部活日誌~ある日の会話から、徒然と

「愛情と嫉妬は、正比例するんやで」

交際デート、ある日の会話

目の前でハラミを焼きながら、そう語り出すA氏。
初めて会った時は、かなりお洒落も頑張っていたように見えたけれど、何度か逢瀬を重ねているうちに、お互い自然体に近付いてきている。

Magnoliaの苦手な高いヒールも、いまや靴箱の奥に収まっている。メイクもほぼすっぴんに近い。

「ストーカーなんか、その典型や」

Magnoliaは、しばらく考えてから答える。

「でも、嫉妬しない人も居るでしょう?私は、愛する人にも、嫉妬しないですよ」

「悟りの境地やな(笑)。男はなかなか、そこまで達観できんのやで。女は強いわ」

「Aさんは、私に男の影があれば、嫉妬します?」

「当たり前やん。No.1とは贅沢言わん!せめてNo.2、No.3には入りたいわ!」

思わず吹き出すMagnolia。

「ないですよ!そんな何人も相手してたら、身体がもたないです(笑)」

じと~~っと疑いの眼差しを向けるA氏。けど、Magnoliaの言ってることは真実だから、目線をしっかり受け止める。

嵐寛寿郎の逸話(知らんやろうなぁ・笑)

「…知ってるか?嵐寛寿郎」

「知ってますよ、アラカンでしょ?鞍馬天狗、白黒の古い映画観ましたよ」

「よう知ってるな!さすがやな。アラカンはな、妾が9人おったらしい」

「さすがですね。でも当時はお妾さんなんて珍しくないでしょう?」

「9人もいて、死に際を看取った妾は一人もおらんかったらしい」

「あら、それは淋しいですね…」

「金の切れ目が縁の切れ目ってことやな。女のほうも、どうせ私は9人のうちの1人やし…くらいにも思ってたかもしれん」

「Aさんは、大丈夫ですよ。死ぬ間際まで、きっと奥さまが手を握ってくれてるんと違います?(笑)」

「アホゥ、なわけあらへん。俺は世話んなった人に順番に挨拶できたら、それでええねん。そやなぁ、若い愛人に遺産でもポンと残すか(笑)?」

「争いの元ですよ(苦笑)親としては、お子さんに残すのが一番でしょう?」

「子どもはええねん。遺す気あらへん。子どもには、生きる術を教えてきたから、それでええねん」

「たしかに、お金以上に大事なことですね」

「そやろ?(笑)だからな、自分の金は自分の好きに使う」

A氏の人柄

Magnoliaが交際しているA氏は、とても人懐こく、情の厚い男性だ。年齢は60代。
経営されているいくつかの会社も、よくよく聞いてみると、理念はA氏そのもの、といった感じである。

ただのひとり勝ちではなく、地域や働きたいと望む人たちと、どうやってマッチングさせていくか?学びたいと望む若い人をどう育てていくか?
A氏は熱く語るのだが、最近の若い世代とのギャップに悩んでいることも漏らしている。

若い世代に触れること

「せっかくクラブに登録されてるんですから、新しい女の子もオファーしてくださいね。私だって、いつ消えるか分かりませんよ(笑)」

「もっと金払いええパパができたら、バイバイか(笑)?まぁそれは冗談やけど、若い人の話を聞くのは大事やと思ってる。理解できんくても、知っとかなあかんしな。Magnoliaの前にも何人か会ったことあるけど。全然話し合わへんし、交通費だけ渡して、帰ってもらったこともあるわ。肉体関係持っても、口では気持ちイイ、言うんやけど、そんなん分かるんや。カネ貰ったら、とっとと帰りたいって思うてる」

「若い女性を擁護するわけじゃないですけど…しかたないですよ。初対面やし、そんなにSEXの場数も踏んでないやろうし、まず気持ち良いところまでいけるかと言えば、疑問ですよ」

