2018年10月10日
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年上?年下?どちらがお好き?

私の初めてのパパは、実は年下の男性だった。

5歳年下だが、彼の好みの年齢は幅が広かった。

パパと聞くと、たいてい年上の男性をイメ―ジするが、実際にはそれほど型にはまっていないなと思った。

さて、そんなパパとももう2年。

仲良しではあるが、正直これまでに多少のすれ違いや喧嘩も経験している。

会う回数が減れば、どうしたってテンションは下がるし、要らぬ心配や、やきもちをやいたりするものだ。

もう飽きられてしまったのかなとか、
仕事がうまくいっていないのかな
などと、ネガティブな感情ばかりが浮かんでくるものだ。

~視点を変えてみる~

自分だけが、そうやってウジウジと悩んでいるのも辛くなり、気分転換に他のサイトを覗いてみた。

サイトによっては、先に身分証明で実年齢を表示させるところもある。

こういうサイトは、少しオトナ年数が長めの女子にとっては
勇気のいる部分だ。
ただし、見方によっては実年齢をわかった上で連絡がくる。
だから余計な画策をせずに済む。
ストレスがひとつ減るという感じだろうか。

とあるサイトに試しに登録してみた。
そこは、年齢は自己申告でよいところ。
プロフィールを入力し、年齢は多少若めに設定した。

男性会員のログインが多いサイトだから
多少の連絡はくるだろうと思っていた。
ところが
待てど暮らせど連絡が来ない。
これは…
年齢をもっと若くしなくちゃダメかしらと思っていたら
来た。
メッセージが。
初めてのマルマル。初めてのメッセージ。
勇気があるねっ、この方は(笑)

ワクワクしてメールボックスを開けた。
どんな刺激的な挨拶があるのかしら…。


え?
ええ??

そこには決して公では書けないような文章が
ちんまりと並んでいた。
多少免疫ができているとはいえ
あからさまに、最初からストレートな物言いに…

見なかったことにして、そっと削除した。
なんだか清々しい気分になった。

翌日気分を新たに、自分からお相手のページを訪問することにした。
きっと何かを得られるはず。
そう信じて。

さて、何から探すかというとやはりそこは地元愛。
地元から攻めていこうではないか。

何人かのページに足跡をつけて
ふと、とある方のページに目が留まった。

~惹かれるキモチ~

彼は自分の写メを掲載していた。
もちろん、顔の一部ではあるが。
顔の画像を載せている人は少ないため、彼のページに目がとまった。
プロフィールを読む。

え?
えええ???

年上が好きだと?

この彼、年上が好きな年下の彼?(よく読まないと意味がわからなくなるよっ)

好みの年齢に幅をもたせている方は、わりと多い。
ただそのことが、全て真実かと言えばそんなことはない。
メール(SNS等含め)でのやりとりをした経験から言えば
本音を引き出すと、やはりあまりにも年上の女性には
二の足を踏んでしまうようだ。

私は試してみたくなった。
年上好きってことは、どこまでを年上というのか。
どう好きなのか。何が好きなのか。

こんなチャンス、逃してたまるか。
そう思い、できるだけ可愛く「はじめまして」の挨拶を送った。

すぐに連絡がきた。
彼のメッセージはとても優しく、頻回だった。
サイト内でのやりとりのあとは、カカオへ移行した。

カカオではずいぶん、甘々なやりとりをした。
サイト上では、丁寧語だったのに
カカオに来た途端、タメ口になった。

そのギャップも好ましく、実際に会いたくてたまらなくなった。
そう
私は年下の彼に、この時点で恋をしたようだ。

ここにきて、写メを交わし待ち合わせをした。
サイトの顔写真だけでは、リア充とはすこーし反対側にいるようなイメージだ。
ただ
カカオトークでは、とてもノリがよく
若さがはじけていた。

さて、実際に待ち合わせの日がやってきた。
そこにあらわれたのは、写真よりもずっとキレイな顔立ちの方。
テンションがあがりまくったのは、誰にも内緒(笑)
彼は
年上好きなのは、昔からと言う。
しかも、よく食べて健康的な女性がいい。
抱き心地のよさそうな女性であれば、スタイルは問わないとのこと。

衝撃を受けた。
これまで、世の中のすべての男性は
若く年下で、スレンダーな女性しか眼中にないと思っていた。
そんな思い込みを見事に覆してくれたのが
彼だ。

お酒も進み、自分のことをお互いに話した。
パパ活というワードを彼は知らなかったようだが
すぐに理解したようだ。

日常の小さなできごとを楽しげに話し
真っすぐにこちらを見る笑顔に
私は心をもってかれていた。

~その後~

この日初対面ではあったが
ふたりで手をつなぎ、お店を出た。
もっと仲良くしたいと思った。
彼も同じ気持ちだったようだ。
この先はご想像におまかせしたい(笑)

~あの日から~

その日、駅で別れたときの
バイバイと言いながらこちらに向けた笑顔を私はいまだに
忘れることができない。

なぜなら、これが最後の挨拶だったから。

帰宅途中、さっそくカカオでお礼を言った。
いつものノリのよい感じで彼も返してきた。

さて、翌日以降私たちは二度と連絡をとることはなかった。
そう、私はふられたのだ(笑)

翌朝、目が覚めたとき私の鼻腔にはまだ彼のニオイが残っていた。
懐かしいような、甘酸っぱい香りに
朝のひと時酔いしれた。

翌日は仕事が休みと言っていたため
この朝私は、今日はお休みだよね?とメッセージした。
彼の返信は「今連絡きて、ちょっと出てる」というもの。
これで察した。
そう、他にもっとよい女性があらわれたのだ。

これが私たちの暗黙のルール。
深追いしない。
キモチを切り替える。

そしてまた新たな出会いを探して
日々ジブンを磨くのだ。

Writer: 
samami(さまみ)と申します。 寒い地域に住んでおり、いつも人の温もりを求める寂しがりや。 パパ活歴は浅め。でも知らない世界に飛び込んだ経験は MY人生の彩り。

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