また会おうね!」
急いでいたのか、パパはすぐタクシーに乗って行ってしまいました。どれくらい上乗せされているのかな~なんて期待しながら封筒の中身を見た私はビックリ。
…なんにも入っていなかったのです。本当にな~んにも。厚みで気付けなかった自分にもビックリ。
「しまった!!!!!」
そう思ったときにはもう遅い!
ちょっとだけ「え?普通に入れ忘れ?」なんてことも頭をよぎりました。だって、優しくて悪いことができない感じのパパだったから。でも、そんなわけないですよね。
気付いたときにはもうタクシーは見えないし、電話は早々に着信拒否。名前も仕事も住んでいるところも、不確実。
私はいったい誰となんのために1日使って、ホテルまで行ったの?もうムカついてムカついて、人通りの多い繁華街をものすごい恐い顔で歩いていたと思います。
メッセージを鬼のように送りましたが、返信があるはずもなく…。
「見る目がなかった」
その一言に尽きると思います。
どんな相手でも、会ってすぐにもらうべきだった。初対面の人の、笑顔とか雰囲気に騙されはいけない。ホテルに入る前に催促するべきだった。封筒を渡されたときに、すぐ中身を確認するべきだった。
もう悔やんでも悔やみきれません。パパ活を甘く見たらだめですね。ちゃんと自分で作ったルールを守らなくちゃ…。
ひとついえるのは、パパのエッチが上手だったこと。これだけが救いでした。(救われませんけどね)こんな冗談を言えるのも、時間が経ったからだと思います。
とっても反省した体験談でした。