「そやなぁ。前に看護師やいう女の子に会ってんけど。月給聞いてビックリしたわ」

「意外と低いでしょ」

「そやねん。夜勤もこなして、その月給かぁ、そら、こんなクラブに登録するわな」

世代間のズレ、価値観のズレ

A氏は全てを話すわけじゃないけれど、言いたいことはなんとなく分かる。A氏としては、お金以上のものを与えたいと思っているし、自分もまた、若い感性に触れたいと考えているのであろう。でも、若い人たちが、その価値を理解するには、幼過ぎるケースが増えている。

幼い価値観

若いうちに、色々なことに興味を持って頭を突っ込んでみる。失敗もあり、恥ずかしい経験もするだろう。
だからこそ、そこで得られるものは、生涯の宝になる。けれど幼いがゆえに、まず興味を持って歩み寄ろうとしない。

例えば20代の女性から見て。60代と言えば、年寄りでしかない。しかも、核家族化の進んだ現代、幅広い年齢層と交流することも少なくなってきている。
だから彼女らにとっては、得体が知れない、というのが正直な感想だと思う。ただお手当が発生する、そこにしか、価値は見出せないのだ。

苦労は買ってでもしろ

Magnoliaよりも20年以上の経験値。A氏の若い頃の苦労話や、あらゆる仕事にチャレンジしてきた経緯、どれもこれもが、面白い。

ネット上の真偽のほども分からないネタよりも、はるかに面白いのは、それが人の口から発せられる真実の経験だからだ。
説教くさい言葉で言ってしまえば「若い時の苦労は買ってでもしろ」というヤツである。

交際は非効率

わざわざ苦労をするなんて、非効率だ。スマートじゃない。そんな人が多いのではないかと思う。
Magnoliaからすれば、交際自体、非効率だ。

全然効率的じゃないし、苦労しっぱなしだ。だけど面白いし、得るものがある。失うものもある。
交際が上手くいかない、と嘆く人は、交際で手っ取り早くカネを得られると勘違いしている人だと思う。

男も同様。交際で手っ取り早くセフレを見つけられると勘違いしている人がいる。

そんな考えかたは、さっさと改めたほうがいい。

映画「火花」にみる生き様

この焼肉屋に入る前に、MagnoliaとA氏は、映画を観ていた。映画は「火花」、芸人・又吉直樹が芥川賞作家となった作品である。
このなかに出てくる、微妙な師弟関係を結んだ二人の芸人の、人生における火花のような一瞬の輝き。

貧しくて、なにもなく、挫折の毎日だけど、人を笑わせることに真っ直ぐで、迷いがない。

スカジャンを着た桐谷健太の後ろ姿が沁み入る映画であった。Magnoliaの大切な人にも、どこか似ていて、胸が締め付けられる想いがした。

Magnoliaは、男の、そんな不器用な生き様に、泣きたくなるけれど、これが母性というのか?抱きしめたくなる。
不器用で見すぼらしくて、金がなくて、寂しくて。女にはなかなかできない、生きかた。

男は大変だな、と思い、女で良かった、とも思う。
でも、同じような境遇を経験してきた男性ならば、また男に生まれたい、と思うのかもしれない。

分かり合えない、男と女

男と女は、一生分かり合えないとMagnoliaは思っている。だからこそ、互いに惹かれるのだろう。
身体を重ねた時に、A氏が言った。

「Magnoliaの身体は、なんか、丸いというか、安定してるというか…男が安心して入り込めるんや」

「…昔、骨盤矯正している先生に、言われたことありますよ。貴女の骨盤は、男性を包み込む骨盤だって。中には、男性をはじく骨盤もあるらしいですよ。骨盤の形や傾き加減の問題なんでしょうが」

「分かるわ。そやねん。挿入してても、受け入れられてへん、そんな感じする女性もおるわ」

ほんとの勝ち組

A氏も、映画を見て、自分の若い頃…食うに食えない、貧しい時代を思い出した、と言っていた。でも、当時の様子を語るA氏は、楽しそうで少年のような可愛らしさがある。

それがまた、A氏の魅力でもある。

昔の苦労話を、笑って話せる人こそが、勝ち組だと、Magnoliaは思っている。

Magnolia
Writer: 
マグノリア、日本名では木蓮のことです。

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