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イケメンパパとの残念な顔合わせ
今日は22時に銀座のバーに呼び出されている。
35歳の銀行員パパと顔合わせ。
私の写真はお送りしているけれど、顔のわかる写真はいただいてないので、気持ち悪い人だったらどうしよう?
おまけに顔合わせに指定された場所をぐるなびで下調べすると、なんとカウンターオンリーの小さなバー。
バーのマスターに会話も聞こえちゃうだろうしと思うと、ちょっと気まずい。
待ち合わせはバーで
銀座の高級ラウンジ街に潜むこじんまりとしたバーに入ると、店内は満席だった。
パパ活っぽいカップルはいない。
銀座ということもありみんな常連客のようで、バーのマスターと冗談を言い笑い合っていた。
なんでこのバーで顔合わせなんだろう。
銀行員パパは清潔感があり、スリムでなかなかのイケメン。
ホッとした。変な見た目の人じゃなくて良かった。
さわやかな笑顔で、「待っていたよ」と話しかけて来た。
どうやら会社の飲み会でだいぶ飲んでから来たらしい。
すでに酔っ払っていた。
顔もちょっと赤いし、終始笑顔だった。
多分明日になったら私の顔なんて覚えてないだろうくらい酔ってる。
それなのにまだウイスキー注文してる。
大体パパ活の顔合わせは、お互いの自己紹介とか、これからどんなお付き合いをしたいかとか、今までパパがいたかとか、交際条件を聞いてくる男性が多い。
だけど、このパパは違った。
銀行員パパは見た目がいいにもかかわらず、バツなしの独身だという。
会ってすぐ名刺をくれる油断っぷりなので本当なんじゃないかと思う。
しかし、日本にはエリートでイケメンで35歳が独身で転がっているのか?と、半信半疑の私。
なにかがおかしい
このパパ、これまでのパパたちとの顔合わせとは違った。
開始早々胡散臭さ満載。
終始さわやかな笑顔で、「あぁ?かわいいねぇ」「こんなにかわいい子と知り合えて嬉しいよ」とべた褒め。
ただ酔っ払ってるだけならいいんだけど、なんか怪しい。
私をラウンジ嬢と勘違いしているのかも。
そもそも会って1時間で口説いてくるなんて銀座の夜の世界では御法度だし、顔合わせに酔っ払ってくる時点でクソパパっぽい。
絶対なにか求めてくると察した。
うまく逃げなくちゃ
経験がある女性も多いと思うけど、プライバシーのないカウンターバーでずっと口説かれるのは辛い。
痺れを切らして「終電があるので、、」と言い訳して、帰ろうとする私。
「え?もう帰っちゃうの?」とかわいい顔をして粘るパパ。
「もう23時だし。終電ギリギリは危なっかしくて嫌なので。明日も平日だし、朝8時から仕事なので。」と帰りたいことを必死に必死に伝えるとお会計に。
銀座は西麻布六本木と違って、シンデレラタイムが当たり前。
男性もきれいに遊ぶし、ラウンジで働く女性も12時には帰る子が多い。
銀座で遊ぶ人は接待のサラリーマンも多いし、みんな終電で帰ろうとするからその流れで帰ろうとするのが自然。ありがたい。
「今度はホテルとかでゆっくりしたいな」と笑顔なイケメンパパ。
「ごめんなさいね。プロフィールにあるように、ごはんパパしか探してないんです。」
残念な顔合わせ結果
最初で最後のイケメンパパとのデートでした。
ランチデートだったら良かったのかも?
ブロックして連絡取ってません。
警戒心の強い有名人パパ
レナのお付き合いしているご飯パパには、特別に警戒心の強いパパが2人います。
1人はみんなが知ってるテレビ番組に出てる人。
もう1人は政界人。
2人共、家族がいて有名人で、地位・名声のある人だからもしレナとの写真が取られたら週刊文春に載るらしいよ。笑
新聞や週刊誌に載ってもレナにはモザイクが入るからレナに被害はないと思うけど、パパのために非常に非常に念入りに注意を払います。
現地集合、個室でのお話、現地解散
お食事は絶対個室。もしくは会員制のラウンジ。
そして現地集合・現地解散。
おさわりとかもないし下品なことも言わないのでレナにとってはチョー良パパ。
レナはパパ活してることを親友にさえ明かしてないし、パパたちの警戒心が強い=レナの彼氏や友達、知り合いにバレるリスクも減るのでありがたいと思っています。
こういうパパたちは絶対にガチ恋にならない。
あくまでレナとのご飯はお遊び。
銀座に飲みに行く感覚なんだと思う。
ただ、パパ活女子はプロじゃなくて素人。それだけは違う。
パパたちの正体
彼らは最初から身分を明かしたりしません。
実際にレナも、最初はパパの職業を知りませんでした。
弁護士だと言われていて、「あぁーだから忙しいんだなあ。仕事に波があるんだな」と思っていました。
でもレナがパパを信用して身元を明かしていくころにパパも本名を教えてくれて、その名前に聞き覚えがあったからググったらビンゴ。
すごい人でした。
その時にパパは「絶対誰にも言うなよ」とか、「秘密厳守だぞ」とかは言いませんでした。
ただ弱気に、「ハニートラップとかに引っかかってしまった知り合いもいる。レナちゃんがもし、話の内容を週刊誌に売ったりしていたら悲しいなあ。」とつぶやきました。
こんなこと言われて、レナは悪い子ちゃんになれませんよ。
良パパであることは間違えないしレナも秘密を守っていこうと思います。
みんなも賢くパパ活しようね。