2018年5月25日
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愛人契約をするまでのお話し

はじめまして。

既婚者であり子持ち、30代最後の年齢の蜃楼と申します。
夫婦仲も良く、家族仲も良いです。

セックスレスでもありませんし、結婚して14年目に突入しましたが、その間、私自身、浮気や不倫をしたこともありません。

主人と大喧嘩どころか喧嘩らしい喧嘩もしたこともありません。

共働き家庭ですが、主人や家族に対して不平不満があるわけでもありません。



ですが、今、私には愛人契約をしている男性がいます。

 

容姿端麗でもなく、年齢相応な体型。ましてやまだまだ子育て中。どこにでもいるような女性。
それが私です。

今回はそんな私が愛人契約に至るまでのお話しをさせていただこうと思います。
お付き合い頂ければ幸いです。
 

30代の終わりが来た!

だからといって、何も変わりません。

子どもの頃に思っていた30代や40代の女性ってもっと大人なイメージだったなぁ・・・と改めて思う日、それが誕生日!というくらい何も変わりません。

しかし、何か今まで経験したことのないことがしてみたい・・・!!

そんな考えがふと頭をよぎりました。
犯罪的なことや法に触れるようなことじゃない前提の未体験ゾーンがしたい。

そんなことを考えながらも日々過ごしていたある日、長男が私立の学校を受験したいと言い出しました。

それとなくですがアピールされていたこともあり貯金をしていたのですが、毎年100万近く払い続けていけるのか・・・。


一気に不安になりました。
 

私のシフト制のパート代だけでは、たいした戦力にならない。

かと言って、パートを変えるにも今の職場より条件のいいところが見当たらない。

正社員で探すとなると、さらに年齢的な意味でもスキル的な意味でも難しい。

パートの日数を増やすことは会社の現状無理でしたので他で収入を増やすしかない!と。

未体験の模索から、自由出勤が出来る職業の模索にシフトチェンジしていきました。
 

風俗店へ行ってみた!

在宅ワークや内職の求人を探してみたり、それこそ新聞配達の求人を探してみたり。

シフト制の職業のため、時間や曜日が固定された副業は厳しい。でも安定した給料ほしいなあ、と思いつつもネットをのぞいていると
時間の融通が利いて、なおかつ高時給のお仕事は出ていましたが、風俗関連が多い・・・。

風俗しかないのか・・・と思いながら、何気にとあるサイトを見てみたら

ヘルス、デリヘル、ソープ、イメクラ、キャバクラ、ピンサロ、性感などなど。


ごめんなさい。違いが全く分からなかったです・・・。
 

その後、自分なりに調べてそれなりに違いは分かったものの、はたして自分にそれが出来るのか。

その前に、この年齢で面接をしていただけるのか・・・!?
求人募集要項の年齢をかなりチェックしました(笑)

人妻枠ならイケる、のか?いや、でも容姿も体型も普通の私が行っても大丈夫なのか?いやいや、でも私って普通の部類に入ってるの?いや、でも・・・その繰り返し。

ただ、人間40年近くやってきていると図太くなるようで、悶々と悩んでいるくらいならば話しだけでも聞きに行ってみよう!

だけどせめても、と・・・女性スタッフのいる実技講習のない本番行為はご法度とされているデリヘルのお店へ行ってみることにしました。
問い合わせからの面接予約、手が震えていました。
 

面接当日、お迎えが所定の場所まで来てくださり事務所へ行くまでの間、運転手さんからいろいろなお話しを聞き、運転手さんに救われました。

女性スタッフと男性スタッフお二人での面接でした。

報酬の話になり、HPの記載とは違う点がいくつかあり、ここで運転手さんのおっしゃっていたことを思い出し、あえて突っ込んで聞きました。


『報酬と勤務時間や働き方だけは絶対に曲げてはいけない。絶対に引いたらあきませんよ!何も知らないあなたのような人は搾取される人になります。断言します。』
 

運転手さんに感謝しかありません!!

本当はそんなお店で働くことはないのかもしれませんが、このお店の報酬率は若干高めでしたので、そのまま体験入店をすることにしました。

ダメならダメで、どうしようか考えよう。

HPに顔を隠した写真とHNとプロフィールが記載されて10分後くらいに初めてのお仕事が入りました。

その後も予約が入り、その日は予約で埋まりました。

口頭でお仕事の流れを教えていただき、いざ出陣!!

ホテルまでの道中、またも運転手さんにレクチャーを受けるのでした。
 

愛人契約をしませんか?

結論から言いますと、そのお店には2週間の在席で体験入店含め4日間出勤しただけです。

1日約6時間、多い日は4人のかたとお会いしました。

4人お相手した時は休憩も移動の間だけ、お昼ご飯も取れないほど。


続けるのは無理すぎる・・・と車の中で思いました。
 

その4日間の出勤回数のうち、3回ご指名してくださった方が2名いらっしゃいました。

お一人目は体験入店の時にお会いしたSさん。

60代の細身の物腰の柔らかい紳士な方です。
初対面の時、非常に驚かれていらっしゃいました。

君はこんなところで何をしているの?とは、随分な言い方をされるなあ、と思ったのですがSさんの誘導が非常にお上手で全てではないですが、変に繕ったり誤魔化したりすることなく、経緯をお話ししてしまいました。

とても緊張していました。私。

お二人目は体験入店後の初出勤の日にお会いしたTさん。

50代前半のぽっちゃりされた方ですが、おっとりされている優しい方です。

やはり、Sさん同様、驚かれたのちに非常に心配されました。
経緯を聞かれ、Sさんにお話ししたことを簡潔にお話ししました。

私、見た目だけは清楚で真面目に見えるんです。

実際、結婚前も結婚後も浮気や不倫は一切したことありませんし、しようという考えもありませんでした。

ですから、余計に風俗で働いていることが不思議でアンバランスに映ったのかもしれません。
出勤最終日となった4日目、Sさんからご予約をいただき、まったり過ごしていると愛人契約のお話しと名刺をいただきました。

その名刺の裏には、お手当の金額が書き足されていました。

たぶん、凄い顔をしていたんじゃないかと思います。
ゆっくり考えて返事くれたらいいよ、と。

その後、次の予約が入っていたため、そのままSさんとはホテルでお別れをしました。

指定のホテルへ向かうと、Tさんが待っていました。

お顔を見た瞬間、ホッとしたことを覚えています。

そして、やはり最後のまったりしている時間に連絡先を書いたメモを渡されました。

だいたい週1でお昼を一緒に食べて、時間があればこうやって過ごしませんか?都度お手当を渡すから、と。
返事はいつでもいいから、プレッシャーに思わないでね。と最後まで優しかったです。


数日考え、お二人に愛人契約の申し出はあなただけではない、と伝えました。嘘も誤魔化しも良くないと思ったので。
 

それでもTさんは、私が出勤しなくても良くなるのであれば構わない、不特定多数を相手にしなくてもよくなるのであれば、と返事をくださいました。
Sさんとは、それきりになってしまいましたが・・・。

こうして私は未体験ゾーンである、愛人契約を経験していくことになったのです。
 



蜃楼

Writer: 
蜃楼とは蜃気楼のことです。

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