2022年12月16日
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パパ活で狂った感覚【3選】

「優れた特効薬は、その副作用もまた強い……」

とある人生訓のようですが、どうやらこれはパパ活にも当てはまるようです。

この記事では、パパ活&愛人生活を通して知った「副作用」=世間一般から外れてしまった「おかしくなった感覚」について書いてみます。

 

【私の愛人データ】
□期間:丸2年間                  

形態:一人のパパ様専属   
お相手:中小企業の社長     
受け取った金額:計500万円

 

■パパ活で狂った感覚は3つ

毎月の支払いに追われ、家計はいつも苦しい。
「欲しい物はいつになったら買えるのだろう」と思いながら過ごしていた、新卒後の正社員時代。

そんな折、仕事を通して知り合った社長さんと懇意になり、デートを重ねサポートを頂く中で、生活は一変。
欲しいものは何でも買える、そんな夢のような生活がはじまりました。

でも、お金のストレスから解放されたその後、これまでの真っ当な「世間一般の感覚」は失われていって・・・。

おかしくなった3つの感覚。
「金銭」「移動手段」「幸せのモノサシ」
に分けて、具体的に挙げていきます。

 

■狂った感覚(1)金銭

金銭感覚が狂う。パパ活女子あるある・その1。

 

①値札を見なくても買える生活

平均の可処分所得(自由に使えるお金)が月40万円。月により前後しますが、50万以上のこともありました。
家賃10万円を引いても、これまでの会社のお給料18万円とは比べ物にならない金額です。(食事は彼と一緒に取ることが多かったので、食費は実質パパ様持ち。)

というわけで、30~40万円が自分の思うままに使えてしまう。
上には上がいるので、勿論もっと稼いでいるPJさんは沢山いると思いますが、それでも当時の私にとっては「セレブ」のような生活でした。

圧倒的に値札を見ることが少なくなりました。
「セール?別に私割引価格じゃなくても購入できるし」……。

そんな生活を2年間していた人間が、元の地味な生活に戻れると思いますか?

 

②セルフイメージは変えられない

愛人をしている間は、ほとんど彼の管理下に置かれて日々を過ごしていました。

そんな暮らしの中、「金払いの良い私」という自己像をもって、寂しさを贅沢で穴埋めするのが習慣になっていきます。

愛人を辞めても、セルフイメージというのはそう簡単には変えられない。セルフイメージを下げることは、キラキラな自分を諦めることだから…。
「金払いの良い私」という見栄を張り続けて、パパ様と別れた後、私の貯金100万円はあっという間になくなりました。

 

■狂った感覚(2)移動手段

タクシー移動が当たり前。パパ活女子あるある・その2。

 

①「どうして私が電車?」

愛人をしていたある時、山手線のホームで電車を待ちながら「久しぶりだな」と感じて。
なにが「久しぶり」かって、電車に乗ることが、です。

職場までは、徒歩で行ける場所にマンションを借りてもらっていて、通勤で電車には乗りません。
タクシー利用は、はじめのうちはパパ様といる時だけの乗車でしたが、交際も半年過ぎるあたりからひとりでもタクシー移動が常になっていました。「どうして私が電車?」って高飛車ですよね…。でもこれが当時の私の感覚でした。

 

②タクシーはオシャレの必需品!

タクシーは、楽です。
座れるし、混んでないし、道さえ混んでいなければ、最短ルートで生きたい場所の目の前まで運んでくれる。

そんなタクシー移動だからこそ出来るのが、ヒールにミニバッグという港区女子的オシャレ!

周りの視線が気持ちいいんですよね、身軽な装いで、颯爽と街を歩く。
そのためにはタクシーは必須。もう、「タクシー」がオシャレの一要素になってしまったので、タクシー無しの生活なんて考えられない!

愛人をやめた後は、"たかが交通費" にそんな大枚をはたく余裕もなく、タクシーを横目に溜息をつく日々を過ごす羽目になりました。

 

■狂った感覚(3)幸せのモノサシ

収入800万を超えると幸福度は上がらない、という定説を知っていますか?
年800万…とはいきませんが、それと似た現象が起こり始めて…。

 

①人生の初期設定が「パパありき」

愛人開始から1年半を過ぎた頃、
「経済面では何不自由しないけれど、私はこの先どうなる?」と急に漠然とした不安を抱くようになりました。
余裕のある生活に、これまではあんなに満たされていたのに。頭のスイッチが切り替わってしまったよう。

スポンサーであるパパ様なしの人生が考えられない。
私は一生この人のもとで生き続けるのだろうか?

当時、26歳。まだ20代半ば。
人生の選択肢が一つしかないなんてあり得ない。ぼんやりと、目の前が暗くなっていくのを感じました。

 

②金はある or 金しかない

欲しかったグッチのショルダーが買えた。
ヒールでタクシーの生活も叶った。
お金は「××を買ったんです♡」って言えば補充してもらえる。

「もしも子どもができたら、遺産の半分が君にいくよう手続きするよ」そんなことも言われていた。


この先、仮にもっと手にするお金が増えたとして、果たして私はそれで満足なのだろうか?

贅沢って、キリがないんです。上を見れば無限にお金が必要になる。


パパ様は社長をしていたので、全国各地への出張は日常茶飯事。私も会社が休みの土日には、よくついて回っていました。当然、これまでのように「丸一日オフ」「女友達と遊ぶ」といった過ごし方はできなくなります。

そうなんです、私の愛人生活って、
「お金はある」けれど、言い換えると「お金しかない」!
自分の「人生の主導権」は、壊滅的になくなっていたのです。

自分にとっての幸せを考えようとしても、当時の潤沢な金銭的バックグラウンドが「今の生活を手放す」ことにストップをかける。まるで考える力を失った人形のよう。
彼とのお付き合いが長くなればなるほど、「私の幸せって何?」と、孤独な沼にはまっていきました。
この孤独な葛藤は、僭越ですが体験した人間にしかわからない辛さではないかしら…。と、5年が経った今でも感じています。

 

■まとめ

手っ取り早い成功体験に身をゆだねていたら、世間一般からズレていったこれらの感覚。

人生経験としてのパパ活には、自分の体験をもってしても、私は賛成です。

しかし辛辣な意見かもしれませんが、
パパ活や愛人を続けていると、いつか深みに足を取られる時が来る。

特効薬の「副作用」に身を滅ぼす女の子がいない事を、私は経験者として祈っています。

 

 

 

Writer: 
自分の「女」としての市場価値を知るべくパパ活・愛人活動を開始。20代半ばに2年間、愛人をしていました。当時の悲喜交々、また再現性の高いハウツーなどを共有できれば幸いです。

藤崎 みきの記事

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