2022年11月17日
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パパの子を妊娠してしまった~FINE~

前回(パパの子を妊娠してしまった③)の続きです。

 

ちかちゃん・恭平くんの決意

ある日、恭平くんはちかちゃんに「隠してることはもうない?」と聞いてきました。

ちかちゃんは、大谷さんのことを言うべきか迷いましたが、ここまで向き合ってくれた恭平君に隠し事はしなくないと思い、言う決心をしました。

話し終わった後、「難しい顔をしながら、その提案受け入れるかは別として、一度会いたい」と言いました。会ったら、殴るのか・喧嘩をするのか様々な思いがありましたが、何かを悟ったのか「迷惑はかけない」と恭平くんは約束しました。

 

4人の対面

店に着くと、大谷さんと女性の人がいるのが見えました。

いざ、大谷さんの奥さんを見ると罪悪感で押しつぶされそうになりました。

すこしの沈黙の後、大谷さんの奥さんから「今何ヶ月?」と声をかけられました。

そして「触ってもいい?」と優しく言われ、緊張からか声は出ませんでしたが、うなずきました。そして「養子になってくれたら精一杯サポートするよ」と言ってくれました。

今件については、恭平くんとの話の中で答えは出ていませんでした。

一度会ってみないと、恭平くんも判断が出来ないとのことでした。

暫くすると恭平くんから「養子にしてあげてほしいこと、結婚をしたいこと、自分の親にはこの件は言っていないこと」という話になりました。

大谷さん夫妻も快く受けてくださり、後日、恭平くんの両親に「ちかちゃんは養女」ということも伝え挨拶に行くことにしました。

 

そして結婚生活へ

恭平くんのご両親への挨拶も済み、戸籍上も養女となって、ちかちゃんは恭平くんと結婚することにしました。

私を含め、外部からこの関係を見ると、非常に複雑でなんともいえないのですが、実際に本人達に会ってみるとずっと前から家族であったかのようでした。

ちかちゃんの実の両親は、教育熱心でちかちゃん自身、窮屈に感じており、好かなかったと昔聴いたことがあったので、もしかしたら今の両親のほうがのびのび出来ているのかもしれません。

結婚して、新居も決まりいよいよ出産の時期が近づいてきたときに、一度、ちかちゃんの実の母親が連絡をしてきたようです。

養女になるとき、ちかちゃんは実の両親に会って話しをしましたが、お父さんはやっぱり会ってはくれなかったそうです。

お母さんも、一生懸命納得はしてくれたのですが、お父さんを説得できる力は持っていませんでした。

そのお母さんから最初で最後になる手紙を受け取りました。

 

実の母からの手紙

ちかへ

あなたと離れて暮らすようになり、もうすぐ半年になります。

新しい人生を歩んでいるちかにとってこの手紙は、いいものでないかもしれません。

でも、どうしても伝えたいことがあるので手紙を書きました。

(省略)

最後に、これからちかはおかあさんになるようですが

お母さんと言う者は、本当はいつでも子どもの一番の味方にならないといけません。

私はちかに対して、それが出来なかったので失格だと思います。

ちかは、様々な経験をして、思いがけない人の思いや苦しみ優しさに触れることになりましたが、これからはもっと壁があります。

誰にも相談できなくなったら、最後の手段でもいいので私に連絡してください。

そのときは、一番の理解者でいたいと思います。

 

ちかちゃんの実のお母さんは手紙中で「おかあさん」という人称は決して使いませんでした。本人にとってのけじめなのか、後悔なのかは不明ですが、ちかちゃんはこの手紙を打つまでも大切に持って置きたいと言っています。

 

出産・そして現在

それから数日後、ちかちゃんは元気な男の子を出産しました。

「この子と一緒に逝こう」と考えたり、「生まれてきた子をDNA検査する」ことも考えていたりそんな辛い経験が嘘のようにちかちゃんは笑っていました。

そして、恭平くんも大谷さんも奥さんも幸せそうでした。

5人の集合写真を見て、なぜか私も感動してしまいました。

生まれてきた男の子は「たいよう」と名づけられました。

そんな、たいようくんも今年で3歳になりました。

ちかちゃんは、兄弟を作ることに抵抗を持っており、恭平くんから兄弟の提案をされても断っていました。

たいようくんのDNA検査はしていません。

次に生まれてくる兄弟とたいよう君への接し方への温度差が出ることをちかちゃんは恐れていました。

なので、今現在も妊娠はしていません。

これからどうするかは話し合いしているようですが、私は恭平くんはそんな温度差を作るような人には思えないので、2人で乗り越えて、たいようくんの兄弟を作ってあげて欲しいです!

 

さいごに

このちかちゃんの話は、非常に理解のある周囲の人によってハッピーエンドになっていますが、決してこのような経験をした女の子みんながハッピーエンドとはいえません。

でも、この経験のように理解のあるパパも中にはいることを忘れないで、一人で結論を出す前に、パパでも友達でも相談してみてください。

今の幸せのかたちとは違うかたちの幸せが手に入るかもしれません。

パパ活は楽しいし、メリットも多いですが、自分の油断で大きな問題になることがあることを忘れずにみんなでパパ活を盛り上げましょう♪

Writer: 
話術を武器にしてる食事のみのパパ活女子です。 苦い経験も、甘い経験も書いていけたらと思います♪ ★週末はジャニヲタ人生謳歌中★

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