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この人パパになる気ある?
雨の日ってパパ活の士気が下がる。
巻いた髪も取れやすいしヒールで歩くのも一苦労。
パパ活女子御用達ペイターズ で、2週間先の「お茶で顔合わせ」アポを入れて来たコンサル経営者パパ。
ある日曜日の17時に帝国ホテルのロビーラウンジで待ち合わせとのこと。
17時にラウンジって。
そのあと他の女の子ときっと19時か20時から銀座でディナーアポなんでしょうね。
わざわざ聞かないけどね。
そもそも2週間後にしか予定の空きがないようなスケジュールの男性に、本当にパパがつとまるのかしら。
冷やかし?お試し?
ペイターズ のようなアプリのパパ活が増えて、「パパになるかはわからないけど、パパになってみるのもいいかも」みたいな気軽なパパ活が増えてる。
女性側も同じ。
たくさん顔合わせしてきたからこそ分かることが一つある。
滅多に会えないパパは、月極になってくれるならいいけれど都度なら相当高額でないと複数のパパが必要になる。
私は、どの男性にどの話したかどの男性がどの政治家と付き合いがあるか、どの男性がどういうお酒が好きかなどをお酒の入った頭できちんと覚えるのが下手くそ。
それができない自分は夜の接客はど素人だと思って居て、自分自身がプロフェッショナルとは思えないからキャバクラでは働こうと思ったことがない。
だからハナっから、パパも複数じゃなくて一人がいいと思ってるのよ。
大パパを見つけるのは大変だけど一人の人を大切にしたいの。
パパになれるような稼いでる人たちは、みんな多忙なことは確か。
たしかに2月は確定申告にバレンタイン、そもそも28日しかない月だし本当に仕事が忙しいのかもしれないけれどメッセージは毎日してくるのにアポはだいぶ先なんて。
顔合わせに忙しいのか一体何者なのか不安なスタート。
ラウンジに現れたのは好青年。
38歳といいつつかなり若く見える。
バツイチで子供もいるらしい。
プロフィールは年収2000万〜3000万ってなっていたけれど、お世辞にもお金持ちには見えない青年。
宗教勧誘?
このパパ、自己紹介を始めるや否や、試すような質問を仕掛けてくる。
「ねえねえ、パパ活やってる子ってなんでお金がないんだと思う?」
「それはね、みんな今の若い子に被害者意識が強すぎるからなんだよ」
「借金のせいで苦しい、給料が少なくて辛い、一人暮らしだから生活資金が足りない」
「みんなネガティブなんだよ、それじゃあ一生お金持ちにはなれない」
「僕はね、週末に表参道で心理学のクラスを取っていて、そこでいろいろなことを学んでいるんだ」
「たとえばこの机の上に、コップは何個乗っているでしょう?」
「2個、っていうのが現代の正しい答えだよね。でもこの2個って単位は誰かが決めたことで、もしかしたら4個っていう見方をする人がいるかもしれない。何が正しいかは僕たちの思い込みなんだよ」
「幽霊って信じる?幽霊も同じなんだ」
「いるかどうかなんて人間がどう思うかなんだよ」
ん???
私は、顔合わせでパパのタイプではなかったゆえに宗教勧誘されてるんでしょうか???
それとも不可知論の教えを受けているのでしょうか???
半分聞き流して脳に睡眠を取らせていたので、「ウンウン」としか言えなかったけれど、2時間も不可知論者の自論をひたすら聞かされて精神的大疲労です。
極め付けは。
「ね?普段の顔合わせとは違う面白い話が聞けたでしょ?じゃあ授業料はタダにしておいてあげるよ」
お手当なしでした。
ソッコーブロックしようとしてアプリ開いたら既にブロックされてました。
なにこれ。
なんの罰ゲームですか?