恋愛ワクチン 第九話「頬を叩かれたい女の子」

恋愛ワクチン

恋やセックスの欲求は時として病気のように人生を破壊します。これを予防するのが恋愛ワクチン。
入会費とセッティング料を払えば、誰もが接種でき、安全に疑似恋愛を体験できます。
 

マックさん初体験

その女の子は巨乳だ。

乳首周りにはいつも歯型がついている。

定期のおじさんが付けるらしい。

「痛くないの?」

「うん、そんなには痛くない」

先日会った時には、首に縄のあとがくっきりと付いていた。

「うわっ、そのおじさんやり過ぎじゃない?」

「ううん、これは別の人」
 
彼女は、頬を叩かれるのが好きだ。

叩いていいよ、と言う。

マックさん、これまでの人生で他人の頬を叩いたことなど無い。子供のころから温厚な性格で、けんかなどしたことが無い。
思い切って叩いてみた。

「ああっ」

せつなそうに彼女は声を上げる。

「ごめん、痛かった?」

「ううん」

マックさん初体験。人の頬叩くのって意外と気持ちいいかも・・

もちろん相手が望んでいるからだけど。マックさん、自分は頬叩かれるなんて絶対に嫌だ。己の欲せざるところを人に施すなかれ。
 

まさか娘がレズビアンの餌食になってるなんて

彼女は女子高育ち。バスケが有名な学校で、小柄な彼女は、学校帰りに、いつも校門でバスケ部の先輩に待ち伏せされていたそうだ。

先輩、そのまま彼女をお持ち帰り。自宅に行くこともあれば、ラブホに連れ込まれることもあった。

ラブホに女子高生二人で行くんだ・・

自宅ではお泊りさせられることもあって、そういう時は、先輩が彼女のお母さんに電話した。

お母さん、まさか娘がレズビアンの餌食になってるなんて想像もしなかったでしょう。
 
小柄で巨乳で叩かれるのが好きな彼女と関わったひとは、男も女も彼女をペットにしたがる。

しかし、彼女は束縛されるのが大嫌い。卒業でようやく先輩から逃れられたが、その後出来た彼氏も皆、彼女を自分だけのペットにしたがる。だからいつも彼女から別れる。

野生の小動物、野原で自由に生きるリス、彼女を例えるならそんな生き物でしょうか。
 

セックスしてないと駄目なの

「いま何人パパがいるの?」

彼女は指を折って数える。

「ツイッターの人や、前のバイト先の人とか合わせると5,6人かなあ。今日もお昼があったし、明日も昼夜埋まってる」

「すごいな、お金貯めてるの?」

「それもあるけど、バイト先の先輩なんかは、面倒見てくれたご恩返しでしてるから、お金貰ってない」

「なんでそんなに予定詰め込むの?」



「・・・」


 

「セックスが好き?」

「ていうか、してないと駄目なの」

「どういうこと?」

「最近別れた彼氏が、DVで。グーで殴ってくるから本気で痛いの。痛いのはいいんだけど、束縛するから解放されたい。だけど、御免御免って、後で土下座して謝るんですよ。君無しじゃ駄目だって言って。」



「・・・」


 

「最悪なのは、彼、大学の同級生なの。だから別れたあとも毎日会うし、メールもたくさん来る。なんだか、私、引き戻されそうな気がして。だから、毎日男の人に会う予定入れておかないと、私、駄目なの」

女の子って、本当にいろんな事情がある。

大変だろうけど頑張ってね。(続く)



マック

※「恋愛ワクチン」に登場する女の子は、マックさんが実際にデートした複数の相手とのエピソードから再構成しています。まったく一致する女性会員は存在しません。またデリケートな話においては、重要な個所を変更しています。

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