19話 ディズニーデートはまさかの…(泣)

〜前回まで〜

 

 モテないチビの31歳男(寺田心に似てるのでペンネーム寺田真心)が、ユニバースの門を叩きパパ活に挑戦!金髪フリーターのL様にお金の前借りをお願いされトンズラされるか心配になったが、それは大丈夫だった!

 一緒にディズニーデートに行くことになり、そのための服の買い物デートをしたが、彼女の買い物に時間がかかり、、、

 僕の服は購入したが、L様は自身の服をどれにするかとても迷っており、新宿駅周辺のお店は一通り巡った後、さらに2度3度と同じように巡っても結局決まることがなかった…

 僕は、

(こんだけ1日中ほとんどのブランドの服を見たのに結局決まらないのかよ、、、もうコイツ狂ってるな笑)

 と思ったが、L様はどうやら特定のブランドの、僕の服と同じ色の白色でシミラーコーデでディズニーデートをしたいようで、そのお目当ての服が新宿になかったためネットで注文すると言っていた

(ってことは、L様が勝手に自分でネットで自分の物を買うだけだよな、、、

つまり、僕が金を出さずに済む!!!)

 結局、僕がお金を出すことはなく、シミラーコーデは完成となった。

 そして、いよいよディズニーデート本番となった!

 行く日も決めて、オンラインサイトで二人分のチケットを購入し、いざ出発、、、したかったが、直前に日時を確認したところ、彼女の方から

「その日は仕事が入ってる」

 と普通に断られてしまった。

 、、、事前に行く日も決めてたのに、急に仕事で行けないとか言ってくるなんて、コイツ何様なんだ?謝罪もない、悪びれる様子もないし、もうコイツはサイコパスなのか?笑

 僕は内心激しい怒りを感じたが、ふと冷静に現状を見つめ直したところ、L様との関係はとりあえず維持していた方が、今後もディズニーに行けるかもしれないしまぁいいだろうと、ビジネスライクな考えで(笑)、彼女の事を許し関係を続けていくことにした。

 そのため、ディズニーのチケットを返金しようと問い合わせたが、ディズニーは一度買ったチケットは返金に対応してないとのことだった、、、

(結局チケット2枚の代金ムダになったじゃねーか。L様のやろー、、、)

 、、、ただ、僕はケチなので、チケット代をなんとか一人分だけでもムダにしたくないと思い、当日一人でディズニーランドに行くことにした(笑)

 当日、雨が降っていたが、むしろ客も少なくてよかったと思いながら(泣)、僕は一人で夢の国へと向かった。

 知り合いが偶然居合わせて見つからないかとビクビクしながら、キャストの皆さんに同情の目で見られてないかと負い目を感じながら(笑)僕はその日一日、ひとりディズニーを楽しんだ。

 そして、L様とのディズニーデートは来月にリスケジュールすることになった。その月がちょうど12月なので、

(クリスマスディズニーなんて、ムードが良くて楽しくて、最高のクリスマスを過ごせそうだな、、、)

 と、考えているだけでわくわくしてきた!ただ、依然として新型コロナウイルスが流行している中で、ディズニーランドも1日の入場者数を制限しており、せっかく二人で予定を合わせても、チケットが買えない可能性が考えられた。

 、、、だったら、確実にチケットを買うことができるよう、チケット付きホテルに前日一緒に泊まって、次の日にディズニーに行くのはどうだろう!

 僕はこれまでディズニーの関連ホテルに泊まった事がなかったので、俄然このプランでいきたくなった!

 L様にも提案したところ、

「ウチもディズニーのホテル泊まったことないから、ぜひ泊まってみたい〜」

 とのことだった!

 ただ、ディズニーホテルがいくつかある中で、ミラコスタや各キャラクターをモチーフにした部屋などに憧れもあったが、とりあえず初めてのディズニーホテルは浮かれずリーズナブルな所にしようと思い(笑)、一番安いディズニーセレブレーションホテルにすることにした(笑)。

 それでも、イッツ・ア・スモールワールドのようなかわいい内装の部屋が選べるコースがあったので、その部屋でクリスマス近くの日に指定して予約をとった!そしていよいよ、仕切り直しのディズニーデートに臨むことになった、、、

 当日、今度はL様からのドタキャンもなかったので、泊まる際のゴムもしっかりと準備し(笑)、舞浜駅へと向かった。

 夕方に待ち合わせていたので、L様と合流しそのままイクスピアリで夕食を取りつつ、早めにホテルに行ってゆっくりしよう、、、と思っていたが、彼女がナナメがけのカバンを買いたいとのことで、夕食後、そのままイクスピアリで買い物をすることになった。 

 買い物してる途中、L様の妹がキャバ嬢をやっているという話になり、

「妹が客におねだりして、ブランド品とか買ってもらっててずるい!ウチも真心さんにたくさん買ってもらおうかな〜」

 と言い出したので、僕は 

  (彼女の言いなりにならないようにしよう、、、まずナナメがけのバッグは安いナイロン素材の物にしよう、、、)

  と決意を固めたのであった。

 そんなこんなで始まったクリスマスディズニーデート、続きは次回のコラムにて!!

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