色気のある紳士的なおじさまが好きなことに、
私は最近気づいた。
この事実は、もう隠しようがないところまできている。
今回は私の「おじさま談義」と、現在進行形の「Aさんとの関係」について語ってみたい。
おじさま談義
・年上。特に50代。
・艶(色気)
・私よりも背が高い
この三拍子がそろうと、私はその男性を見つめずにはいられない。
そして「目」と「言葉」。
男性の「目」は私の脳を刺激し、男性の「言葉」は私の心を誘う。
特に「目」と「言葉」は、私にとって外せない要素。
なぜなら、男性の内面を映し出す鏡とも言えるから。
さらに「スーツが似合う」とくれば、もうどうしたら良いのかわからなくなってしまう…。
過去にそのような男性に出会ったことがある。
あの時感じた激しいセックス。
突きあげるような力強さ…
私のアソコをかき混ぜて欲しい…。
私が女になった瞬間。
私はその瞬間、溶けてしまいたくなった。
おじさまの顔にはその人の生き様、歴史が刻まれている。
それらが「味」となって、おじさまの空気感をつくっている。
私のアンテナは、この「空気感」にも敏感に反応する。
おじさまには時折「哀愁」を感じるが、私はそこにおじさまの美学を感じる。
よく男性が女性を想像しながら自慰行為をするが、女性も素敵な男性とセックスをしている姿を想像しながら自慰行為をする。
今日も自慰行為をしながら、私の気持ちを抑え込もうとしているもうひとりの私がいた。
久しぶりに私を抱きしめてくれるのは、どんなおじさまなのだろう。
私は誰に抱かれることを求めているのだろう…。
ところで、なぜ「おじさま」なのか。
これはあらゆる実体験から導き出された私なりの分析と結果に基づいている。
私の心と体が求めている。
単純に言えば、それが何よりもの証拠かもしれない。
またおじさま談義をしたい。
Aさん
月に一度お会いしている男性がいる。
70代のその男性とは、毎回3時間「会話を楽しんで」いる。
ここではAさんと呼ばせていただく。
ちなみにAさんは会員の方ではない。
世間的に表現するならば、Aさんは私にとって「パパ」なのだろう。
Aさんからは「お手当」をいただいている。
ユニバースクラブ的に表現するならば「タイプA」的なおつきあい。
けれども私はAさんのことをパパとは呼びたくない。
複雑な女心でもある。
私はある目的のために現在、勉強もしている。
いただいたお手当はそのまま全額授業料に充てている。
そのことはAさんにもお伝えしている。
だからAさんは私が何を目指しているのかについても知っている。
Aさんと会話を楽しむ場所は、街中にある普通の喫茶店だ。
俗に言う、高級料理店ではない。
私はそのお店のメニューが好き。
Aさんから「食事ができるお店の方がいいでしょ?」と
声をかけていただいたが私はお断りした。
だから今ではお店の常連さんになりつつある。
Aさんは現役を引退され、今では息子さんに会社を継がせている。
Aさんはとても穏やかで私の話をよく聴いてくださる。
私はAさんの考え方や人となりが好き。
毎回Aさんの人生経験から学ぶこと、気づかされることが多い。
Aさんはよくご自身のプライベートに関する話をしてくださる。
私はお話を聞くたびによく質問をする。
Aさんはご自身の気持ちも含めて丁寧に答えてくださる。
「僕にここまで語らせることができるのは、 百合子さんぐらいかな。」
私は知的好奇心の赴くままに質問をしてお話を聴かせていただいているだけなのに、そんな風に言われると恥ずかしい…。
心にゆとりがある人に会うと、私の心は癒されるような気がする。
私の心はきっといつも何かに追われて焦って、バタついているのだろう…。
相手の心にふれることは自分の心を感じることなのかもしれない。
Aさんは私のことを異性として気に入ってくださっている。
私はそこに甘えさせていただいている…。
そしてお金をいただいている。
でもAさんとオトナの関係に発展することはない。
Aさんは私に対して下心をもっている。
男性なのだから当然だろう。
Aさんとお会いする時はお食事と会話。
喫茶店に現地集合し、時間がきたら現地解散。
私は最近、Aさんと会話するのが楽しみのひとつになりつつある。
自己満足ながらもAさんの心の一部分にふれているような気がするし、私の心の一部分にもふれられているような気がする。
Aさんは一方で、年下の女性とふたりでいることに照れくささを感じることもあるようだ。
「年の離れた美人さんと一緒にいたら…、周りにいる人たちから見たらどんな関係なのかと思うのかな(笑笑)。」
(女性として『美人』という言葉には弱い。事実は別として)
「お友達か、愛人か、それとも奥さんかな(笑笑)。」
私も笑いながら答える。
Aさんからお金をいただくことに気がひける時もある。
私のなかでくすぶっている罪悪感なのか…。
けれども「割り切ろうとする」気持ちの方が常に勝っている。
Aさんには年を重ねてくなかで身にしみて感じられる「寂しさ」や「喪失感」のような気持ちがあるようだ。
拭いきれない何かを抱えていて、少しでもその気持ちを埋めようとするためにAさんも私との時間を過ごされているのだろうか。
Aさん、いつも大切な時間をありがとう。