ユニバース倶楽部の会員様に、インタビュー協力いただいた著書『ルポ パパ活』(彩図社)が2022年11月29日に発売になりました。
今回は、その取材の中で知り合った、とあるパパ男性が語ってくれた「パパ活女性に求めるもの」を、シンデレラをご覧の皆様に紹介したいと思います。
今回紹介するパパは……
今回お話を伺ったのは、既婚、都内でIT関連の会社を経営しているA氏(56歳)。年収4000万円で、定期の女の子を2人抱えるパパです。
「入会したのは2019年頃。これまでのオファーは12名。しかし、そこから続いている女性は1人もおらず、現在の定期は風俗から水揚げした子が1人と、ツイッターで知り合った子の2人です」
これまでのパパ活履歴
A氏が女の子に払うお手当ては都度で、いわゆる相場から相場の2倍程度が基本ですが、場合により数百万円の貸出しもあるそう。
「僕は茶飯には興味がなくて、初回からある程度大人OKの子にしか会わないんです。
女の子によく言うのは、食事だけできるほどこっちは暇じゃないと。食事して1万円渡す時間が勿体無い。
茶飯で1だけみたいなのって、もともと学費を渡すとか大きな目標があるんだったら、まどろっこしいじゃないですか。値切って3ずつ渡すっていうのも、こちらとしては回数が必要になってくるので。
だったら最初から納得いくお付き合いをしてくれる子にコンスタントに相場とか相場の倍払う方が、お互い価値があると思って進めていけると思うんです。だから、結果的にちゃんと大人の関係前提になるんですね」
風俗でパパ活しようと思ったけれど…
「交際クラブは風俗と違って、必ず関係が発展するとは限らないから、効率が悪いかなという気もします」と話すA氏。交際クラブ以外にも、風俗で知り合った子をパパ活に誘うこともあると言います。
しかし、風俗関係だと良い出会いは無かったようで……。
「まず、文字通り地雷系の子が1人いましたね。他の男性と会わないという専属契約なのに、僕以外の男の子供を妊娠、中絶。性病も持ち込まれたし、僕もまだパパ活を始めたばかりでメンタルがやられて。
不安神経症になって死にかけて、治療に1年以上かかりました。
それ以外だと、完全詐欺師系。風俗で出会って、お金に困っているとの事だったので数百渡したら、2回食事しただけで音信不通。
探して返してもらおうかなとも思ったけど、顧問弁護士に相談したら『社長がその額を稼ぐのと、この子を探し出して裁判して、って費用や時間を考えたら割りに合わないですよ』と言われて、そのままです。
あとは、風俗店脅迫事件なんてのもあって。
これは、風俗で出会った子がお仕事を紹介して欲しいとのことだったので、飲食店で待合せたんですね。そしたら現れたのはその風俗店の店長と従業員。
『女の子をたぶらかした』との事で数十万払えと脅迫されて。すぐさま警察に相談したら、店長はあっけなく退散、なんてこともありましたね」
A氏が理想とするパパ活とは
「風俗で水揚げして約3年付き合っている女の子とは、これまでに130回以上会ってますけど、彼女は元々制服系のヘルスに居た子で、引退した今でも掲示板に「あの子に会いたい」って書き込まれるような伝説の子なんです。
彼女とは都度契約で、『今月はこのくらい欲しいです』と言われればその額から都度分を割った回数回会う感じ。ご飯を一緒に食べることはなくて、部屋に来て大人して帰る、みたいな感じ。それこそデリヘルみたいな、デリソープみたいな感じです」
自らをロリコンだと分析するA氏の好みは、幼い体つきの女性。その好みにさえ合致すれば、出会の場所にはこだわらないし、応援の内容も柔軟に考えてくれるようです。
A氏にとってパパ活とは「富裕層の遊び。風俗兼自己承認欲求を満たす1つの手段」とのこと。
「頼られたり施すことで何かが満たされる気がする、が気のせい。メンタルを病んでも止められなかったので、お金が無くなるか、身体が動かなくなるか、心が動かなくなるまでは続けたいですね」とのことでした。
交際クラブスタッフを経験した私からすると、男性会員様と面談するとき「この男性にはどの女の子が合うかな?」というのはいつも考えていることでしたので、マッチングの難しさというのは実感としてあるんですけど、今回、書籍のためのインタビューで、たくさんのパパにお話を伺って、人間っていうのは、本当にいろんな人がいるんだな、ということをつくづく考えさせられました。
一口に『パパ』と言っても、本当に沢山の種類というか、様々な考え方のパパがいるんですね。
その上で、女性がどう立ち回れば幸せになれるのか。一筋縄じゃいかない百戦錬磨の男性陣にどう立ち向かえばいいのか。
「女性には、頭の良さとしたたかさが必要」とは、よく聞く話ですが、A氏へのインタビューを終えて、改めて感じた次第です。
ーーー『ルポ パパ活』、ユニバース倶楽部様にも多数、インタビューにご協力いただきました。今回紹介したのは、A氏へのインタビューのほんの一部。よろしかったらご覧ください。