2020年8月19日
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ぼのぼのと人生とパパ活

今回は、漫画「ぼのぼの」の名言を通じてパパ活について知ってる風に語りたいと思います。 

「ぼのぼの」、全く興味がない人や知らない人もいると思うので、それぞれ誰が言った言葉なのかは敢えて書きません。 

「ボクと会ってない時のみんなは 皮をぬいで休んでるんだ」 

「交際しているパパ/女性のことが、自分と会ってないときも気になる」 
という方がいるそうですね。 

思うに、人間って大なり小なりセルフプロデュースをしている面があると思います。 
仕事で見せる面と家庭で見せる面が違う・・・なんていうのは、よくある話。 
よく「女性が夢を見せる場所」と言われる(らしい)交際クラブも、例外ではありません。 

あまり言いたくはありませんが、 
「対価(=金銭)を頂いているからこそ、男性に優しく接している」 
と、意識的か無意識かに関わらず考えている女性会員は少なくないと思います。 
私はそこまでのことは思いませんでしたが、男性様と会うときというのは、少なくとも
「リラックスできるひととき」ではなく「緊張する時間」でした。 

また、自分の仕事のことや家族のことをここでお会いした方にはあまり教えたくないという方も多いでしょう。 
結婚するわけじゃなし、何もかも本当のことを教える必要はありません。 

中には「自分だけを見てくれ、自分のために泣いてくれる」昔ながらの「愛人」と出会いたい男性もいらっしゃることでしょう。 
少なくとも普通の職に就いている女性にそれを求めるのは無理です。 
プロフィールから見極め、実際に会い、仲を深め、まずは高級マンションを借りてあげるところから。 
「皮をぬいで休む」暇を与えないぶん、それ相応の対価が必要になるかと思います。 

「ボクらはムリばかりしている どうなりたいんだろう どうなりたくないんだろう」 

個人的な考えですが、こういう場ではある程度の目標を定めて活動することが必要だと思います。 
それは例えば「奨学金を返済したい」でもいいし、「車を買いたい」でもいいです。 
「100人の男性からオファーを貰いたい」でもいいでしょう。面白いし。 

危険なのは、今の若さやオファーがずっと続くと、考えなしに思い込むことでしょう。 

そういう女性は歳を重ねると残念ながら価値がなくなり、今度は若い女性を男性にあてがう女衒もどきになり、四十、五十になっても寂しい独身・・・ 

「ちゃんとした職とじゅうぶんな財産と温かな家族」がある女性は、好き勝手に過ごした結果、生涯おひとりさまでもいいと思います。寧ろそういう女性は独身を死ぬまで謳歌するでしょうね。 ​

いい大人なら、自分がこれからどうなりたくて、どうなりたくないのか、時にはちゃんと立ち止まって考える時間が必要であると思います。 

「ケンカはいやだよね どうしてケンカをするんだろう ケンカって もう全部いらないってことなのに」 

ここに挙げた言葉の中で、一番好きです。 が、交際クラブで出会った同士がケンカってするかなあって考えたときに、あまりイメージがつきませんでした。 
なんか、「トラブル」はあるかもしれないけど「ケンカ」は無いんじゃないですか、この世界。 
するとしたら原因は?お手当が低い、避妊してくれなかった、旅行が楽しくなかった、馬鹿にするような言葉を言われた。 

否。 

ケンカなんかしないで、静かに離れるだけだ。 
友達や彼氏彼女、あるいは旦那さん奥さんとはケンカってするのにね。 

そういう風に考えると、この言葉の「ケンカって もう全部いらないってことなのに」に続く言葉が見えてくる気がする。 

「巣穴の中には自分より大きなものってあんまりないでしょ だから『一番大きい自分』の考えごとなんだからすごくたいへんなことだと思っちゃうんじゃないかしら」 

以前、質問箱でこのような質問が寄せられたことがありました。 
(/help/questions/view/4162

質問者様曰く、 

“私は時々どうしようもなく孤独感が湧いてきてとてつもなく悲しくなり、
家にいるのにホームシックになったような気持ちになります。そしてそれは大抵とても楽しく過ごしていたはずなのに、突然やってくる感じです。” 


ぼのぼのちゃんじゃん!!! 

「ぼのぼの」でいう「こわい考えになってしまった」ですね。​
言い回しまでぼのぼのちゃんそっくり・・・アニメ版のあの声で脳内再生されるようです。この女性に憑依したのでしょうか。 

そしてこの質問はこう続きます。 

“ちなみに私はそういう時、地球や宇宙のはじまりなど考えてるとどうでもよくなって元気になってます。”​

なるほど。自分よりはるかに大きな存在に思いを馳せることで、「クノー」を紛らわせると、そういうことですね。

特にこのご時世、1人でいろいろ考え過ぎる機会が私は増えました。​
コロナウイルスが流行るか流行らないかの本当に境目の時期に休会したので、この環境下でも活動し続けている女性ならではの「クノー」というのは、私は理解が及びませんが・・・女性によっては「他のことに目を向けてみる」いい機会なのかなと感じています。 

「何か探すんだったら 道をまちがえちゃあいけないよ ひとつでもまちがえるともう見つからないよ でもまちがっても大丈夫 別なものが見つかるから」 
「何も見つけられなかった時も 何か見つけた時と同じように ボクはいつまでも憶えているだろう」 

​2連発。 ​

交際クラブに登録はできた。デートもした。けれど、なんか楽しくない・・・上手くいかない・・・デート前はいつも憂鬱・・・ 

女性と一口にいっても無論、色んな性格や考えの女性が居ますから、交際クラブだって「合う」「合わない」色々あると思います。 なんか合わない、合わないと思いながら続けるのは自分もしんどいし、何よりオファーくださった男性、セッティングしてくださるスタッフの方に失礼ですよね。 

