交際クラブの昔を偲んでみる

デビューから18年

私は今年で交際クラブのデビューから18年となりました。

帰国子女で海外生活が長く、日本に帰国することになったのはいいものの、
初の東京暮らしで友人もまだ少なく、手っ取り早くまずはカジュアルな疑似恋愛でもと考えたときに、
掛け出しのインターネット時代のネットサーフィンの検索から、「デートクラブ・交際クラブ」というものに行き着いたのが始まりでした。

当時から今にも運営が続いている老舗クラブもありますが、20年近く経営が続いているクラブは少数派のようですね。 

当時は今より更に、大々的に看板を掲げておらず口コミや既存メンバーの紹介のみで入れるクラブなどが主流だった気がします。 
当時は今より価格差・サービスのクオリティの差もクラブごとに大変大きいものがありました。
 

紹介手数料150万円。

私が知る限りで一番の高級店だったA店。

このA店はどこかのプロダクションと提携していて、割と売れている芸能関係の女性なども普通にメンバーとして登録されていたと思います。

でも世間では昔は、いわゆる

「交際クラブ=芸能関係の女性と会える」

こういうイメージが先行していたのではないでしょうかね。

最も高額な紹介手数料(セッティング料)150万円だったと思います(笑)

テレビで見たことある芸能関係の女性が登場したりしたものです。

さらに登録には、遊べる経済力の担保の一つとして、いわゆる外資系大手クレジットカードのブラックカード保持を最上級会員の登録条件としていたユニークな事象もあったりしました(笑)

会員数は男性200名くらいだったと記憶しています(ステータスごとに4階層あります、最上級ステータス会員は20名くらいだったかな)  

それに比べて女性会員は1300名くらいで、クラブが常時コンタクト取れるのが700名くらい。600名くらいが幽霊会員みたいな。

比率は今の時期よりも、やはり開いていたのでしょう。

男性も実際に稼働しているのは50~60名と聞いたこともあります。

最上級と上から2番目のステータスの男性会員に、優先オファーのアドバンテージ(女性登録から2週間は上級会員のみオファーできる)が与えられたりしていました。

モデルさん、アナウンサー、芸能関係など特別な女性会員は、最上級の男性会員20名前後しかオファーはできず、さらに当然ファイルやWEBなどにその資料はなく、上得意さんにクラブから直接水面下打診が行われる形でした。
 

昔の交際クラブの最大の特徴

昔の交際クラブの大きな特徴は、

①交際にあたってのお手当の具体的相場をクラブがアドバイスを与えていたこと

②女性会員の腹が括れていた。つまり交際クラブに登録したからには建前上は自由交際であったとしても、本音は拒否権はない。つまりお手当の金額をほぼ確実に入手できる引き換えに男女の深いお付き合いを回避できない。

この2つが特長であったと思います。

この①を順守し過ぎたために当局の介入を受け、潰れては身売りは名称変更などで形を変えるクラブが多かったものですから、慣れてない男性にとっては優良店を見つけるのも難しかったと思います(笑)

少し脱線しましたが、特に②が現代とは一番カルチャーが違うところでしょうね。

この交際に対しての覚悟が良くも悪くも固まった女性会員が多かったことから、極端に言えば、お金さえ投資すれば男性は

・清潔感が無かろうが
・外見が悪かろうが
・性格が悪かろうが

初回はお付き合いができたわけです。風俗と差が小さかったといっても過言ではないでしょう。
 

交際クラブと出会い系サイトのハイブリット

ただ昔は交際クラブは繰り返しですが、男女ともに敷居が高い大人の空間というブランドイメージが先行していたため、

女性と深い関係だけを持つことを目的とするならば、現代よりハードルが低いのにも関わらず、

もっとジェントルマンでハイエンドな男性が多かった気がします。ここが面白いところですね。

それが起因してかクレームなども現在よりは少なかったのではないでしょうか。

女性会員も登録はしても70%の女性は1度もオファーを貰えないまま退会や幽霊会員になるのが現実です。

そのためオファーを貰えただけで光栄!という印象も持っていたのかもしれません。
クラブサイドの躾や教育も今より徹底していたはずです。良し悪しは別にして(笑)

そんな中で高額な登録料(入会料)やセッティング料を横目に見て、もっとカジュアルな交際クラブを作れば儲かりそう!と考えた運営会社が現れ始め、2001年くらいでしょうか。 

登録入会料5万円 セッティング料は女性に関係なく一律20000円!みたいな大衆向けのクラブが登場し始め成長を遂げました。

女性会員は、お手当付の深い男女交際から、彼氏結婚相手前提のお手当不要の真剣交際 など希望する4つの交際内容にチェックを入れるシステムです。

逆に交際クラブと出会い系サイトのハイブリットのような感じです。
 

トレンドが大きく変わる可能性

女性会員のニーズが多様化しているためクラブサイドも細かく会員の特性を把握できておらずミスマッチのセッティングによる混乱なども生じたのが、

この頃だと思いますが、キャバクラやテレクラ、出会い系サイトなどから流れてきた若い遊び慣れた男性も流入してきたため、競争が激化しました。

この競争についていけず引退した今でいう団塊の世代の殿方の方もいらっしゃると思います(笑)

この時期から本格活動している男性は鍛えられている猛者が多いです。

女性会員のニーズが曖昧であっても自在戦で駆け引きが上手く、主導権を握って交際を組み立てる錬度が高い方が多い気がします。

こうして、交際クラブは 

黎明期:高級店メイン 
成長期:大衆店の登場 
停滞期:当局介入とマーケティングの混乱による停滞

と10年くらいでトレンドが変化してきたようです。

そこにきてWEBが急速に発展し、動画のクオリティやセッティングのシステム化が向上したことによる環境変化もあり、ユニバースさんのような全国展開の大手が登場し、また新しい時代を迎えたのでしょう。

若い世代はネットリテラシーが高く、コミュニケーションスキルも変化しているためWEBが主戦場になりつつありますね。

そのため交際クラブの背後には、出会い系サイトをシステム的に発展させた「交際クラブ系のメディアサイト」が登場しつつあるようです。

これによりまたトレンドが大きく変わる可能性もあると思います。

インターネットメディアで仕組みを構築できれば低コスト化が実現できるので、
高いセッティング料をクラブ側が男性に求めるためには、今までと違う顧客ニーズへ応えないといけないでしょうからね。

一層WEB化が進むのか、あるいはそこの隙間を縫う形で、男女への仲介で痒いところへ手の届くサービスを提供できる(コンシェルジュのような)クラブが台頭するか。

いずれにしても2極化が進んでいくのではないかと18年眺めている1男性会員としては昔を偲び、今を思うところです。(笑)
 


茶飯王

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