2018年5月21日
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君にぴったりのワイン

こんにちは、夏雪です。

私、もっぱら普段はビールが好きで、

(特にキンキンに冷えたAsahiなんかたまりません!)

乙女ながら、部屋でお風呂上がりに1人で缶ビールをプシュ~とやったりしちゃうのですが、今日は、ワインの話をしたいと思います。
 

フランスのフルボディーで前回飲んだやつを

ワインと言えば、デートのお食事には欠かせないドリンクですよね。

特にホテルなんかでのお食事が多いと思うので、女の子でもワインの飲み方や知識なんかがちょっとでもあれば安心です。

というのも、

デートの場において、高級なホテルでお食事をするものの、一体どれほどの人がワインについての知識を持っているのか、たまに疑問に思うんです。

私、実は、フレンチレストランでのサービス経験があって、実はワインの知識がそこそこあるんです。

でね、

デートをする殿方の中でも、ワイン素人からワイン馬鹿まで、やっぱり色々な方がいらっしゃり、

例えば、

このワインはいいワインだ

香りがいい

くらいのコメントしかしないような方は、

きっとあまりワインの知識はなく、たまにワインを楽しんでいるタイプだと思うんです。

 

なんの品種が好き?

ドライか甘めかどっちが好き?

って聞いてくれる方は、

普段からワインを飲むんだな~っていう印象。

赤ワインで メルロ が好きって言ってくれる方は、私もメルロが好きなので、盛り上がります。

 

フランスのフルボディーで前回飲んだやつを

なんていうタイプは、きっとワイン通ですよね。

間違いなくお食事にあった美味しいワインがやってきます。

 

このワイン、俺すごく好きなんだけど、フランス産の希少種で、1990年のなんとかかんとかで、なんとかかんとか…

と、ひたすらワインのウンチクを話されると、

もう、うんうん、そうなんだね、と私は黙って静かに話を聞いています。
 

 

そんな中!

ある日のデートで出会った男性は、私に抜群に魅力的なワインを選んでくれたんです。

デートの待ち合わせ場所で、はじめまして、の挨拶を交わした後、ホテルの展望レストランへ行きました。

夜景が最高に綺麗で、東京タワーがバッチリ見えます。

ちょっと薄暗い店内の壁にある、センスのいいワインシェルターには、ワインがずらり。

どのテーブルでもみんなワインを楽しんでいるようなレストランでした。

 

1杯目は、シャンパンをグラスで楽しみました。

夏雪ちゃんって、いくつなの?

24です

そうなんだ、年の割にしっかりして見えるね。


24っていうことは、1994年生まれだね。俺と…22違うってことかぁ。

 

なんて、ありきたりな話をしながら、おさかな料理が運ばれてくると、

次は、フランスのシラーズのボトル。


シラーズって、結構スパイスがいいたようなドライな味だから、こういう魚料理にも合うんだよ
 

なんて言いながら、真鯛のポワレと共に美味しくいただきました。
 

お魚のお皿が下がると、


ごめん、ちょっとトイレ行ってくる
 

とその男性は立ち上がり、入口の方へ歩いて行きました。

酔ったようには見えないけど、大丈夫かな?なんて考えていたら、あっという間に男性は戻ってきて、

そのままタイミングよく、メインのステーキが運ばれてきました。
 

二人ともメルロが好きという共通点

同時に、赤ワインのボトルもご到着。

きっと、トイレに行った時にでも頼んだのだろう。


嬉しいことに私の大好きなメルロでした。
 


俺、このメルロ好きなんだよね。一緒に飲もう。
 

とそこから、二人ともメルロが好きという共通点で、ワインの話に花が咲きます。

ボトルのラベルを見たり、読んだりしていると、彼が言ったのです。


俺、君にぴったりのワインを選んだんだよ。
 

そして、男性が私にボトルのラベルを見せると、そこには1994と書いてあるではないか。


夏雪ちゃんと同じ誕生日だね。
 

本当だ!

でも、「君にぴったりのワイン」という響き…

嬉しいような、クサいような、なんなんだ、このもどかしい感じは。


きっと今日、夏雪ちゃんに出会えた奇跡だね。
 

んんんん~~~

なんと歯がゆいセリフ…

1994年のメルロ、魅力的すぎるにも関わらず、

ものすごく喉が痒くて、もどかしい…


夏雪ちゃんのように上品な甘さだよ。
 

う~ん

エッチはお食事後だから、もうちょっと待って~

 

きっとこの男性とは、デートの前に、こうしてメルロを飲み続けるんだろうなと確信しました。
 

あの1994年のワインは、一体…

お食事が終わると、そのままお部屋へ行き、夜景を全開にしたままベッド・イン。

2人してすっかりお酒がまわり、火照った体のまま楽しくデートを終えました。

 

そして、帰りのタクシーの中。

私はひたすら考えたのです。

あの1994年のワインは、一体、

彼がわざわざその年代のものを探すように指定して持ってきてくれたのか、

それとも、たまたま持ってきたワインが1994年ものだったのか

あの時、メルロの話で盛り上がらず、ラベルを見ることがなかったら、

1994年のワインの正体は気づかれなかったままっだったのではないだろうか。

 

ともあれ、楽しいデートだったので、全てよし。

みなさんもワインを飲む機会が増えると思うので、

ワインのことをちょっと勉強しておくのがオススメです。

 

でも、いくら知識をつけても、むやみやたらに自慢げにウンチクを語らないこと。

それじゃぁ、可愛げがなくなっちゃうので要注意です。

 

以上、君にぴったりのワインの話でした。



夏雪

Writer: 
こんにちは、夏雪です。「夏に降る雪」って、なんだか強くて、儚くて、幻想的で、アウトローなイメージ…私のような20代の女性って、そういうイキモノだと思うんです。そんな夏雪が書くせきららな投稿を、楽しみに読んでくれたら嬉しいです。ちなみに、私の大好きな言葉は「秘密は女を綺麗にする」。ちょっとドキッてしちゃったでしょ?*

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