例のごとく、わくわくツイッターランドでは「パパ活こそアテシみたいな美しいイマドキの女のマスト」と言わんばかりにドヤる「女性サマ」が多いわけですが、あんなの真に受けないほうがいいです。スマホに首突っ込んでないでさっさと退会しましょう。 
なぜTwitterのパパ活アカウント、整形アカウント、夜職アカウントの女はあんなに偉そうなんでしょうね。ずいぶん人生わかった風ですけど。 

何はともあれ、「交際クラブは私には向いてない」とわかった上で、次にどんな行動を取るかが大事です。 

「ユーウツなことって ユーウツなことが終わった後のためにある?」 

・・・・(汗) 
ユーウツなことだなんて言わず、パパ活ライフはほどほどに力を抜いてやっていきましょうね。 
「力を抜く」と「手を抜く」は違います、念のため。 
反対に、たまに質問箱の質問者様で「もっとクラスを上げたい☆素敵な女性に慣れるように頑張りますっ」ってなおめでてえ調子の女性がいますが、「いいからさ、肩の力抜けよ、な?」と言いたくなります。 
こういう女性、生理ナプキンのパッケージに書いてある「キラキラしながら頑張っていこっ☆」みたいなアドバイス()信じがち。 

「後で困ることをなんで今困るわけ? そんな生き方やっててミジメじゃないわけ? 
困るんだったら困ったときだけ困ればいいじゃん だいたいさぁ何をそんなに気ぃつかって​生きてるわけ?」 

質問箱で、特に若い女性の質問で多いのが、 
「避妊してほしいけど言えません」 
「次のデートの約束、都合が悪くなった/やっぱり行きたくなくなったけど怖くて断れません」 
といったもの。 

中には 
「無理矢理ホテルに連れて行かれました(>_<)」 
とか。 

こういう質問に対して思うのは、女性には「意思のない人形にはなってほしくない」ということです。 
いいじゃん、ちょっとくらいキツイ言い方になったり、断りの言葉を言うことになったりするくらい。 
まともな方であればこちらの意思もちゃんと伝えれば汲んでくれますし、キレられて、最悪、関係解消の運びになったとしても、その男性はその程度だったってこと。よかったじゃないですか、これ以上ひどいデートを経験せずに済んで。 

ましてや最後なんて、「無理矢理」って、力士に担がれたわけでも、銃口を向けられたわけでもあるまいし、何を被害者ぶってるの?と疑問を禁じ得ません。 

と、偉そうなことを言いつつ、私も肝が据わった人間ではないので、自分の弱気に負けそうなとき、上の言葉を思い出しています。 

「とにかく好きにやりなさい でもね、楽しくやめようね」 

世間では風当たりの強いパパ活ですが、やはり女性は登録するときに少なからずワクワクしたと思うんです。 
ユニバース俱楽部のホームページにある、「大人にしかできない恋がある」って何かしら?みたいな。 

そもそも、自分にも非があっただろうに「キャ~最悪~交際クラブなんか登録するんじゃなかった~皆さんよくできるわね~プークスクス」なんて抜かす奴は、人に対して感謝の気持ちを抱くことのできない残念な人間。 
もちろん、犯罪の被害に遭ってしまったとか、本当にスタッフも男性も最悪最低だったってんなら、それはもう致し方ないですが。 

そりゃ「パパのおかげで女子力アップしました☆夢のような生活ができちゃった☆辞めたくないよぉ」などと御目出度いことを思えとは口が裂けても言いませんが、せめて、最低ラインとして「辛かったこと:楽しかったこと嬉しかったこと」=「6:4 or 7:3」くらいでは、あってほしいかなって(何目線?)。 

パパ活に限らず、わくわくしながら始めたはずのものを、最後「何だかワダカマリができちゃったな」「どうしてあんなことを言ってしまったんだろう、やってしまったんだろう」と思いながら辞めることほど、悲しくて悔しいものはありません。 ​

ここからは余談です。 

「名言・哲学の宝庫」と言われる「ぼのぼの」。 
わたしもネットで数々の名言たちを見て、漫画を読み始めたクチです。 
もしこれを見て興味が湧いた方は、ぜひ読んでみてください。 
ちょっとでも熱心に読んだことがある方は、このコラムで並べた言葉、それぞれ誰が言っている言葉かわかったという方も多いのではないでしょうか。 
癒しの中に胸を衝く哲学が隠れている、すごい作品だと思います。 
2代目桂枝雀が提唱した「緊張と緩和(緊張の緩和)」ってこういうことを言うんだろうなあ、の連続です。 

おすすめは36巻。シマリスくんが母親の介護をする話があるのですが、涙なしでは読めません。 
初期ではかの有名な「いぢめる?」くらいしか語彙がなかったのに、いつの間にか難しい言葉を達者に喋るようになり、必死に介護にいそしむシマリスくんと、相変わらずどこかボンヤリしていてズレているぼのぼのちゃん。この2人のどこか噛み合わない掛け合いがすごく面白くて、すごく悲しい話です。 

読者「南国少年パプワくんじゃないの?なぜ、ぼのぼの?」 
パプワ「」 

・・・アニメ「南国少年パプワくん」のエンディングテーマ「もしかすっとナンセンス(大事MANブラザーズバンド)」は隠れた名曲です。 

Writer: 
羽ばたく友が落とした夢の数を 独りきりで数えた夜

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