SNSで、ブランド物や高級ホテルに泊まったり宿泊したりした写真を投稿し、キラキラした生活を送る“港区女子”たち。一見、憧れの存在ですが、彼女たちは本当にセレブな生活を送っているのでしょうか。SNSにあふれる“キラキラ港区女子”の正体を、夜系に詳しいライターさんに聞いたのでお話したいと思います！

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■SNSにあふれる“キラキラ港区女子”の正体とは？

・「パパ活」や「頂き女子」のマニュアルを売る商材屋

“キラキラ港区女子”の正体その1は、「パパ活」や「頂き女子」のマニュアルを売る商材屋
です。

最近であれば「頂き女子りりちゃん」という名前でYouTube活動をしていた25歳の女性が、恋愛感情を利用して男性からおよそ2,700万円をだまし取ったとして逮捕されたニュースがありましたよね。

「頂き女子りりちゃん」は、恋愛経験の少ない男性から現金をだまし取る方法をマニュアル化し、電子販売で数万円で売っていました。実際にマニュアルを購入し、実践した女子大生が男性から1,000万円以上をだまし取り、「頂き女子りりちゃん」には詐欺ほう助の疑いも持たれています。

SNSに存在する“キラキラ港区女子”のなかには、風俗系スカウトマンに女性を斡旋する役割を持つ“斡旋女子”も多くいるようです。

彼女たちの手口は、“キラキラ生活”を投稿し、それに憧れを持つ女性からのコメントやDMに対し「よいパパを紹介してあげる」などと誘い、スカウトマンに紹介するというもの。

紹介すれば、彼女たちはフォロワーが増えたり、スカウトマンに1人紹介するごとにマージンを受け取れたりします。ちなみに載せている高級ブランドやホテルの写真は本物ですが、そのお金は彼女たちが風俗で稼いだものや、スカウトマンからもらった写真を載せています。

もし、スカウトマンに会わせてもらえたとしても地方への出稼ぎ風俗や海外の風俗案件を紹介されるケースがほとんどです。危険な目に遭うことは間違いありません。

SNSにあふれる“キラキラ港区女子”のなかには、違法援デリ業者も存在します。援デリ業者とは、援助交際やパパ活に見せかけて客をとるデリヘル業者のことです。主にマッチングアプリや出会い系サイトを使って男性客を募集していますが、風俗営業の許可を取得していないため違法行為となります。

彼らの主な手口は風俗系スカウトマン同様、“キラキラ生活”に憧れを持った女性からのコメントやDMに対し「よいパパを紹介してあげる」などと言い、援デリに勧誘するものです。

今年2月には、元「禁断ボーイズ」のモーリーら、男女5人が売春防止法違反の疑いで逮捕されました。モーリーは女性になりすまし、マッチングアプリで客を募り女性に売春をあっせんする役割を担っていたそうです。これも援デリ業者の一種といえるでしょう。

SNSにあふれる“キラキラ港区女子”の生活に憧れを持つ女性は少なくないと思います。しかし、彼女らの言葉を信じてしまい、誘われるがままに話に乗ってしまうと危険な犯罪に巻き込まれてしまうリスクも高いです。簡単に稼げるオイシイ話なんてありません。

もちろん、なかには本当にキラキラした生活を送っている人もいると思います。みなさんも本物と偽物を見分け、“自称キラキラ港区女子”にはだまされないようにしましょうね。